少女☆歌劇レビュースタァライト 君とキラめくために 作:レリ
やっと書き終わったぁ!三日も遅れるとは……。
長話はやめです!それでは、どうぞ!
「はぁ?」
シークフェルトの生徒会室で零の間抜けな声が妙に響く。その声で生徒会メンバー、晶たちが零に目を向ける。五人に見られる中、零は構わず電話をしている。電話の相手は……。
「もう一度言ってくれるか?華恋」
『だから!昨日、ばなながくじ引きをしたら温泉旅館の招待券を当てて、それが十人までだから私たちとレイちゃんも行こって言ってるの!』
「温泉旅館、か。よく当てたな」
『ばななもびっくりしてた!』
「だろうな」
電話の相手は華恋だ。華恋から皆で温泉に入りに行こうというお誘いの電話だったのだ。電話がきて出るとすぐに温泉に行こ!と華恋が言ったのであのような声が出たのだ。
『で、行ける?』
「どうだろうな。こっちもわりと忙しいし」
「行ってもいいぞ」
「行っていいよ?」
「行ってきて大丈夫ですよ!」
「こちらは大丈夫です」
「聖翔の皆さんと温泉旅館、楽しんできてくださいね~」
『大丈夫みたいだね!』
「まさか全員に言われるとは……」
『じゃあ、旅館の場所はメールで送っておくから!あ、今日から旅館に行くから!』
「おい、聞いてないぞ。華恋」
『じゃあ、待ってるね!』
「おい……切りやがった。いいのか?晶」
「問題ない。正直、私たちは零にどうやって休んでもらおうかと話し合っていたからな」
「は?そんな事話してたの?」
「だってここんとこずっと働いてるじゃん、零。このままだといつか零でも体を壊すって心配してどうやって休ませるか悩んでたんだから」
「待って?今、休ませるって言った?え、強制的に休ます気だったの?」
「そうでもしないと休まないって聞いたので」
「待てメイファン。聞いたって誰から聞いた?」
「愛城さんと神楽さんと……」
「星見さんと大場さんから、ですね」
「多すぎない?てかあいつらだけじゃなくて純那とななもか……」
「ということで零センパイは今すぐ旅館に行って休息してきてください♪」
「へいへい。じゃ、悪いな」
「気にせず休んでこい」
「行ってらっしゃい☆」
「行ってくる」
零は校舎から出て駐輪場に停めてある自分のバイク(新しいバイク)にまたがり、一旦寮に戻って準備をし終え、向かおうとすると華恋からメッセージが届き、旅館までのマップが記載されていた。
「ここからだと地蔵通りを通ってからの方が早いな。よし、行くか!」
エンジンを吹かし、旅館に向かう零。途中、零が言った地蔵通りとは、彼女たちがいる地域だ。少し走ると地蔵通りに入るのでそこを走っていると地蔵通り由縁のお地蔵様が祀られている場所の前を通る零。そこにデカイバスが停まっていて彼女たちがいたことに気づかずに……。
―別視点―
バイクのエンジン音がして前の道路を見ると一台のバイクが走っていく。それを見て、見たことないバイクだったけど見覚えがあるような感じがした。運転してた人の顔はフルフェイスだったからわからなかったけど……できれば前を通ったのは彼であってほしくてさらに欲を言えば今から向かう場所に彼も向かっていてほしいと思いながらバイクが行った後をずっと見ていた。
「なにをしているの?早く乗るわよ、リサ」
「あ!ごめんごめん、友希那!」
―視点終了―
「……まさかあんなところで事故ってるとは思わなかった」
零は旅館にはたどり着けたが途中の道路で事故が発生しており、混雑していて予想よりも遅い到着となった。旅館の駐車場にバイクを停め、旅館の入口に行くとこの旅館の利用客が書かれている看板を見ると[聖翔音楽学園御一行様]と書かれており、他にも[Pastel*Palettes御一行様]と[地蔵通りリフレッシュ会御一行様]がある。
「パスパレが来てるのか。あとリフレッシュ会って婆さんたちだよな。見かけたら挨拶しておくか」
零は着替えが入っているリュックと二本の剣を持って旅館の中に入る。
「すみません!遅れた者なんですが!」
「あ、はーい!少々お待ち下さい!」
零が旅館の従業員を呼ぶために少し大声を出して見るとすぐに返事があったため、待つ。すると、綺麗な和服姿の女性が奥から歩いてくる。
「ようこそいらっしゃいました。聖翔音楽学園御一行様方から一人遅れていると聞いています」
「はい、すみません。途中事故が発生していて遅れてしまって。聖翔音楽学園の岡峰零です」
「私はこの旅館の女将の柊 雫と申します。では、部屋にご案内いたします」
「よろしくお願いします」
まさかの女将か、と零は思いながら女将の柊さんの後をついていく。向かいながら女将とこの道中のことなどを話ながら行くと、零の視界の端に一瞬茶髪が見え、立ち止まって見るとそこには誰もおらず、気のせいだろうと女将の後をついていった零であった。
「こちらの部屋でございます」
案内された部屋の前には『桜の間』と書かれた札がある。
「わざわざありがとうございました」
「いえ、それでは私はこれで。この旅館の名物は壺湯ですので良ければそちらをご堪能ください。それでは、ごゆっくり」
「はい、ありがとうございました」
女将が去った行き、零は部屋の襖を開けて中に入ろうとした瞬間急いで襖を閉める。
『なんで閉めちゃうの!?』
「それはお前らがいるからだろ!?なんでこの部屋にいるんだよ!!」
『私たちと零は同じ部屋だから』
「はあっ!?ちょ、おい!!」
いきなり襖が開かれ、中に強制的に入れられる零。中にいたのは華恋とひかりの二人だ。
「待ってたよ!レイちゃん!」
「遅い」
「いやだって途中事故ってて混んでたんだから仕方ないだろ。とりあえず、俺は部屋を出るからな」
「女将さんには話は通してあるから変えることはできないよ」
「やりやがったなお前ら……」
「最初から拒否権はないよ?」
「最近お前ら俺に対してなんか酷くねぇか?」
「こっちにも帰ってくるからって言っておきながら全然帰ってこない零が悪い」
「シークフェルトでも忙しいんだよ。俺が見てなくちゃあいつら無理するし」
「それはレイちゃんもでしょ?」
「……さて、なんのことかな」
「はぐらかさないで」
「シークフェルトの雪代さんたちから相談されてたんだよ?どうやったらレイちゃんを休ませることができるのかって」
「聞いたよ。んじゃ、せっかく来たんだ。温泉入りに行こうぜ」
「……混浴はないよ?」
「誰が一緒に入ろうって言ったっ!!」
温泉に入るために準備をして三人は部屋を出て廊下を歩いている途中何か大声が聞こえ、気になったので大声がした方向に向かう三人。そこは、この旅館の渡り廊下のような場所で椅子が置かれておりそこに二人の女子が座っていた。
「……なぜ、お前らがいる?」
「え、零?なんで零がいるの!?」
「零さん。お久しぶりです」
「あれ?リサちゃんだ!」
「と、知らない人」
「華恋とひかりも!?あれ、まさか聖翔で来てたの!?」
「たまたま友人がくじで当ててな。それで来たわけだ。で、なんでリサとレイヤがいるんだ?あとさっきこの辺で大声が聞こえたが」
「あ~、アタシたちは長老さんたちの代わりで来たんだ。出発直前で全員ぎっくり腰になっちゃって」
「それでこの旅行がキャンセルできなくて町内の私たちに代わりに行ってきてって親から言われたんです」
「ぎっくり腰とはまた災難な……」
「あはは……。で、さっきここで大声出してたのは有咲だよ」
「有咲が?なんでまた?」
「私がミュージックスクールのことを話したんです」
「なるほど。それで恥ずかしくなったってことか」
「当たり」
「零、そろそろ紹介して」
「おっとすまん。リサは知ってるだろ?こっちがガールズバンドの一つのRAISE A SUILEN、通称RASのベースボーカルのレイヤだ」
「初めまして、本名は和奏レイです」
「私は愛城華恋!よろしくね!」
「神楽ひかり。よろしく」
「はい」
「レイヤは後輩だぞ」
「え!?そうなの!?大人びてるからてっきり同い年かと思った!」
「私も」
「よく言われます」
「リサ、あと何人来てるんだ?」
「ポピパとアフロとパスパレとアタシたちとハロハピが全員で」
「RASは私とますきとロックの三人です」
「モニカは全員忙しいみたいで来てないよ」
「多いな。よくもまぁ、ここまで誰とも会わなかったな」
「ところで零たちは温泉に入りに行こうとしてたの?」
「そうだよ。大声が聞こえたからこっちに来ただけだ。まさかお前らがいるなんて思ってなかったが」
「あはは、アタシも零と会うなんて思わなかったよ。それより温泉行ってきたら?アタシたちはまだここで話してるから」
「あぁ、そうするよ。じゃ、また後でな」
「じゃあね、リサちゃん、レイさん!」
「また」
「またね~」
「ごゆっくり」
リサとレイヤから別れて再び温泉に向かう零たち。
「まさかこんなところで会うなんてね」
「びっくりだな。もしかしたらそっちの方に友希那たちがいるかもしれないな。ま、会ったらその時はその時だ。まずは温泉でゆっくりしよう」
「そうだね!」
「うん」
しばらく歩き、男湯と女湯と書かれたのれんを見つけ、零は男湯とある方に入る前に女湯に入る二人にまた後でと言い、中に入って服を脱いで扉を開ける。
「これが壺湯ってやつか。それぞれ戦国武将の家紋がデザインされてるのか。伊達家にするか」
零は伊達政宗の家紋がデザインされている青い壺湯に入る。
「ア"ア"ア"~やっぱ温泉は気持ちいいな~」
男子高校生らしからぬ声が出たが気にせずに温泉を満喫する零。
「ここは全部が露天風呂なんだな。景色も綺麗だ」
「レイちゃ~ん!!」
柵の向こう側から華恋の声が聞こえる。零はすぐに周りに誰もいないかを確認し、温泉に入っているのが自分だけだとわかって安堵してから華恋に向かって叫ぶ。
「バッ華恋!そんなに大声出してこっちに俺以外の人がいたらどうするんだ!まずそっちにも華恋以外に入ってる人はいるだろ!」
「私たちがいるわ」
「その声……友希那!?」
「私たちもいます!」
「香澄!?」
「聖翔メンバーは全員いるけど友希那ちゃんたちの方はみんなバラバラみたいだよ!」
「各々自由ってことか。そういやリサとレイヤは外にいたな」
女湯の方では聖翔メンバーが友希那たちと話しているようで話し声が聞こえる。
(話してる内容が全部俺についてなのはなぜなんだろう……)
そう思いながら温泉にゆっくりしようとしたが自分についての話しが聞こえるのでその場にいづらくなってしまう。
「華恋!俺はもう出るからな!のぼせないように気をつけろよ!友希那たちもだからな!」
『はーい!(うん/えぇ)』
「うし、出るとするか」
「零先輩!ロックがのぼせちゃったみたいです!」
「言ってるそばからのぼせんなよ!!香澄!悪いが更衣室の外まで頼む!その後は俺がおぶるから!」
「はい!美咲ちゃん、手伝って!」
「わかった」
「……美咲もいたのか。と、俺もさっさと出なくちゃな」
急いで温泉から上がり、用意されていたこの旅館の浴衣を着て更衣室を出るとまだ香澄たちはおらず、壁によりかかって待とうとした瞬間に香澄と美咲が出て来て二人で六花を運んできた。
「後は任せろ。ありがとな、香澄、美咲」
「いえ!」
「全然大丈夫です」
「ところでどこに運べばいい?」
「あ、じゃあ私たちの部屋にお願いします!」
「了解。のぼせてるからわかんないだろうけど俺がおぶるのを我慢してくれよ」
「……いいなぁ、ロック」
「……私もおぶってもらいたいな」
「なんか言ったか?」
「「何も言ってません!」」
「お、おう。そうか。香澄、案内頼む」
「はい!美咲ちゃんもありがとう!」
「あたしは旅館の人に言って氷水貰ってくるね」
「頼む」
「頼まれました」
そう言って美咲は旅館の人を探しに走っていき、零は香澄に案内されて香澄たちの部屋へ六花をおぶって向かったのだった。部屋に着いて零が「ポピーの間……?」と呟いていたが。
布団を出して六花を寝かせたら美咲が氷水が入った袋から持ってきて六花の頭の上に置き、後は香澄と美咲に任せて零は旅館の中をちょっと散歩していた。
「あれ、ゲームセンターか?ん?あの髪って……」
ゲームセンターから二人の人物がどこかに行ったのを見て零はクレーンゲームにあったぬいぐるみを取ってからそちらに向かおうとした瞬間、風呂上がりの紗夜に捕まったのだった。
場所は変わって自販機がある場所に千聖と麻耶と彩がいた。
「遅いわね、花音」
「道に迷ってしまったんでしょうか」
「そうかもしれないね。どうする?千聖ちゃん」
「探しに行くわ。ちょっと待ってて」
「あ、千聖ちゃん!」
「花音!」
「と、あの人って……」
「き、きききききき、キング!?はわぁ、こっちに向かってくる!」
千聖たちのところに花音と花音を連れたますきが現れ、ますきのことをよく知っている麻耶は慌ててしまう。その麻耶を彩は見ているが千聖は放っておいて花音に話しかける。
「よかった。探しに行こうとしてたのよ」
「道に迷っちゃってこの人に連れてきて貰ったんだ」
「そうなのね。ありがとうございました」
「ありがとうね」
「……Pastel*Palettes、大和麻耶さん……」
「「え?」」
「……え?」
「尊敬してるっす!」
ガタタンッ!
「なに今の音?」
近くでなにかが倒れたような音が響くが何もない。千聖は何もないなら気にしないでと言って全員が気にしないようにする。
「あ、自分、佐藤ますきって言います!」
「し、知ってるッス!」
「自分、麻耶さんのドラムがアイドルになられる前から大好きで!」
「ふへぇ!?」
「あんなすげぇドラム叩けてしかもアイドルまでやってるなんて凄すぎるっす!麻耶さんは自分の憧れっす!」
「う、嬉しいッスぅ……」
「どうしたんですか?」
「巴ちゃん」
「巴~鍵忘れてる」
「あ!悪い、沙綾!」
「あ、お姉ちゃん!」
「おう、あこ!」
この短時間でこの旅館にいるバンドメンバーの全ドラマーが揃うという奇跡が今ここに。
「は!これは……!」
「麻耶さん?」
「ドラマー会議、やりませんか?」
『ドラマー会議!!』
「その前にちょっと失礼~」
『え?うわぁ!?』
いつの間にかここにいる全員の中心に現れた零に驚き、声をあげながら数歩後ずさってしまう。
「れ、零!?」
「おす。ますき、これ」
「え?これって……」
「さっき狙ってたろ?やるよ。じゃ、ドラマー会議、楽しめよ」
零はますきにクレーンゲームで取ろうとしていたぬいぐるみを渡してどこかに歩いていった。その間、わずか数分の出来事だった。全員が呆気にとられながら零を見送っていたのだった。
「なんか変な様子だったから様子見してたらまさかますきが麻耶に憧れていたとはな。さ~て、また風呂入るか」
ドラマーのところからだいぶ離れた廊下を歩きながら呟いている零。そう。先ほどの物音はますきの反応に零がコケた音だったのだ。
「零」
「ん?ひかりか。どうした?」
「……一緒にいたい」
「そっか。なんか飲むか?」
「うん」
ひかりと一緒に自販機がある場所に行き、近くの椅子に座る。
「そっちはいろいろ大丈夫?」
ひかりが零が買った缶のココアを持ちながら零に聞いてきた。零は缶コーヒーを一度飲む。
「まあ、ぼちぼちだな。シークフェルトの皆も仲良くしてくれるしな」
「そう。ところで」
「ん?」
「……なんで全然帰ってこないの?」
「え!?あ、その……」
「……帰ってくるって言ってたよね?なんで連絡だけなの?なんで?」
「その、いろいろ忙しかったんだよ」
「休日は帰ってこれたよね?」
「……」
「寝てたんでしょ?」
「……」
「寝てて帰るの忘れてたんでしょ?」
「……はい」
「……」
「その、ひかり?」
「……零」
「は、はい!」
「次はないよ?」
「はい!すみませんでした!!」
「はぁ。あっちでの出来事、聞かせてくれる?」
「あ、あぁ。もちろんだ。その代わり、そっちも聞かせてくれるか?」
「もちろん」
そこから話していると途中で華恋、純那、なな、友希那、リサ、紗夜が参加し、零はもう一度自販機に行き、全員分の飲み物を買ってきてどんどん話が盛り上がった。盛り上がりすぎたのでここではなく、零と華恋とひかりの部屋に移動してまた話をしたのだった。移動中に燐子とあこと彩と千聖と花音とレイヤと会って参加すると言って結構な人数になったが。
これで零の無理やり行かされた休日が終わったのだった。
お読みいただきありがとうございました!
今回はBanG Dream!で温泉旅館に行くやつを零たちにも行かせました。零と友希那たちは同級ということにしているので時間軸が大変なことになっていますがそこは気にしないでください。
さて、スタリラ内はプレゼントとかガチャとかヤバいですね。去年同様無料ガチャがきてますね。二周年になる前にきた珠緒を当ててから虹が全く出ていない私ですが……。なんなん?全然虹出ないって一体なんなん?隠者のまひるを当てようと石が貯まったら引いているのに全然出ないし……。まひるは来月に絶対当てなくては!強さもそうだけどなにより衣装が可愛いんじゃ!!まじでなんで虹が出ないん!?まさか、今月のガチャ運が尽きたというのか……?なんということだ!!来月はやちよの誕生日があるからまひるを当てたらガチャ運を温存させておかなければ……!
それでは以上、レリでした!
遅れてしまってごめんなさい!!