少女☆歌劇レビュースタァライト 君とキラめくために 作:レリ
イェアアアアアアアアアアア!!!!
夏休みスペシャルだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
皆様、暑い日が続きますね。熱中症にお気をつけください。レリです。
はい、というわけで、今回は夏休みスペシャル回です。前々回の投稿でリクエストが届いたのでそのリクエスト回でもあります。リクエストされた方はその描写はわかりますね。他の方はどこがその描写なのかを考えながらお読みください。そして、毎回そうですがセリフじゃない文字は作者目線というかそんな目線で見るとおもしろいかもしれません。それと、今回はちょっとやってしまったかな?と思っています。最後あたりにある五人のキャラが出ます。先に言ってしまいます。その五人は全員浴衣姿です。浴衣のデザインと髪型は皆様のご想像でお楽しみいただけたら幸いです。
それでは、どうぞ。
聖翔音楽学園の第百回聖翔祭が終了して数日。零たちは休日を過ごしていた。
「レ~イちゃん!」
「っと、なんだ?華恋」
寮の廊下を歩いていると後ろから抱きつくようにきた華恋。不意だったので少し前につんのめる零。
「何をしているの……?華恋……」
「なにって、抱きつき?」
「へぇ~……」
「華恋とりあえず離れろ。ひかりの目のハイライトが消えてるから!」
「は~い……」
名残惜しそうに離れる華恋。離れたのを確認すると目の光が戻ったひかり。ひとまずほっとしたのを気づかれないようにする零。聖翔祭が終わってからいや、正確には聖翔祭の後ではなくオーディションが終わってからだ。華恋とひかりがよく抱きついてきたり、腕に抱きついて一緒に歩いたりとかが多くなってきている。どちらかがその行為をやってくると必ず目のハイライトが消えて見つめてくる。
(ハイライトがない状態で見つめられるとちょっと怖いからな。やめてほしいものだがこの二人は争っているから無理だろうな)
その争いとは零がどちらを選ぶか勝負というものだろう。零はその争いの内容は知っていて黙っているが二人はその事を知らない。
「で、なにか用があって来たんだろ?なんだ?」
「えっとねぇ、これ!」
「なんだ?それ」
「チラシ」
「そりゃ見たらわかるわ!!その書かれていることだよ!!えっと、夏祭り?」
「そう!これ一緒に行かない?」
「日にちは今日で場所は結構近いんだな。いいよ、行くか」
「やったね!ひかりちゃん!」
「うん!」
「じゃあ、レイちゃん!私たち浴衣に着替えてくるから寮の入り口に待ち合わせね!」
「あぁ、わかった」
「零も浴衣に着替えてね」
「え……俺浴衣持ってないんだけど」
「大丈夫!私とひかりちゃんの二人でレイちゃんに似合う浴衣を選んで買ってきたから!浴衣は部屋にあるから!」
「勝手に部屋入ったんか、こら」
「じゃあ、入り口でね!行こ、ひかりちゃん!」
「聞けや、おい……行っちまった。まあ、いいや。二人が選んでくれたのか。どんなのかな?」
少し楽しみにしながら自室に向かったのだった。そして部屋に着き、見てみるとハンガーに浴衣が掛かってある。
「黒を基調にしてる浴衣か。悪くないな」
その浴衣は黒を基調にされてる浴衣だった。柄は薄い灰色のような線が縦じまに入っているものだ。
「よくこんなの見つけたな。さっさと着替えていくか」
浴衣に着替え、玄関に向かう。ちゃんと財布も持ち、夜天の剣と紅華の剣を布で包み背中にかつぐ。いらないだろうと思われるだろうがこれは零にとって大事な事だ。なぜなら先日、父親の一哉から連絡があり、この近所に不穏な動きがあると言われたからだ。華恋とひかりに被害がこないようにこの二本で守らなければならない。
(何もおきなければそれでいいんだがな)
玄関に着き、二人を待つ。するとすぐに浴衣姿の二人が来る。
「お待たせ!レイちゃん!」
「お待たせ」
「おう。浴衣、似合ってるぞ」
「えへへ、ありがとう!レイちゃんの浴衣も似合ってるよ!選んだかいがあったね!」
「うん」
華恋は赤を基調としている浴衣、ひかりは青を基調としている浴衣だ。華恋は珍しくサイドテールにしている。ひかりはいつもと変わらない髪型だ。
「それじゃあ、レッツゴー!!」
「「お~」」
「もっと気合い入れてよ~!」
「ただ夏祭りに行くのに何の気合いがいる」
「そうだけど~!」
そう言いながら夏祭り会場に向かった三人だった。
夏祭り会場に着き、出店をまわっている三人。すると、華恋がある出店を見つけた。
「レイちゃん!あれやろう!」
「ん?……げっ」
「え?」
「射的、だね。零はなんでそんな声出したの?」
「いや、実は俺、射撃とか苦手なんだよな」
「え、そうなの?」
「意外」
「苦手だから剣を使ってるんだがな」
「あ、そういうことだったんだね」
「じゃあ、やろう」
「人の話聞いてたか?苦手だって言っただろ」
「やるかやらないかは言ってない」
「そりゃ言ってないけどさ。だが、今の話ではやらないというのになるだろ」
「それは屁理屈」
「屁理屈じゃないと思うんですが…」
「ほら、やるよ!レイちゃん!」
「わかったから引っ張るな!」
そうして射的をするはめになった零。
「おじさん!三人お願いします!」
「あいよ。なんだ嬢ちゃんたち、二人で一人の男と回ってるのか。羨ましいね~」
「えへへ~」
「うん」
「まあ、幼馴染なもんでね。付き合うとまではまだいってないんですが」
「なんだ、そこまでいってないのか。嬢ちゃんたち、早めにやらないと他のやつに取られちまうぞ」
「がんばります!」
「急がないと」
「おう、頑張れよ」
「それはまた後でな。おっちゃん、どの銃を使えばいいの」
「お、そうだったな。どれでも好きなの使いな。色が違うだけだけどな」
出店の男性の言う通り、どれも色が違う。白に青いラインが入っている銃と白に赤いラインが入っている銃と白に黒いラインが入っている銃の計三丁が置いてある。
「なんか、それぞれの色に合ってない?」
「奇遇だな。俺も思った」
「私も」
そう言い、それぞれ銃を手に取る。零は黒の銃で華恋は赤の銃でひかりは青の銃だ。
「お、決まったんだな。一回でコルクの弾は五発な。どれも好きなのを狙って落としたら獲得だ」
「ありきたりなルールでありがとう」
「それしかねぇだろ。んじゃ始めな」
「はい!」
華恋は元気のいい返事で銃を構える。
「うまくできればいいが…」
零は少し心配そうに銃を構える。
「行くよ、白銀(しろがね)」
………………!?!?
「ひかり、名前つけたのか」
「この名前がしっくりくるから」
そりゃ、まあ、うん………………。なんて言うか、その…………。
「俺はあれを狙うわ」
「あれ?あぁ、あのキーホルダー?」
「そう。あのキーホルダー、あいつらに似ているからな」
「確かに」
零が狙おうとしているキーホルダーが二本の剣をクロスさせたものなのだ。そして、剣のデザインは全く一緒というわけではないが、色が黒に赤なのだ。どうしても夜天の剣と紅華の剣に見えてしまうのだ。
「お、兄ちゃんいい物を目につけたな。あれはここいらではあまり手に入らない物なんだよ。ペンダントにもできるしネックレスにもできる代物だ」
「そんないいやつ狙っていいのか?」
「構わねぇよ。俺が持っていてもあまり似合わないからな。兄ちゃんのような奴が持っている方がこいつも喜ぶぜ。さあ、狙いな」
「んじゃ、遠慮なく!」
「じゃあ、私はあの王冠のストラップ!」
「私はあの星のストラップ」
「二人らしいものを狙うな。お互い頑張ろうか」
「「うん!」」
それから、華恋とひかりは三発で景品を取り、零に至っては……。
「兄ちゃん、もしかして射的苦手か?かすりはしているんだが」
「これで取ってやりますよ」
これで取ると言ってはいるが、もう七発目を撃ったところである。銃の構えは素晴らしいがいかんせん、命中率が悪い。
「ねぇ、ひかりちゃん」
「うん。まさかここまでなんてね」
「まだ私たちのほうが上手い気がするね」
「だから言ったろ!苦手だって!」
その後、十発目でなんとか獲得した零であった。
「はあ、疲れた」
「射的でそんなに体力使うかな?」
「精神的な問題だ。まさか苦手な射撃をやらされるとは」
「零の意外な一面の発見」
「んな一面知ったところで何があるんだよ」
「今後に役にたつ」
「さいですか」
その『今後』という言葉が気になるが聞いたらいけないと瞬時に思ったので口には出さない零である。
「ねぇ、レイちゃん。夏祭りにそれ必要かな」
忘れているかもしれないのでもう一度言おう。零は浴衣で夜天の剣と紅華の剣を持ち歩いているのだ。
「その気持ちはわからなくもない。だが、俺がこいつらを手放すのは死ぬ時だと思ってる。だからいつも一緒じゃないとな。主な理由は親父か総理に怒られるから」
「最後のが本音だよね」
「そうだよ」
「だけど目立ってるからそのうち警備員とかに話しかけられるかもね」
「それはない」
「なんで断言できるの?」
「何人かの警官に目をつけられたが俺のことを知っているらしく、すぐに理解したようだ。小さく敬礼してたし」
「それだとやっぱり……」
「あぁ、親父でだろうな」
「改めてホントにすごいね。零のお父さん」
「ここまでだと自分でもびっくりするよ」
そんな話をしながら歩いていると……。
「零兄ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
ドンッ!!
「ぐはっ!…誰だ…ってお前……」
「久しぶり!零兄!」
前から走ってきた紫の髪の色をした少女が零に抱きつく。突然のことで華恋とひかりは固まっている。
「お前…もしかしてあこか!?」
「正解!!」
「あぁ、確かに久しぶりだな」
零は抱きついている少女、宇田川あこの頭を撫でる。
「あこちゃん…急に走りだして…どうしたの…」
「お前は…燐子か」
「え…もしかして…零君?」
「久しぶりだな」
「……零君!」
あこと同様に抱きついてくる黒髪ロングの少女、白金燐子。
「宇田川さん、急に走っては危ないでしょう。白金さんも慣れない浴衣なのですから急な動きは控えて…くだ…」
「よう、紗夜」
「まさか、零君?」
「そう」
「久しぶりですね。元気にしていましたか」
「風邪ひとつひいていない。そういう紗夜こそ……は体調管理とかは人一倍気をつけてるから大丈夫か」
「そこまで気をつけてるかしら…」
「俺に体調管理の諸々を叩き込んだのはどこの誰だ」
「……そうね。体調管理は大事よ」
「開き直るな」
零に指摘され、開き直っているが零に会えて嬉しいのか若干頬が赤くなっている特徴的な髪の色をした氷川紗夜。
「みんな~知り合いでもいたの~?」
「紗夜、連れ戻しに行ったのに遅いから来たわよ」
「まあ、いるよな。リサに友希那、久しぶり」
「え……零…?零なの!?」
「……」
「おう。お前らが知っている岡峰零ですよ。そして、友希那?どうした?固まってるぞ」
「久しぶりじゃん!燐子、そこ代わって!」
「ここは…譲れません」
「えぇ~!アタシたちが来るまで抱きついてたんだからいいじゃん!代わって!」
「たとえ…今井さんの…お願い…でも…譲れません」
「いつになく強情だね、燐子」
零に抱きついている燐子と火花が見えそうなぐらい言い争っている茶髪のギャル風の少女、今井リサ。そして、零がいると認識した瞬間に固まったままの銀髪の少女、湊友希那。
「お~い、友希那~?」
「……はっ!久しぶりね、零」
「だいぶフリーズしてたぞ、友希那」
「そんなことはないわ」
「へぇ~ならこの固まったままの人はどこの歌姫かな~」
「……いつの間に撮ったの」
「ついさっき」
「あ、零。それ後でアタシにも送って」
「了解」
「リサ、あなたはもう零に抱きついてるのね」
リサは今、あこが代わってくれて零の右腕に抱きついている。
「今井さん、白金さん。それだと零君に迷惑でしょう」
「そういう紗夜はさっきからプルプル震えているのはどうしてかな?」
「なっ!こ、これは…」
「本音は?」
「早く私に代わりなさい……………あ」
「ぷふっ!あっはははっ!ホント、紗夜って零の前だと素直になるよね~!」
「ここまで素直に本音を言うとはな」
「零もナイスだね☆」
「…れ~い~く~ん~?」
「落ち着こうか、紗夜。まずは落ち着こう!」
「白金さん!」
「は、はい!」
「そこを代わりなさい」
「え…でも…」
「代わりなさい」
「は…はい」
「お前、容赦ないな。それに抱きつくのは堪えてたんじゃなかったのか?」
「もう本音を言ったので構わないわ。遠慮なんてしないわ」
「友~希那!今度は友希那の番だよ!」
「え、り、リサ…私は…」
「えぇ~せっかく譲ろうと思ったのに。じゃあアタシはこのまま☆」
「待ちなさいリサ。私は断っていないわよ」
「素直じゃないな~友希那は♪」
「零君、あの子たちは?」
「早く紹介してくれないかしら」
「お前らがどんどん来るから紹介が遅れたんだ。華恋、ひかり。こいつらは前に俺がいた地域の同級生たちだ。お前たちと同い年だぞ。一人だけ年下がいるが」
「は!えっそうなの!?」
「年上だと思った」
「私たちってそんなに老けて見えるのかしら…」
「あ…いえ、そういうことじゃ」
「お前らが大人びてるからだろ。で、一人ずつ紹介していくが、左腕に抱きついている時々ポンコツになるのが湊友希那」
「一言多いわよ、零。よろしくね」
「痛い痛い、ごめんなさい」
友希那に左腕をつねられる零。
「で、右腕に抱きついてるのが氷川紗夜」
「氷川紗夜です。よろしくお願いします」
「こっちのギャル風のが今井リサ」
「今井リサで~す。リサって呼んで♪」
「このおとなしそうなのが白金燐子。人見知りだから優しくな」
「よ…よろしく…お願い…します」
「そして、最後にこの子が宇田川あこ」
「よろしくお願いします!」
「私は愛城華恋です!こちらこそよろしくお願いします!」
「神楽ひかり。よろしく」
「二人とも、バンドのRoseliaって知ってるよな?」
「うん、知ってるよ。ね、ひかりちゃん」
「知ってる」
「この五人がそのRoseliaだ」
「え……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?!?」
「まさかあのRoseliaが同い年だなんて…」
Roseliaの五人だと知った華恋とひかりが驚く。無理もない。今やガールズバンドの中でトップクラスの実力を持つ有名バンドがいるのだから。
「ご紹介に預かったRoseliaよ。改めてよろしく」
「は、はい!こちらこそ!」
「敬語じゃなくていいわ。同い年なんだから」
「は、はい!じゃなかった。うん!」
「この子たちが言ってた零君の幼馴染ね」
「よく覚えてたな」
「そ、それは、まぁ……………ライバルなわけだし」
紗夜の最後の言葉が零には聞こえなかったが、華恋とひかりには聞こえたらしく、親しく話していたのに急に火花が見えるぐらいにまでになってしまっている。
「あなたたちが零の幼馴染とはいえ、私たちは六年も一緒にいたんだから容赦しないわよ」
「それでも私たちは幼馴染っていう最強のカードがあるんだから!」
友希那たちRoseliaと華恋とひかりの勝負が今、始まったのだった。
「ねぇねぇ、零兄!せっかくだし一緒に夏祭りを歩こうよ!」
「俺は構わないが華恋とひかりはどうか」
「私はいいよ!まだまだ話したいことたくさんあるし!私たちが知らないレイちゃんのこととか!」
「ならそちらもその時の零の話を聞かせてもらうわよ」
「もちろん!」
その後、八人で夏祭りを満喫するのだった。八人中七人が女子で男子が一人というメンバーだったが。そして、やはり、Roseliaの五人も零の背中にある夜天の剣と紅華の剣が気になっており、後で話すと全員が驚いており、あこは瞬時に目を輝かせていた。Roseliaの五人も試したが誰も持てなかったのであった。紗夜に至っては「こんな剣はあり得ない」と言っていた。
夏休みスペシャル回をお読みいただき、ありがとうございました。
リクエストされた描写がどれなのかわかりましたか?正解は零が銃を使うという描写でした。リクエストされた方、銃を使う描写が少なくてすみません。個人的には短すぎるなと思っています。これで大丈夫というのなら感謝を。もう少しほしかったというのなら申し訳ありません。これが精一杯のような感じです。書いてある通り、銃の構えは父親の一哉に教え込まれてるので構えは素晴らしいのですが命中率が悪いということです。ひかりが名付けたコルク銃の白銀ですが、わかる方はわかりますか?ゆゆゆの東郷美森が小学生時代、鷲尾須美の頃に自分の武器に名付けた名前です。なぜそれを出したのかと言いますと、一応、これもリクエストのようなものかな?だからなのと、ひかりの声と美森の声を演じているのが、三森すずこさんだからです。つまり、中の人が一緒…ならやろうぜ!となったわけです!
そして、今回!!Roseliaの五人を出しました!!スタァライトにRoseliaを出すとはなんていうことをしてくれたんだ!と思う方がいるかもしれません。ですが、出してみたかったんです。だから出しました!としかいえません。話し方はこれであっているのかわかりません。
この話の時間軸は、百回聖翔祭の後、スタリラの前という感じです。
それでは、皆様、この暑さを頑張ってのりきりましょう!!レリでした!