少女☆歌劇レビュースタァライト 君とキラめくために   作:レリ

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皆さん、こんにちは、レリです!


タイトルにもある通り、一週間以上遅れのバレンタイン記念回となります。遅れてしまってごめんなさい!


零「くたばれぇぇぇぇぇぇ!!」


ぎゃあああああああっ!?


零「では、本編へ」



一週間以上遅れのバレンタイン記念

「さてと、あとはこれを冷蔵庫に入れて冷やすだけだな」

 

 

星光館のキッチンで作業をしている零。冷蔵庫の中には銀色のトレーが何枚もあり、そのトレーにはチョコがある。だが、チョコの量がすごい。24個もあるのだ。

 

 

「さすがにこの量を作るのは疲れたな。冷やすのにだいぶ時間がいるし、この間に課題やっちまうか」

 

 

トレーを見えない位置に置き、部屋に戻る零。いつもは賑やかな星光館だが、今日は静かだ。それもそのはず、星光館にいるのは零だけなのだから。

 

 

「……この課題だいぶ資料が必要だな。しょうがねぇ、学校の図書室を借りるか」

 

 

クローゼットの中にある第百回聖翔祭で使われた衣装を着て学校にバイクで向かう。

 

最初は着るのに手間取ったが、今ではすぐに着れるようになるほど慣れた零である。

 

 

学校に着き、図書室に向かう零。その途中、調理室の近くを通ると、なにか声が聞こえる。

 

 

「ん?」

 

 

調理室に目を向けると、調理室のドアに貼り紙があり、カーテンが閉められている。

 

 

「……遠回しで俺は入るなってか」

 

 

その貼り紙には『男子入室禁止』と書いてある。

 

 

「まあ、入る気はさらさらないけどさ。こう書かれると少し傷つくな……」

 

 

そう呟きながら図書室に向かう零であった。

 

その頃、調理室のドアに二人が耳をあて、廊下の音を聞いていた。

 

 

「行ったね」

 

「うん。零には悪いけどこうするしかない」

 

「そうだね。それにしてもまさか本当にレイちゃんが学校に来るとは思わなかったね」

 

「念のための貼り紙が役にたった」

 

「貼り紙しといて正解だったね。みんな、レイちゃん行ったよ!はやく作っちゃお!」

 

『おー!』

 

 

調理室には24人の生徒がいる。聖翔の九人と凛明館の五人、フロンティアの五人、シークフェルトの五人が聖翔の調理室に集まっている。なぜここに集まったのかというと、明日がバレンタインということで皆が信頼し一部が好意を寄せている零にチョコを贈ろうとなったからだ。ちなみにこのことを零は知らない。もちろん彼女たちも零が24人分のチョコを作っているとは誰も知らない。

 

 

「最初は誰から渡す?」

 

「それじゃあ私たちから!」

 

「じゃあ、あるるちゃんたちフロンティアからにしよっか!次は?」

 

「では、次は私たちで」

 

「巴さんたち凛明館が2番目。3番目は……」

 

「私たちで行こう」

 

「雪代さんたちシークフェルトで最後は私たち聖翔の順番だね。順番も決まったしさっさと終わらせちゃお!バレンタインも明日だしね!」

 

 

全員がチョコを作るための最終段階に突入している。では、ここでここにいるグループを見ていこう。

 

 

「ちょっ!?あるる、待って!それは入れちゃいけない!!」

 

「そうかな?でもこれを入れればもっとよくなると思うの!」

 

「だからってなんでチョコにタバスコをいれるの!?」

 

「甘いチョコにタバスコって……」

 

「もはやチョコではなくなるわね……」

 

「静羽~、これでいいの~?」

 

「ララフィン、チョコにそんなものは必要ないわ。私と一緒に作りましょうか」

 

「大丈夫かな……ウチの二人は……」

 

 

二人だけがとても不安しか感じないフロンティアグループ。

 

 

「こんな感じかしら」

 

「え、珠緒のチョコのデコレーションすご!私にも教えて!」

 

「いいわよ。まずはね……」

 

「あとはこれね」

 

「ふ、文先輩。なぜポン酢を……」

 

「え?だってポン酢は必要でしょ」

 

「チョコにポン酢はいらないと思います~」

 

「ゆっ子!チョコの余りを食べてないで自分も作りなよ!なんで私がゆっ子の分も作らなくちゃならないの!?」

 

 

一人だけやる気が出ない凛明館グループ。

 

 

「お姉ちゃん……」

 

「栞はポン酢は使わないの?」

 

「使いませんよ!ちゃんとしたチョコを作ってます!というかやちよ先輩はどうなんですか?」

 

「あたしはもう冷やすだけだから冷蔵庫に入れたんだ~」

 

「やちよ!手が空いているなら手伝ってください!」

 

「はいは~い。じゃ、栞はちゃんとしたチョコを作ってね」

 

「は、はい!」

 

「で~?メイファン、これはどういうこと?」

 

「や、やちよ?あの、これは……」

 

「さっきちゃんとやりかた教えたよね~?」

 

「す、すいません!」

 

「ミチル、これでいいのか?」

 

「どれどれ?お、いいじゃん!さすが晶!」

 

「いや、ミチルの完成度には負けるな……」

 

「えへへ、ありがと!」

 

 

作り手順を間違えて怒られている人が一人だけいるが他は問題ないシークフェルトグループ。

 

 

「ひかりちゃんのチョコ、美味しそうだね!」

 

「華恋のも美味しそう」

 

「二人とも上手にできてるね」

 

「なな、これでいいのかしら?」

 

「うんうん、大丈夫だよ。あとは仕上げだね」

 

「チョコを作るのは初めてですがなんとかできてましたね。あとはデコレーションですね」

 

「もうデコレーションだけなの!?早いわね、天堂真矢」

 

「香子!サボらないで手伝えよ!」

 

「え~」

 

「え~じゃない!」

 

「なな!真矢にデコレーションを教えて上げて!」

 

「え?あ、うん。わかった!」

 

「西條さん、私はこのままでも大丈夫だと思いますが」

 

「大丈夫じゃないからななに頼んでるの!」

 

 

一人だけ壊滅的なデコレーションをするのと凛明館のゆゆ子同様、一人がサボっている聖翔グループ。

 

 

何名かが不安なままチョコが完成したのだった。

 

 

 

 

―次の日―

 

 

 

 

零はバイクで聖翔に向かっていた。

 

 

「今日もあいつら寮にいなかったな」

 

 

今日も星光館は静かだったので華恋やひかりたちはいないことを示していた。

 

 

「さてと、この本を返して帰るかな」

 

 

零は昨日図書室で借りた本を返しに学校に来ていた。図書室に向かい、本を返却して図書室を出るとある人物が待っていた。

 

 

 

case1.あるる

 

 

 

「びっくりした。どうしてここにいるんだ?あるる」

 

「いちゃいけないの?」

 

「いや、そんなことはないけどな。で、どうした?」

 

「はい、これ!」

 

「ん?それは……」

 

「チョコだよ!今日はバレンタインだしね。お世話になってる零君にってことで作ったんだ!」

 

「そうだったんだな。ありがとう」

 

「いえいえ!じゃあ、またね!」

 

「おう」

 

 

 

case2.美空

 

 

 

「まさかチョコを渡すために聖翔に来たのか?あるるは」

 

「先輩!」

 

「え?この声……美空まで」

 

「零先輩!こんにちは!」

 

「よう、美空。で、美空までここに来てどうしたんだ?」

 

「えっと、先輩にはこ、これを!」

 

「それは……チョコか?」

 

「はい!一生懸命作りました!ぜひ、どうぞ!」

 

「あぁ、ありがとう」

 

「では、また!」

 

「おう、気をつけろよ。全く相変わらず元気だな、美空は。それにしてもなんかこの流れが読めてきたような気がするな……」

 

 

 

case3.ララフィン

 

 

 

「零~!」

 

「ん?え、ララフィごはぁっ!!」

 

 

ララフィンにタックルされる零。

 

 

「零、これあげる!ってあれ?大丈夫?」

 

「いきなりのタックルはさすがにきく……。で、なんだ?ララフィン。イテテ……腰が……」

 

「これあげるね!……ホントに大丈夫?」

 

「あぁ、ありがとう。大丈夫。もう治った」

 

「よかった!じゃあまたね!零!」

 

「気をつけて帰るんだぞ~」

 

 

 

case4.静羽

 

 

 

「零」

 

「ううお、びっくりした……。静羽じゃねぇか。物陰に隠れるなよな、さすがにビビる」

 

「びっくりさせようとしたんだから隠れるのは当然でしょ?それより、はい」

 

「それは……チョコか」

 

「当たり、あげるわ」

 

「ありがとう、静羽」

 

「一個だけ激苦があるからね♪」

 

「静羽らしいけど聞きたくなかったし入れないでほしかったぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

case5.つかさ

 

 

 

「零~!」

 

「よう、つかさ」

 

「あれ、私がいるのに驚かないんだ?」

 

「慣れた」

 

「慣れたっていうもんなのかな?」

 

「だってあるるに美空にララフィンに静羽ってきたらつかさもいることは考えられるからな。それに、たぶんだけど他の奴らもいそうな気がするし」

 

「(愛城さんたちの言ってた通り鋭いな……)」

 

「で、どうした?」

 

「あ、うん。零にこれをあげたくてね」

 

「チョコか。ありがとな」

 

「い~え♪じゃあまた」

 

「おう。今度おすすめの本紹介してくれよ」

 

「わかった!あ、それとこの後は中庭に行ってね」

 

「なんで中庭に?」

 

「行けばわかる!さっさと行った!」

 

「変なとこで強引だな……」

 

 

 

case6.???

 

 

 

「中庭に行けと言われて来てみたが、なにがあるんだ?」

 

「やっと来ましたね」

 

「ん?おぉ……」

 

「?どうしたの?」

 

「あ、いや、なんでもない。で、ずっと中庭で待ってたのか?珠緒」

 

 

case6.珠緒

 

 

「えぇ。いつ来るかわからなかったからね、だからここのお花を見てたの。とてもよく育ってるからお世話してる人が上手なのね。それでさっきはなんで固まってたの?」

 

「お褒めに預り光栄ですよ。別になんでもない」

 

「そう。それとこのお花たちは零君がお世話してたのね」

 

 

(言えるわけねぇ……。絵になってて見とれてたなんて……)

 

 

「それじゃあ、はい、これ」

 

「チョコか。ありがとな。なあ、聞くけど珠緒以外の凛明館の奴らもここに集まってるよな」

 

「さあ?どうかしらね」

 

「ずるい返しをするな……珠緒は……」

 

「ふふふ♪それじゃあね」

 

 

 

case7.いちえ

 

 

 

「やっほ~零!」

 

「よう、いちえ。中庭出てすぐに出てくるとはな」

 

「そんなタイミングいい?」

 

「俺はただの偶然じゃないと思ってる」

 

「そんな事ないと思うな~。………………こうしないと全員渡せられないからね」

 

「最後なんて?」

 

「なんでもない!それじゃあ、さっさと始めちゃおっか!零にあげる!」

 

「おぉ、ありがとう」

 

「それじゃあね!」

 

「じゃあな。……………全部のチョコを食べ終えるのにどれくらいかかるかな……」

 

 

 

case8.文

 

 

 

「ちょっといいかしら?」

 

「はい?なんだ、文か」

 

「なんだってなによ。私がいちゃ悪い?」

 

「んなの一言も言っちゃいねぇだろ。で、どうした?慣れない場所で道に迷ったのか?」

 

「そんなわけないでしょ!?零にはこれをあげたくて来たの!」

 

「チョコか。で、文。一つ聞かせてくれ。この明らかにチョコが入ってなさそうな袋はなんだ?持った瞬間重かったけど」

 

「なにってポン酢よ?」

 

「ですよね~。そうだと思ってましたよ。てか初めてだよ。チョコと一緒にポン酢を渡されるの」

 

「いい経験なんじゃない?」

 

「二度とない経験だろうけどな」

 

「それじゃ、またね」

 

「おう」

 

 

 

case9.塁

 

 

 

「あ、あの!」

 

「うおっと、塁か。どうした?」

 

「あ、あの、せ、先輩には、その……」

 

「とりあえず落ち着いてみろ。ほら、深呼吸深呼吸」

 

「は、はい。スーハー、スーハー……」

 

「落ち着いたか?」

 

「はい、ありがとうございます!あの、それで、零先輩にはこれを!」

 

「ん?あぁ、チョコか」

 

「い、嫌、でしたか?」

 

「そんな事ないよ。ありがとう。嬉しいよ」

 

「えへへ、よかったです……///」

 

 

(つい頭を撫でてしまったが嬉しそうだし、大丈夫か)

 

 

「では、私はこれで失礼します!」

 

「あぁ、気をつけて帰るんだぞ」

 

「はい!」

 

 

 

case10.ゆゆ子

 

 

 

「…………こんなところで何してるんだ?ゆっ子」

 

「ふぁ~い、零先輩が来るまで寝てました~」

 

「そりゃ見ればわかるが、まさかこんなところで寝るとはな」

 

「そんな零先輩にはこれを~」

 

「切り替え方な。で、なんだ?」

 

「チョコです~」

 

「ほう、ゆっ子も作ったんだな。ありがとう」

 

「塁に手伝ってもらいました~」

 

「……ゆっ子、一つ聞こう。それはホントに手伝ったのか?塁がほとんど作ったなんて言わないよな?」

 

「…………では、チョコを渡したので私は帰ります~」

 

「最初の間はなんだ。まさか本当に塁が作ったチョコでゆっ子はちょっとやったって感じなのか?」

 

「……私はちゃんと作りました~。では、サラバッ!」

 

「おい!ってはや……。普段のゆっ子からは想像できない素早さだったな」

 

 

 

case11.晶

 

 

 

「ここにいたか」

 

「ん?晶じゃねぇか。どうした?」

 

「いや、零に渡したい物があるのでな」

 

「晶から俺に?一体なにを渡そうと……」

 

「そう畏まるな。日々の感謝の気持ち、というやつだ。受け取ってほしい」

 

「晶から日々の感謝って……俺、晶に対してそんな大層なことしたか?」

 

「していたさ。それに…………私もだからな///」

 

「なにが?」

 

「なんでもない。とにかく、受け取れ」

 

「あ、あぁ、ありがとう」

 

「では、またな」

 

 

 

case12.ミチル

 

 

 

「れ~い!」

 

「うおっ!?ミチルか。いつの間に背後に……」

 

「え?普通に零を見つけたからそのまま声をかけただけだけど?」

 

「背後に回るようにルートを変えたような気がするのは俺の気のせいか?」

 

「気のせい気のせい♪(……やっぱ鋭いな~)」

 

「う~ん、腑に落ちないが俺の気のせいでいいか……」

 

「それより、はい!」

 

「おぉ?」

 

「チョコをあげる!晶と一緒に作ったんだ~♪」

 

「へぇ~、晶とか。ありがとう」

 

「ど~いたしまして♪」

 

 

 

case13.メイファン

 

 

 

「零さん!」

 

「よう、メイファン」

 

「零さんにこれを渡したくて!」

 

「おぉ、ありがとう」

 

「あとは零さんに占いをしようかと」

 

「それはやらなくて大丈夫だ」

 

「へ?そうですか?でも、零さんにはいろいろお世話になってるので感謝の気持ちをこめて占いをと思ったのですが」

 

「その気持ちだけで充分さ。ありがとな、メイファン」

 

「零さんがそれでいいなら私はもうなにも言いません!では零さん、また」

 

「あぁ、またな(……メイファンの気持ちはありがたいが占いがな……)」

 

 

 

case14.やちよ

 

 

 

「ん?あの髪は……」

 

「さてさて次は~……」

 

「なにしてんだ?やちよ」

 

「ひゃわっ!!」

 

「そこまで驚くとは、すまん」

 

「零センパイ~?あたしを驚かせるとはいい度胸ですね~」

 

「驚かせるつもりはなかったんだけどな。そもそもここ聖翔だから俺がいて当然だしなんでシークフェルトのやちよがいるんだ?」

 

「零センパイにこれをあげたくてここに来ました。受け取ってください」

 

「急に真面目に……。ありがとう、やちよ」

 

「い、いえ///それじゃ、失礼します///」

 

「じゃあな(なんか顔赤かったな)」

 

 

 

case15.栞

 

 

 

「零先輩!」

 

「あれ、栞?どうした?そんなに息切らして」

 

「零先輩がどこにいるのかと思って……探してました」

 

「あ、そうだったのか?悪かったな。体は大丈夫か?」

 

「いえ、大丈夫です!体のほうも問題ありません!」

 

「そうか、ならよかった」

 

「それで、先輩にはこれを」

 

「ありがとう、栞。だけど、あまり無茶はするなよ?いくら大丈夫になったとはいえ、急にくる可能性だってないとは言えないんだからな」

 

「お気遣い感謝します。………………零先輩はお優しいですね///」

 

「なにか言ったか?」

 

「いえ!なんでも!それともう一つ、零先輩に渡したいものがあるんです」

 

「もう一つ?」

 

「はい。これです!」

 

「これは?」

 

「これはチョコに合う紅茶です」

 

「紅茶か。そういえば最近飲んでなかったな。久しぶりに飲もうと思ったのが栞からプレゼントされた紅茶ってのは嬉しいな」

 

「そう言っていただけると選んだかいがありました♪では零先輩、私はこれで失礼します」

 

「あぁ、気をつけて帰れよ」

 

「はい!」

 

 

 

case16.香子&双葉

 

 

 

「零~!」

 

「おう、双葉……って、香子も一緒か」

 

「双葉はんがうちと一緒に行くって聞かんくてな~」

 

「あたしじゃなくて香子が言ったんだろ。あたしのせいにするな」

 

「だってよ、香子。人のせいにするのは良くないぞ」

 

「すいませんした~」

 

「反省してないな、ったく。まあいいや。零、これ、あたしたちから」

 

「おぉ、ありがとう。香子も作ったんだな」

 

「零はんのためやし、当然ですわ」

 

「テキトーなこと言うんじゃねぇの!ほとんどあたしに任せてただろ!?最後のデコレーションをちょっとやっただけじゃないか!」

 

「それはどういうことだ?香子」

 

「れ、零はん。顔がすごいことになってるで……」

 

「ほうほう、わかった」

 

「な、なにが……?」

 

「やれ、双葉」

 

「あいよ!!」

 

「双葉はん!?か、かんにんや~!!」

 

「逃げんな香子ぉぉぉぉ!!!!」

 

「相変わらず仲がいいな。それと、ふっといてなんだが香子には悪いことしたかな。でも双葉の話を聞く限り、叱られて当然っていえば当然か……」

 

 

 

case17.真矢&クロ

 

 

 

「零君」

 

「零~」

 

「お、二人が一緒にくるなんてな」

 

「西條さんに言われたので」

 

「貴女だって一人で行くか悩んでたじゃない」

 

「さて、どうだったでしょうか」

 

「とぼける気!?零、さっきまでの真矢の行動を教えてあげるわ」

 

「それだけは勘弁を……」

 

「真矢がクロに許しを……だと……?」

 

「そんな反応はいささか失礼ではないですか?零君」

 

「や、そんなことはない」

 

「ふふっ、零、これでも真矢はわかってないみたいよ」

 

「真矢はこういうのでは意外と鈍いんだな」

 

「え、な、二人して騙したのですか!?」

 

「や~、真矢の反応が面白くて」

 

「こんな真矢を見るのは初めてだったからね。ところで零、貴方にこれをあげるわ」

 

「おぉ~ありがとう、クロ」

 

「零君、私からも」

 

「真矢も作ったのか。ありがとう」

 

「後でそれの感想聞かせてよね。じゃあね」

 

「それでは」

 

「おう、じゃあな」

 

 

 

case18.純那&なな

 

 

 

「見つけたわよ」

 

「零君、みっけ♪」

 

「お、なに、俺は君たちから追われる立場なの?」

 

「そんなことはないわよ」

 

「純那ちゃんと一緒に零君のことを探してたからね」

 

「俺を探してた?なんかあったのか?」

 

「大事な用なのは間違いないわね」

 

「そんな大事な用事が?」

 

「私たちにとっては、だね」

 

「ん?」

 

「はい、零」

 

「いつもありがとね、零君」

 

「うん、確かに君たちにとっては大事な用事だな。ありがとう」

 

「ななにアドバイスをもらいながら作ったの」

 

「純那ちゃん、作るのすごく上手だったんだよ」

 

「ななにそんなこと言われると照れるわね……」

 

「ななに誉められて照れる純那とは珍しいな」

 

「うんうん♪ばなナイス♪」カシャッ

 

「っ!なな!その写真今すぐ消して!」

 

「拒否しま~す♪後で零君にも送るね」

 

「おう、頼む」

 

「『頼む』じゃなぁぁぁぁぁい!!」

 

「落ち着け純那ぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 

case19.まひる

 

 

 

「最初なんて声かけようかな……う~、どうしよう……」

 

「どした?まひる」

 

「うひゃあっ!!れ、零君っ!?」

 

「お、おう、そうだけど。どうした?」

 

「や、えっと、その……」

 

「うん?」

 

「あ、あの、あのねっ!零君にこれをあげたくて!!」

 

「チョコ?」

 

「う、うん」

 

「そうか。ありがとう、まひる。嬉しいよ」

 

「喜んでもらえてよかった。あ、あと、これも」

 

「袋?ずいぶんデカい袋だな。どうしてこれを?」

 

「チョコを入れるのに袋があったほうがいいかなって思って」

 

「おぉ、助かる。ありがとう」

 

「じゃあ、私は行くね」

 

「おう、ありがとな」

 

「ううん。じゃあね」

 

 

 

case20.華恋

 

 

 

「レ~イちゃんっ!!」

 

「うおっと。華恋、いきなり後ろから抱きついてくるなよ。バランス崩したらどうする」

 

「レイちゃんなら耐えてくれるでしょ?」

 

「まあ、そうだけど。で、俺に用か?」

 

「用がなくちゃ抱きついちゃダメなの?」

 

「そんなことはないけどな」

 

「えへへ、ありがと!じゃあ、レイちゃんにこれあげる!」

 

「華恋もチョコを作ったのか」

 

「自信作!」

 

「華恋が自信作って言うんなら相当美味しいんだろうな。食べるのが楽しみだ。ありがとな」

 

「うん!それにしても、レイちゃんにチョコをあげるって初めてだね」

 

「確かにそうだな。まあ、12年前から一度も会わなかったからな。仕方ないさ」

 

「私はちゃんとチョコを渡せる時がきてくれて嬉しいけどね!じゃあ、私は先に帰ってるね!じゃあね、レイちゃん!」

 

「おう。急ぎすぎて転ぶなよ~!」

 

「大丈夫大丈夫!」

 

「……まったく、相変わらずキラめいてるな。眩しいくらいに」

 

 

 

case21.ひかり

 

 

 

「さて、帰るかな。ん?」

 

 

校舎から外に出て駐輪場に向かおうとすると、校舎の影から誰かが手招きしているのが目にはいる。

 

 

「誰だ?……ってひかりじゃねぇか。どうした?こんな校舎の裏側に」

 

「そ、その……」

 

「ん?」

 

「れ、零に、これをあげたくて……///」

 

「これって……」

 

「その……バレンタインだから、零にチョコをあげたくて……///」

 

「ひかり……ありがとう。嬉しい」

 

「……ば、バレンタインって好きな人にチョコをあげるって聞いたから、一生懸命作った///」

 

「え、な、ひ、ひかり。い、今、お前……」

 

「~っ///!わ、忘れて!それと、チョコは食べながら帰って!」

 

「お、おい、ひかり!……行っちまった。……せっかくひかりが言ったんだ。一つ食べて帰るか」

 

 

丁寧に袋を開けて箱からチョコを一つ取り出して口に運ぶ。

 

 

「ひかりらしいチョコだな~。カカオが強い」

 

 

チョコをしまい、校舎裏から出て駐輪場に着くと誰かに袖を掴まれる。

 

 

「ん?ひかり?」

 

「……///」

 

「どうした?」

 

「…………一緒に帰りたい///」

 

「……わかった。ほら、ヘルメット。ちゃんとかぶれよ」

 

「……つけて///」

 

「急に甘えん坊になったな。ほら、じっとしてろよ」

 

「……うん///」

 

「よし。じゃあ、しっかり掴まってろよ」

 

「うん」

 

 

ゆっくりと、そして優しく発車する零。道路に出て速すぎず遅すぎずのスピードで、ひかりに負担がかからないスピードで走る零。ひかりは零の背中に抱きついて顔を赤くしながらも笑顔だ。

 

 

「(暖かい。安心するな)」

 

 

そう思いながらより力をこめて零に抱きつくひかり。

 

 

「(ありがとう、零。これからもよろしくね)」

 

 

 

 

ー星光館ー

 

 

 

 

「着いたぞ、ひかり。ひかり?」

 

「スゥ……」

 

「バイクの上で寝るなんてな。それほど安心してくれてるってことか……嬉しいな」

 

 

ひかりから優しくヘルメットを取り、おんぶして星光館に入っていって華恋たちの部屋のベッドにひかりを優しくおろして布団かぶせる零。

 

 

「これからもよろしくな、ひかり」

 

「……うにゅ、零……」

 

「どんな夢みてるんだか……」

 

 

布団の中のひかりはとてもキラめいて気持ちよさそうな寝顔であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、零が24人全員にチョコを渡して全員が驚き、零が一人で作ったと言ったら全員がすごく驚いたのは別の話。

 





お読みいただき、ありがとうございました……。イテテ……。


零「ったく、なんで遅れた?」


この記念回を書こうと思いついたのがバレンタイン一週間前でネタを少しもらってそのネタにたどりつくまでのネタを考えるのに時間がかかりました……。


零「一週間もあれば充分じゃないのか?」


ネタが思いつかんのよ……。あと……。


零「あと?」


モンハンやらせてよ!!ずっと書いててネタが思いつかなくて止まってると他のやつに逃げたくなるんだよ!!


零「知らねぇよ!?てか急に逆ギレするなよ!?」


24人分のネタをセリフを考えるのすごい大変だったんだからね!?もう口調が合ってるかわからないもん!!


零「それでもここまで読んでくれた読者に」


最大の感謝を。

ところで皆さん、スタァライトの新曲『Star Parade』は購入しましたか?私はアニメイトで予約しといて発売前日に買いに行きました。いい曲ですよね~。同日発売のBanG Dream!7th LIVEのCOMPLETEBOXも一緒に買いました。

では、皆さん、遅れて申し訳ありませんでした!レリでした!
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