少女☆歌劇レビュースタァライト 君とキラめくために   作:レリ

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再 生 産





スタリラ編第四話

突如現れた塔からゾロゾロと出現したコロスを舞台少女たちは迎撃し、次々にコロスを倒していった。

 

 

 

「ふぅ」

 

 

 

目の前にいたコロスの最後の一体を倒して消滅を確認してから息を吐きながら刀を鞘にしまう珠緒。

 

 

「珠緒先輩!お疲れ様です!」

 

「塁ちゃん。そっちもお疲れ様」

 

「いえ!珠緒先輩はお怪我とかしてないですか?」

 

「私は大丈夫。他のみんなは?」

 

「皆さん大丈夫だそうです」

 

「そう、よかった。けど……」

 

「えぇ、あれは……」

 

 

揃って顔を動かしてある方向を見る。二人が見ている先にあるもの。それは……。

 

 

 

幾本もの矢が飛び、二本の刀が振り下ろされる光景だった。その二つが狙うは一つ。

 

 

「…………どうしてアレを避けられるのかしら」

 

「……矢は弾いたりしてますけど、だいたい避けてコロスに流れ弾として当ててコロスを倒してますし」

 

「刀に至っては剣で受け止めてから流したりして避けて突きの攻撃はタイミングよく避けてコロスに当ててるしね」

 

「あら、いちえ。お疲れ様」

 

「珠緒と塁もね。けど、どうしてあんな風になってるの?」

 

 

珠緒と塁が話しているところにちゃっかりと混ざるいちえ。いちえも気になっている目の前の光景、いや、全員が気になってる光景だが。

 

 

二つが狙うモノは……

 

 

「避けないで当たりなさいよ!!」

 

「そうだよ!!」

 

「無茶言うなバカ!!」

 

 

休むことせずに次々に矢を放つ純那。隙を突いて二本の刀で接近戦をするなな。それを一つも当たることがない二人が狙う目標……零である。

 

 

「じゅ、じゅんじゅん!落ち着いて~!」

 

「大場さんも」

 

「関係ないと思ってるようだけどあなたたち二人も同罪よ!!」

 

「わぁぁぁぁぁ!?こっちにも矢を飛ばさないでよ!?じゅんじゅん!!」

 

「わ……!?」

 

 

二人を止めようとした華恋とひかりだが、純那には逆効果だったらしく、狙いを零から二人に変えて無数の矢を放つ。突然すぎてびっくりしながら必死に逃げる華恋とひかり。

 

…………レヴューの最中にやることではない。

 

 

「あ、純那ちゃん!!」

 

「え、なっ!?」

 

「隙ありだっ!!」

 

 

純那からの攻撃が無くなったのをいいことに零がななの攻撃から高速で離脱し、そのまま純那に向かって突撃した。一瞬反応が遅れたななが純那に呼び掛けるが時すでに遅し。ななの声に反応して振り返った純那の目の前に零がいた。驚愕で固まってしまった純那に零は弓に向かって夜天の剣を下から振り上げるようにして純那の手から弓を弾き飛ばした。

 

 

「弓が!!」

 

「純那ちゃん!!えっ!?」

 

 

弓を弾き飛ばされたことで自分の弓に視線が行ってる純那に零は追撃をせず、そのまま後ろに振り向きながらまたもや突撃。狙いは後ろにいるななだ。ななはまさか自分に来るとは思っておらず、純那の援護に向かう為に走っていたので急いでブレーキをしたが、その事で体が動かず……

 

 

「はぁっ!!」

 

 

 

ガキンッ!!

 

 

 

「くっ!?」

 

 

一本の刀を弾き飛ばされた。

 

 

「なな!!」

 

 

純那もタダでやられるわけもなく、矢を一本出して零に向かって突きを繰り出す。ななも残った刀で斬りかかろうと腕を振り上げ、零に向かって振り下ろした。

 

 

その一瞬で、純那とななの二人は自分たちの行動が誤ったというのを瞬時に理解した。なぜならーーー

 

 

 

 

ガギィィィィィィィィン!!

 

 

 

大音量の金属音にコロスと戦っていた舞台少女たち、離れたところで見ていた珠緒たち三人。挙げ句の果てには戦っていないコロスでさえも、全く動かずに発生源を見た。だが、珠緒、塁、いちえの三人は零のレヴューでの動きを見たことがなかった為に零の動きに驚きを隠せず、口をあんぐりと開けていた。

 

珠緒たちの目線の先には、両手に何も持っていない純那とななに体を屈み、腕をクロスさせて下から喉元に突きつけている零がいた。純那とななに至っては突きつけられている剣先を見ながら冷や汗を流している。

 

 

「…………決着だね」

 

「そうね」

 

 

 

その光景に静かに呟いた華恋とひかり。二人の周りには先ほど純那が放った無数の矢が刺さっているのを見るになんとか避けていたようだ。

 

 

「あんたたちいつまでバカやってるつもり!?そんなことやってる暇があるなら塔の扉を閉めたりとかしなさいよ!!」

 

『あ……』

 

 

謎空間に我慢できなくなったクロからいきなり怒号が飛んできて今の状況を思い出したバカなことをやっていた零たち五人。

 

 

「あぁもう!双葉!私たちで扉を閉めるわよ!!」

 

「え、わ、わかった!クロ!」

 

「援護するね!」

 

「私も~」

 

 

クロと双葉の二人が扉に向かって走り、それを後方から二丁拳銃を持ったあるるとクナイを出したゆゆ子が二人の前方にいるコロスに向かって攻撃し、二人の援護をしたおかげで二人は難なく扉にたどり着き、扉を閉めた。

 

 

扉を閉めたことでコロスが出てくることが無くなり、あとはステージに残っているコロスを倒すだけになった。

 

 

「あんたたち五人でこのコロスを倒しなさい!」

 

「うえっ!?私たち五人で!?」

 

「あんたたちがバカやってる間、誰がコロスの相手をしてたと思ってたの!?さっさと行きなさい!!なんか文句ある!?」

 

『い、いえ!ありません!!』

 

「ならさっさと行く!!」

 

『は、はい!!』

 

 

クロの無茶な指示に華恋が異議を唱えたがクロのド正論と気迫になにも言えなくなり、五人は残ってるコロスのところに急いで走っていった。

 

 

「全く……。みんなは手出ししないでいいから!!全部五人に任せていいから!!」

 

「わ、わかりました」

 

 

クロの気迫に何も言えないのは他の学校の舞台少女も例外ではないようである。

 

 

「だー!!めんどい!!華恋!ひかり!純那!なな!」

 

「わかった!」

 

「……わかった」

 

「え、大丈夫なの!?」

 

「純那ちゃんの言うとおりだよ!」

 

「大丈夫だ!!」

 

 

ちまちまコロスを斬っていた零だがだんだんとイライラしてきたらしく声を荒げてしまう。そのまま四人に声をかけるが、名を呼ばれただけなのに華恋とひかりは零の意図に了解の言葉をかけるが純那とななは二人とは逆の心配の声があがるが零は大丈夫だと言う。

 

主語は何一つ無いのに四人は零のどんな意図を読んだのか謎なのを聖翔以外の舞台少女は疑問になっていた。

 

 

「わかった。なら、任せたわ!」

 

「ケガしないでね!」

 

「オーケー任された!!はあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

雄叫びを上げながら零はたった一人で残りのコロスの大群に突っ込んでいった。他の四人は攻撃の手を止めて座りこんで休憩しだした。

 

 

『えっ!?』

 

 

たった一人で突っ込んでいったこと、四人は何もしなくなったこと、それを見た舞台少女たちが驚愕の声をあげるが残った聖翔の舞台少女は呆れていた。クロに関してはめっちゃデカいため息をしている始末。

 

 

「え、あ、あの、私の目には零先輩が一人で行ったように見えたんですが!?」

 

「大丈夫よ、塁ちゃん。私にもそう見えたから」

 

「ちょ、大丈夫なの!?一人であの数は!?」

 

「大丈夫ですよ、零君なら」

 

 

塁、珠緒、いちえが慌てて手助けに行こうとする中、落ち着いた声で真矢が言ってきたことで三人の動きが止まる。

 

 

「お忘れですか?一番最初の大群を一瞬で葬ったのは誰なのか」

 

「え……」

 

 

真矢が言った瞬間、一瞬だけ地下劇場が眩い光に包まれた。

 

光が消えるとステージに結構いたコロスの姿は一体もなかった。その代わり、二本の剣を背負ってる鞘に入れている零だけがいた。

 

 

 

 

 

 

全員はもう声をあげられないぐらいに驚愕しており、戦闘の音が響いていた地下劇場には耳が痛くなるほどの静寂に包まれたのだった。

 

 

 

 




大変長らくお待たせしました。アサルトリリィに集中してました。ごめんなさい。


今回はちょっと短めでしたが、ストーリーを忘れてしまっているため、ほとんど進んでません。ご了承ください。次から塔の中に入る感じですかね。


そして今日!!私の推しのひかりの誕生日!!めでたい!!ガチャ当てなくちゃ!!

はい、それでは以上、レリでした!


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