少女☆歌劇レビュースタァライト 君とキラめくために   作:レリ

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皆さんこんばんは。レリです。

前回の投稿からだいぶ時間が経っちゃいましたね……。それなのにストックもできてない……。ただ書き終わったやつの訂正しかしてないというね。あとはただ単に他の人の作品を読んでいたというね。今回はあの人たちが出ます。誰が出るかお楽しみに。

さて、話はここまで。では、第十一話です。どうぞ!



第十一話

華恋とひかりが自分の部屋に戻り、一人、ベッドに寝ころぶ零。そこで零は、先ほどひかりが言っていたことを思い出していた。

 

 

『私は、イギリスでこのオーディションをやっていたの』

 

『え、イギリスで?』

 

『ってことは今回は二回目ということか』

 

『うん。私は、イギリスで…』

 

『ひかり、辛いのなら言わなくて大丈夫だ』

 

『零…』

 

『ひかりちゃんもむこうでも頑張ったのは伝わったよ。なら今回のオーディションは三人で合格しようよ。三人キラめいてればきっと』

 

『華恋…』

 

『頑張ろうぜ、ひかり』

 

『…うん…うん!』

 

 

ひかりから聞いたのは驚くものだった。

 

 

(ひかりはイギリスでのオーディションで合格できなかった。なら、前にひかりが言っていた舞台少女にとって大切なものを失ったことになる。その大切なものとはいったいなんだ?ひかりはなにを失った?考えろ、俺にとって大切な二人のうちの一人が大切なものを失ったのなら辛いはずだ。ヒントはひかりの発言にある。考えろ。………………っ!)

 

 

ベッドに寝ころんでいたが飛び起きる。

 

 

「君はまさか、キラめきを失ったというのか……?だが、ひかりはキラめいている。ならなぜ……考えられるのは君のキラめきはオーディションで失ってもまだ少しだけ残っていたということ…その残りのキラめきを胸に二回目のオーディション…そして、合格できなかったら今度こそ……」

 

 

そこまで考えつき、もう考えるのをやめる零。考えれば考えるほど残酷な未来にしかならないからだ。考えるのをやめて布団に潜り眠りにつく零。

 

 

 

~次の日~

 

 

 

寮の廊下を歩いていると着信がはいる。

 

 

「先生か。どうしたんだろ。はい、もしもし。岡峰です」

 

『あぁ、岡峰か。放課後にすまん』

 

「いえ、大丈夫です。それで、どうしたんですか?」

 

『いや、実はな…』

 

「ん?」

 

『今、学校に君の両親と名のるお二人が来ているんだが』

 

「は?」

 

『とにかく一度学校に来てくれ。頼むぞ』

 

「は、はい。わかりました」

 

 

そう言い、通話を切る。

 

 

「あの人たちはなにやってんだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

そう叫びながらバイクがある駐輪場に向かう。

 

 

「零!?どうしたの!そんなに慌てて!」

 

「悪いが説明してる時間がない!急いでるんでな!すまない純那!ちょっと学校に行ってくる!あんのバカ親父がぁぁぁぁぁぁぁ!!直接学校に来やがってぇぇぇぇぇ!!」

 

「ちょっと!…行っちゃった。それにしても親父って。華恋に言ったほうがいいかしら」

 

 

その後、純那は華恋の部屋に向かったのだった。

 

 

 

学校では、入口のところで服を着ていてもわかるほどのたくましい体の男性と金髪の女性が立って先生と話している。そこにバイクのエンジン音が聞こえてくる。

 

 

「あぁ、岡峰。すまないな、わざわざ来てもらって」

 

「いえ!それで、そのお客は」

 

「ここだ。零」

 

「親父…に母さん」

 

「お久しぶりですね。零」

 

「本当に岡峰のご両親でしたか」

 

「だから何度も言っているだろう」

 

「親父、なんて説明した?」

 

「ん?ここにいる岡峰零の父親だ。零を出せって言ったが」

 

「言葉足らずだろうが!!しかもなに!?ヤクザみたいな言い方をしなくてもいいじゃねぇか!!それなら疑われても仕方ねぇわ!!ただでさえ親父は厳ついんだからよ!!先生、ご迷惑おかけしました。ほら、親父、母さん。寮に案内するから」

 

「岡峰、こちらで話しても問題ないぞ」

 

「いえ、これ以上先生に迷惑かけるわけにもいかないので。失礼します」

 

「お騒がせしました。ほら、一哉も」

 

「ん?あぁ。すまなかった。では、失礼する」

 

「いえ、お気をつけて」

 

「ところで二人はなにで来たの?」

 

「軍用車だ」

 

「んなもんで来るなよ!?」

 

 

零は二人を星光館に案内し、寮に入る。

 

 

「ただいま~」

 

「レイちゃん!」

 

「零!」

 

「うおっ!ど、どうした、二人とも」

 

「学校にレイちゃんのお父さんが来てるって聞いて!」

 

「誰から聞いた?」

 

「じゅんじゅん」

 

「あいつか~……」

 

「おう、華恋ちゃんじゃないか」

 

「あ、おじさん。じゃなかった。レイちゃんのお父さん、こんにちは!」

 

「おじさんで構わないよ。ひかりちゃんも久しぶりだな」

 

「お久しぶりです。零のお母さんも」

 

「えぇ、久しぶりですね。ひかりちゃん、華恋ちゃん」

 

「えっと…レイちゃんのお母さんはおばさんって呼びづらいです…」

 

「そうですか。なら、名前呼びでいいですよ」

 

「えっと、理亜さん?」

 

「はい。それでいいですよ」

 

「とりあえず、リビングで話そうか。親父はお茶でいいか?母さんは紅茶でいいんだよな?」

 

「あぁ、頼む」

 

「零に淹れてもらう紅茶は久しぶりですね」

 

「了解。ちょっと待ってて。華恋、ひかりは二人と話してたらどうだ?」

 

「うん。そうする」

 

 

一哉と理亜の二人を華恋とひかりがリビングの椅子に座ってもらって二人も座る。そして、話しが始まった。その間に零はキッチンに入り、お茶と紅茶を準備する。すると、入口から視線を感じ、チラ見してみると純那がみんなに話したのだろう。こっそりとみんなが覗いていたのだ。小さい声で何かを話しているが、零は覗いているみんなの話を聞きながら人数分のお茶を準備する。

 

 

「あれが岡峰君のお父様でしょうか」

 

「たぶんそうだと思う。でも、隣にいるあの金髪の女性は零のお姉さん?」

 

「確か、あの金髪の人がこの学校の卒業生だって零君が言ってたよね」

 

「え、そうなの?でもお母さんって歳にみえないわよね。それにしてもあの人が自衛隊のすごい偉いっていうお父さんでしょ?零にあの二本の剣を送ったっていう」

 

「見た感じ、結構厳しそうだよね」

 

「怒ったら怖そうだな」

 

「うちは怖すぎて話すのも無理やと思います」

 

 

順に天堂、純那、なな、クロ、まひる、双葉、香子が話している。そこに零が顔を出す。

 

 

「なにやってんの?」

 

『うわぁ!!』

 

 

突然零が顔を出したからみんなして驚く。

 

 

「零、その子たちは?」

 

「紹介するよ。みんな、そんなところにいないで紹介しやすいように並んでくれ」

 

「え、えぇ」

 

 

覗いていたみんながリビングに入り、椅子に座る。

 

 

「右から順に天堂真矢」

 

「はじめまして。天堂真矢です。よろしくお願いします」

 

「星見純那」

 

「星見純那です。はじめまして」

 

「大場なな」

 

「大場ななです。よろしくお願いします」

 

「西條クロディーヌ」

 

「西條クロディーヌです。はじめまして」

 

「石動双葉」

 

「石動双葉です。はじめまして」

 

「花柳香子」

 

「花柳香子どす。よろしゅう」

 

「俺は零の父親の岡峰一哉だ。これからも零をよろしく頼む」

 

「変なこと言わんでいいよ、親父」

 

「「「「………///」」」」

 

「華恋とひかりはわからなくもないがなんで純那とななまで赤くなってるんだよ」

 

 

一哉の発言で華恋とひかりの他に純那とななが赤くなっている。その反応で華恋とひかりが純那とななに目を向け、二人も目を向けている。火花が見えているのはきっと気のせいではないだろう。

 

 

「ほう。零、将来は安定だな」

 

「うるせぇよ、親父」

 

「改めて、同じく母親の岡峰理亜です。はじめまして」

 

『え……?』

 

「ん?」

 

 

理亜が自己紹介をすると、華恋とひかり以外のみんなが固まる。

 

 

「おい、どうした?みんな」

 

『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?』

 

「うるさっ!!」

 

「え、零のお母様なの!?」

 

「全然その歳にみえない!!」

 

「お姉さんかと思った!!」

 

「ねぇ、零君!!お母さん若すぎない!?」

 

「あらあら」

 

「理亜、驚かれてるぞ」

 

「仕方ねぇよ。母さんは実際若いんだし」

 

「え、そうなの!?」

 

「私の年齢を知りたいですか?」

 

『はい!!』

 

「それは……秘密です」

 

『えぇ!?』

 

「まあ、当然だわな。女性が自ら年齢を言うと思ったか?」

 

「そりゃあ、まあ、言わないけど……」

 

「ほら、自己紹介は終了だ。ほい、親父にお茶、母さんには紅茶、みんなにはお茶な」

 

「おぉ、すまないな」

 

「ありがとう。零」

 

「ありがとう!レイちゃん!」

 

『ありがとう』

 

 

その後、親父と母さんがみんなに話を聞いたり、逆にみんなが二人に聞いたりしたりして話に花を咲かせた。そして、純那があることを聞きだした。

 

 

「そういえば、理亜さんってこの聖翔音楽学園の卒業生なんですよね」

 

「えぇ、そうですね」

 

「理亜はな、殺陣がとてつもなく上手いんだよ。それに、零に剣を教えたのは理亜だからな」

 

『えぇ!?』

 

「レイちゃんって理亜さんに剣を習ったの!?」

 

「まぁな。あれは辛かったな~。母さん、教えるのスパルタすぎてな。おかげで殺陣にも使えるからありがたいけどな」

 

「あれ…」

 

「ん?どうした?純那」

 

「あの、理亜さんって旧姓はなんですか?」

 

「私の旧姓は桐山ですよ」

 

「…桐山…理亜…」

 

「純那?」

 

「やっぱり!卒業生で舞台で一番キラめいて尚且つ、練習を怠わらなかったこの学園でも今までにない実力者がいたって聞いたことがあったの!それが零のお母様の理亜さんよ!」

 

「へぇ~、母さんってそんなにすごかったのか」

 

「軽いね、零君」

 

「零は興味がありませんでしたしね。仕方ありませんよ。零、紅茶のおかわりをお願い」

 

「ん、了解」

 

 

理亜に出したティーカップに紅茶をいれる。

 

 

「零、俺にもお茶の…」

 

「はいよ」

 

『はやい……』

 

 

一哉の発言の途中なのに違う湯飲みに出す零。あまりの速業に一哉と理亜以外が驚いている。

 

 

「そういえば、零。紅華の剣はどうだ?」

 

「一応、素振りはしているけどもう慣れたよ。夜天の剣よりかは軽いし使いやすい」

 

「そうか、それはよかった」

 

「零、その紅華の剣を私にも見せてくれないかしら。私はまだ見てないから」

 

「そういえばそうだったな。わかった、持ってくる」

 

 

リビングを後にする零。零がいなくなったことでリビングが静かになる。

 

 

「さて、この間に君たちに聞きたいことがある」

 

『は、はい!』

 

「そう畏まることもありませんよ。普通でいいですよ」

 

『わ、わかりました』

 

「聞きたいことは、零をどう思っているということだ。女子高に男子が編入したんだ。異例なのはわかっている。最初に思ったことと今の思っていることを聞きたいんだよ」

 

 

もともと鋭い眼光の一哉の目がより鋭くなる。それを見てみんなが固まる。ななに至っては(あぁ、零君のお父さんだなぁ……)と思っていた。その理由は、以前のあの零の鋭い眼を見たからだ。その眼光は親譲りなのだと。

 

 

「えっと、じゃあ、最初は私から!」

 

 

ほんの少しの沈黙を破ったのは華恋だ。

 

 

「えっと、最初は編入生って誰なのかなって思ってました。そしたらレイちゃんが入ってきて驚きました。夢じゃないかって思うほどに。でも話していると夢じゃないんだって実感してきて久しぶりの再会ですごい嬉しかったです。その後も授業やレッスンも手伝いで私たちを支えてくれて、たまに一緒に殺陣をやったりして、昔に想ってたことを思い出してそのまま今もレイちゃんにこ、好意を抱いています」

 

「零に好意を抱いているのは私も同じです。小さい頃はずっと零に甘えていました。小さい頃の零は同い年だけど私は零を兄みたいな人として見てました」

 

「ひかりちゃんは零といつもくっついていたからな。懐かしいよ」

 

「そ、それは言わないでください…///」

 

「ははは、まあ、華恋ちゃんとひかりちゃんが零に好意を抱いているのは昔から知っていたからね。他にも好意を抱いているのがいるそうだが」

 

「「……!」」

 

 

一哉の言葉に反応する純那となな。華恋とひかりは二人にジト目で見ている。

 

 

「じゅんじゅん……」

 

「ななも……」

 

「……///」

 

「あ、あはは……///」

 

「はっはっはっ!零は幸せ者だな。こんなにかわいい子たちが零を狙っているのだから」

 

「「「「かっ!?かわ……///」」」」

 

「一哉、からかうのもいい加減にしなさい。四人がオーバーヒートしてるでしょ」

 

「おっと、やり過ぎたか。まあ、さっきのは冗談じゃないからな。誰が零と一緒になるのかは俺は止めんからな」

 

「えぇ、私も同じよ。で、この話は……」

 

「お待たせ、母さん」

 

 

ビクゥッ!!

 

 

「?どうした、華恋とひかりと純那となな」

 

「なんで私たちに厳選するの!?」

 

「いやだって、お前たち四人が異様に驚いていたから」

 

「そ、そんなことないよ?ね、ねぇ、みんな?」

 

『う、うんうん』

 

「ふぅ~ん。まあ、いいか。母さん、紅華の剣、持ってきたぞ」

 

「ほう、これが」

 

『えっ!?』

 

 

みんなが驚きの声をあげる。それもそのはず、理亜が軽々と紅華の剣を持ち上げたのだ。

 

 

「いい剣ですね。零、大切にしなさい」

 

「わかってるよ。二本とも俺の大事な相棒だしな」

 

「理亜さん、持てるんですか?」

 

「夜天の剣は持てませんがこれなら持てます」

 

「さすが理亜だな」

 

「それは褒めてるの?一哉」

 

「褒めてる褒めてる。おっと、もう時間がない。零、また今度な」

 

「またね。零」

 

「あぁ、また。夏休みには帰るから」

 

「待ってるからね」

 

「おう。ところでなにで帰るの?」

 

「軍用ヘリだ」

 

「だからんなもんをここに呼ぶなよ!!あと自衛隊をコキ使うなよ!!」

 

 

一哉と零のやりとりで星光館は笑いに包まれたのだった。

 

 

そして、二人を送るのに近くの空き地に着陸している大型ヘリのところに零は向かった。

 

 

「マジでこんなデカいやつをここに呼ぶなよな」

 

「ははは、まぁそういうな。零、彼女たちはお前に」

 

「好意を抱かれてるのはわかってるよ。それに、二人が話してたのも聞いてたし」

 

「話をふろうと思ったのだけどね」

 

「そう思ったから聞いてないふりしてはいったんだけどね。まだ、選べないし」

 

「そうか」

 

「近いうちに決着をつけるさ」

 

「零、ちゃんとけじめをつけなさい。それに、あの子たちも零に会いたがってるわよ」

 

「わかってる。それより、なんで母さんがそんなことわかんの?」

 

「よく連絡がくるから。零は元気にやっているのか。いつになったらこっちに帰ってくるのかとか」

 

「あいつらはなにやってんだ……。まあ、後で連絡とかしたりしてみるわ」

 

「彼女たちも零に好意を持ってるからな。そうしなさい。それと、零。なにをやっているのかわからんが後悔はしないようにやりきりるんだぞ」

 

「っ……あぁ、わかってる」

 

「それじゃ、また来るからな。零」

 

「今度はフツーに来てくれよな」

 

「夏休みには帰ってきなさいよ、零」

 

「わかってる」

 

 

そして、二人を乗せた大型ヘリは飛び立ち、帰っていった。

 

 

「……たく、やっぱかなわねぇな。オーディションは秘密にしてたけど気づくなんてな。やっぱ親ってのはすごいもんだな」

 

 

空き地に一人残った零がヘリが飛んでいった方向を向きながら呟いたのだった。

 

そして、次の日、オーディション六日目を告げるメールが届いたのだった。

 

 





第十一話を読んでいただき、ありがとうございました!

さて、今回はひかりの過去編のつもりだったんですが最初だけでしたね。長くなくてもいいかなと思って前々から考えていた零の両親を出してみました。一哉の方は紅華の剣が出た時に説明しましたね。ですが皆さん、お気づきですか?理亜は今回が初登場ではないのですよ。まあ、二人とも電話でしか出てないですけどね。理亜が出たのは双葉と香子の喧嘩の時ですね。では、理亜の説明です。



岡峰理亜(おかみねりあ) cv.茅野愛衣

モチーフはSAOのアリス。整合騎士の時のアリスでだいぶ柔らかくなったアリスだと考えていただければ。一哉が言った通り、零に剣を教えたのは理亜です。内容はスパルタだったとしか言わないです。


こんなもんですかね。次はひかりとななのオーディションですね。どう書こうかな……。それと、スタリラがあと少しで一周年ですね。その記念回を書こうかなと思っています。内容はまだ考えていないのでリクエストがあれば感想までお願いします。

それでは、レリでした。



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