少女☆歌劇レビュースタァライト 君とキラめくために   作:レリ

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皆様、こんばんは。レリです。

台風19号…強力らしいので皆様も注意してください。

さて、スタリラ一周年まであと十日ですね。スタリラでも、一周年記念で三千スタァジェムのプレゼント…さっさとガチャやれって事なのですかね?

それでは、第十二話です。どうぞ!



第十二話

「オーディション、六日目……か」

 

 

零は自室でケータイの画面を見て呟く。今回は見学らしい。

 

 

「行くか……」

 

 

夜天の剣と紅華の剣を持ち、地下劇場に向かった。

 

 

 

 

孤独のレヴュー

 

 

戯曲:RE:CREATE

 

 

 

 

「今日は、ひかりとななか。ななは二刀だがひかりの武器はなんだ?」

 

 

二人が戦っているのをよく見る。そして、ひかりの手に握られている武器が視界に入る。

 

 

「……短刀か。だが、短すぎないか?それに、あの刀身にある青く輝いている宝石……他のと比べるとそれも小さい。まさかとは思うがみんなが持っている武器はみんなのキラめきを現しているというのか?」

 

 

そう考えていると、なながひかりに話し始めた。

 

 

「ひかりちゃん!私ね、前に零君に言われたの」

 

「零に?」

 

「過去に辛いことがあったらそれを閉じ込めておかないで誰かに聞いてもらえって。私も過去に辛いことがあったから他のみんなの辛さを受け止めてあげようって思ってた。でも、零君は受け止める側の人はどうすればいいんだって言ったの」

 

「……」

 

「零君は仲間なんだから頼ってくれって。そう思ってる子たちはたくさんいるだろって。それで気づいたの、私の周りには頼れる仲間たちでいっぱいなんだって。だから、ひかりちゃんも何かあったら頼ってね。私たちの仲間なんだから!」

 

 

カキンッ!!

 

 

ななが右手に持った日本刀をひかりに振り下ろす。が、ひかりは受け止め、俯いている。俯いているせいで前髪でひかりの目が見えない。

 

 

「零がそんなことを……へぇ~……」

 

「あ、あれ?ひかり、ちゃん?」

 

「私も勝たなくちゃいけない理由だってある。だから私が勝つ」

 

「勝負だよ!ひかりちゃん!」

 

 

二人の戦いがより激しくなった。

 

 

「……なんか、この後すぐにひかりに謝ったほうがいいかもしれないな……」

 

 

その後、戦いは激しくなっていったが、途中からひかりがやみくもにななに攻撃していた。ななは難なくかわしたりしていた。

 

 

「なにをしているんだ、ひかり……」

 

 

零は心配そうに見ていた。最終的にひかりがセットの壁に追い込まれてななの日本刀をどうにか防いでいる。

 

 

「私は、このオーディションの結果でその後どうなるのか知っている。だから、華恋のキラめきは奪えない。でも、三人でキラめけば……そんなこと考えたこともなかった。華恋と零、二人が私を変えてくれた……だから!ハアッ!!」

 

 

カキンッ!!

 

 

ひかりが短刀を凪ぎ払いながら前に出てななを押した。ななも後ろに下がられながら体制を立て直した。すると、劇場のライトが全部消え、真っ暗になった。

 

 

「何が起ころうとしているんだ……」

 

 

すると、ライトが一点に照らされた。照らされたところを見ると、ひかりが短刀を上に掲げていた。その短刀の刀身にライトの光りが当てられていたのだ。

 

 

「だから……見えたの!」

 

 

ライトが消え、再び劇場が暗くなる。だが、一ヶ所だけ青い光を放っている場所がある。それは……。

 

 

「ひかりの短刀の宝石が光っている?」

 

 

刀身に埋め込まれている宝石が光を放っていたのだ。

 

 

「三人の……スタァライトが!!」

 

 

ひかりの声に反応するようにひかりの短刀の鍔が形を変える。それはまるで、一つの蕾が一輪の華に咲いたように。

 

 

 

レヴュー 第二幕:華、ひらくとき

 

 

 

「一つの華が……キラめきが…咲き誇る……」

 

「キラめきの再生産」

 

 

ステージでは、上空から逆さまになった東京タワーが水のあるところに落ち、巨大な水しぶきをあげ、波がステージをのみ込んだ。ステージがのみ込まれる寸前にひかりとななが再びぶつかり合った。

 

 

「波でステージがどうなっているのかわからないな。だが、ひかりは再び、以前以上のキラめきを咲き誇らせた。これで、勝敗が決まる」

 

 

すると、波が一閃され、波が爆発したように一瞬でなくなった。現れたステージでは、ひかりがななに短刀を横に一閃させ、その衝撃でななが吹っ飛ばされる。体制を立て直すのに短い方の刀を離し……いや、衝撃で手から離れてしまった。残った一本の刀をステージに突き刺し、勢いを無くし、なんとか止める。それで煙が上がっていてその煙の向こうからひかりの短刀が飛んでくる。ギリギリでななはかわし、後ろにあった壁に短刀が突き刺さる。その短刀にはワイヤーが付いているのがわかる。ワイヤーを辿っていくと、煙の中からひかりが姿を現す。ワイヤーはひかりの左手首に繋がっている。ひかりはそのワイヤーを使って自分を振り子のように飛び、一瞬でななの後ろに行く。壁から短刀を抜き、ワイヤーを引いて左手に短刀を持つ。そのまま、ななに斬り込むひかり。ななも負けじと日本刀を構える。

 

 

 

シャキンッ!

 

 

 

そして、二人がぶつかり、ひかりはななの後方に着地した。すると、演出なのか、それとも実際に起こったのかは不明だが、ひかりとななの間から煙が発生し、その中には水滴も見える。ひかりの黒髪が、煙で発生した風でなびいており、髪に水滴がついているのか、より一層輝いていた。

 

 

「……ひかりの……勝利だ」

 

 

ななの上掛けが床に落ちていた。

 

 

「ポジション・ゼロ!!」

 

「オーディション六日目、終了します!」

 

「素晴らしいオーディションだった。よくやったな、ひかり」

 

 

零は観客席から拍手をしていたのだった。

 

 

そして、オーディション六日目が終わったのだった。

 

 

 

 

オーディションが終了し、星光館に戻った零。オーディションが終了した後は自室でゆっくりしようと考えていた零だが、今は自分の部屋ではない部屋にいて、正座をさせられている。

 

 

(どうしてこうなった?)

 

 

遡ること三十分前、廊下を歩いていた零だが、後ろからものすごい気配を感じると同時にものすごい速さで接近してくる足音がしたので後ろを向かずに零は全力ダッシュをしたのだ。あと少しで自分の部屋というところで、柱の影から出てきた人に捕まり、連行されたのだ。

 

 

(てか、あの柱、隠れるような隙間なかったよな?それに、いくら隠れていたとしても気配を感じるはず……後ろの気配に気をとられすぎたのか……無念…)

 

 

「零…」

 

「はい!」

 

 

ドス黒いオーラを纏った状態のひかりに名前を呼ばれ、咄嗟に返事をする。さらに、正座している零の後ろにいるのが同じくドス黒いオーラを纏った状態の華恋だ。そう、零を追いかけていたのはひかりで、柱から出てきたのは華恋だったのだ。ちなみに二人とも目に光がない。

 

 

「自分がなんでこんなことになってるかわかる…?」

 

「え、なんでって、わか……る……わけ……」

 

 

そこで思い出す。オーディションの時を。なながひかりに言ったことを。謝ったほうがいいかもしれないと思ったことを。

 

 

「うん、なんとなくわかってきた気がする……ななのことか?」

 

「正解だよ、レイちゃん。ばななに言ったこと、ひかりちゃんから聞いたよ」

 

「辛いことがあったら頼れって感じで言っただけだ」

 

「なぁんだ、てっきりばななに言ったのかと思った」

 

「なにを想像していた。ななは過去に囚われていたからな。昔の俺みたいに……」

 

「最後、なに言ったの?」

 

「なんでもねぇよ。ひかり、お前も過去に囚われている」

 

「っ!」

 

「今はなにも聞かん。だが、後で聞かせてもらえると嬉しいな。じゃ、俺は帰っていいか?ゆっくり休みたいんだよ」

 

「聞きたいことは聞けたからいいよ。じゃあね、レイちゃん」

 

 

零が部屋から出ていき、華恋とひかりの二人になる。ひかりは黙ったままだ。

 

 

「どうしたの?ひかりちゃん」

 

「え、なんでもない…」

 

「?そっか」

 

 

 

 

 

 

廊下を歩いている零。歩きながら首や肩を回しながらストレッチのようなことをしている。

 

 

「休むつもりが咄嗟の全力ダッシュはなかなかキツいな。これから体力がない時にまた同じようなことが起きたらまた捕まるから体力をあげておくか。それにしても、ひかりはなにを考えているんだ」

 

 

 

 

 

 

 

数日後、学校では、第百回聖翔祭の仮の脚本が完成し、皆、新しい脚本を見ていたのだった。

 

 

「おお~、新しい脚本ですよ!」

 

「昨日、雨宮さんが作りあげたの。徹夜で」

 

「へぇ~……ん?徹夜!?」

 

 

ななが説明した言葉に驚いて零は雨宮さんを見る。当の本人はあくびをしている。

 

 

「A組が頑張ってるんだからB組の私たちも頑張らなくちゃって思ってさ」

 

「だからといって徹夜とはな。言ってくれれば手伝ったのにな」

 

「書いたら止まらなくてね」

 

「レイちゃん、いつの間に雨宮さんと話すようになってたの?」

 

「ん?まあ、舞台のセットのこととかでいろいろ聞いたりしててな。そこから普通に話すようになったな」

 

「そうね。岡峰君、すごく熱心に聞いてるもの」

 

「そりゃ、手伝いで入ったわけだからできるだけ一人でできるようにしておきたいからな」

 

「第百回聖翔祭でどれだけ動くのか期待しているわ。それに、岡峰君にはとっておきがあるから」

 

「は?とっておき?それはなんだよ」

 

「見ればわかるよ」

 

「なにを…」

 

「レイちゃん!」

 

「なんだよ、華恋。俺は今雨宮と話しているんだが」

 

「それより、ここ見て!!」

 

 

華恋が第百回聖翔祭の脚本の一部分を指差ししてきたのでそこを見る。

 

 

「えっと、あれ?スタァライトにこんな配役いなかっただろ。ん?はぁぁぁぁぁぁぁっっ!?」

 

 

そこには今までなかった配役が書いてあり、そこだけキャストが書いてある。キャストは『岡峰零』とあったのだ。

 

 

「おい、雨宮!とっておきってこれのことか!?」

 

「そうよ、言ったでしょ?期待しているわって」

 

「マジかよ……」

 

「これでレイちゃんも私たちと同じ舞台に立てるね!」

 

「喜んでいいのかよくないのかわからねぇ……」

 

「すると、零は女装をするの?」

 

「するわけねぇだろっ!!」

 

 

このツッコミで教室にいる生徒全員が笑ったのだった。

 





第十二話をお読みいただき、ありがとうございました。


ひかりとななのレヴュー、書きづらかった……。そして、若干華恋とひかりがヤンデレなのかな?よくわからないけど、書いてるうちになんかそうなっちゃいました。最後の零の役はまあ、前に言っていた二人の水先案内人ってところですかね。

スタリラ一周年回も書いております。リクエストもいただいており、もう少しで書き終わります。現段階で文字数が七千を突破しているので結構長くなります。一周年の日に出そうと思ってるのでもう少々お待ちください。

ところで皆様、アキバでスタァライトコラボカフェをやるのをご存知ですか?自分は日曜日に行きます。台風、早くどっか行って欲しいな。まあ、天気予報だと日曜日は大丈夫そうなのでいいんですけど。コラボカフェ限定のグッズがあったら買わなくちゃ。コラボカフェも二回目ですね。もちろん一回目も行きましたよ。タペストリー買っちゃいました。日曜日、楽しみだな~。

それでは皆様、台風、注意しましょう。レリでした!
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