少女☆歌劇レビュースタァライト 君とキラめくために   作:レリ

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皆様、こんばんは。レリです!

前回投稿して早一ヶ月……時が経つのは早いですね…………。お待たせしました!!

それでは、どうぞ!!


第五話

零は今、地下劇場に続くと思われる階段をかけ下りている。

 

 

(入り口に落ちてたバール……一体誰が……まさか、ひかりか?)

 

 

『私は!ひかりちゃんと一緒にスタァライトするの!』

 

「っ!この声……華恋!なぜ華恋の声が……」

 

『一緒に……』

 

「この声は、天堂か!華恋の相手はよりにもよって主席かよ!くそ!!」

 

 

聞こえるはずもない声が聞こえ、悪態をつく。もし先に降りてる者がひかりだとすると嫌な予感が増大する。

 

 

「ひかり、頼むから変なことするなよ!」

 

 

そう願いながら降りるスピードを上げる。しばらくかけ降りてると、劇場の入口らしき扉の場所まで来た。が、その扉は開かれており、一人の人物が立っている。

 

 

(ひかり……華恋は……っ!?ここは校庭じゃないか!どうしてあの階段が校舎の玄関と繋がって……まさか、休日とかの奴らは入れないから自動的にここに着くようになってるのか?だが、この雨……普段とは違う嫌な雨だな……)

 

 

劇場の入口の扉の先は華恋たちが戦っているステージはなく、校庭となっている。天気は雨だ。ひかりを見ると、雨に濡れながら立っている。まるで、なにかを悟ったかのような立ち方だ。そのひかりに近づき、自分のブレザーをひかりに羽織る。そして、頭を撫でるように手を置く。

 

 

「お前があいつを信じなくて誰が信じるんだよ。無論、俺も信じてる。だが、華恋は俺よりもお前を信じてる。だからお前もあいつを信じろ。今回は敵が悪かった。それだけだ。な?」

 

「……うん……少し、いい?」

 

「あぁ」

 

 

ひかりの問いの意味をすぐに理解する零。するとすぐにひかりが顔を零の胸に埋めるように抱きついてくる。

 

 

「……っ……っ……」

 

 

すすり泣きをしているひかりを何も言わずに頭を撫で続ける。

 

 

「ひかりちゃん……レイちゃん……」

 

「華恋……」

 

 

後ろから華恋の声が聞こえ、後ろを向く。華恋も雨で濡れている。すると、顔を埋めていたひかりが離れ、華恋に近づく。

 

 

「ひかりちゃん……私負けちゃった……一生懸命歌って踊って戦ったのに相手にされなかったみたいな……」

 

 

パチンッ!

 

 

華恋が話している最中に雨が降っているというのに音が響く。ひかりが華恋を叩いたのだ。

 

 

「…………バカ」

 

 

小さな声でひかりが呟く。その声は華恋と零の二人の耳にしっかりと聞こえていたのだった。零は何も言わず、一歩も動かずに二人を見ていたのだった。

 

 

そして、その日のオーディションは華恋が負けた日となったのだった。

 

 

 

~次の日~

 

 

 

今日は休日。零は早めに起き、寮の庭で木刀で素振りをしている。すると。

 

 

ドタドタ……

 

 

「朝から騒がしいな。一体何があったんだ?」

 

「あら、零じゃないの」

 

「ん?なんだ、西條か」

 

「私には名前で呼んでくれないの?」

 

「長いからやだ」

 

「直球ね。あだ名で呼んでくれていいのに」

 

「んじゃ、クロでいいか?」

 

「えぇ、素直でよろしいわ」

 

「そりゃどうも」

 

「ところで零はなにしているの?」

 

「見ての通り素振りだ。剣道とかじゃないけどな」

 

「じゃあなんなの?」

 

「我流のやつだからな。なんならさっきまでしてた素振りとは違うやつを見せてやろうか?」

 

「いいの?じゃあお言葉に甘えて」

 

「はいよ」

 

 

ザッ……

 

 

ビュンッ!ビュンッ!ビュンッ!

 

 

 

木刀を腰に構え、まずは居合い斬りのように木刀を出す。そして、木刀を斜めに一閃し、一歩踏み出し、木刀を前に突き出す。その際の動きに無駄はなく、木刀は見えない速度だ。そして、木刀を腰に戻す。

 

 

パチパチパチパチ!

 

 

それを見ていたクロは拍手をする。

 

 

「結構すごいのね。木刀が見えなかったわ」

 

「ホントすごいわね」

 

「さすがレイちゃん!」

 

「え!?」

 

「純那に華恋。いつからいたんだ?」

 

 

クロの隣にいつの間にか純那と華恋がいる。クロは全然気づかなかったようで驚いている。

 

 

「零君って剣道とかしてたの?」

 

「ななまで……いや、剣道はしていないよ」

 

「え?じゃあ今のは?」

 

「我流だ」

 

「が、がりゅう?」

 

「自分で産み出したようなことよ。華恋」

 

「すごい!レイちゃん!」

 

「お前は後で勉強会だな。華恋」

 

「え!?」

 

「あはは……」

 

「あ!そうだ!レイちゃん!前に学校にレイちゃん宛の荷物が届いてたじゃん!あれってなんだったの?」

 

「あぁ、あれか。少し待ってろ。持ってくる」

 

 

華恋が俺が来てすぐに届いた荷物、夜天の剣のことを言ってきた。隠したままでもいいのだが、隠すのがめんどうなのでこのまま皆に見せる。

 

 

「お待たせ」

 

「あれ?それっていつも零君が持ってるやつだよね?それが届いてた荷物なの?」

 

「そうだよ、まひる」

 

「布でなんなのかわかりまへんな」

 

「零、これって竹刀とか入れるやつじゃないのか?」

 

「ご名答だよ、双葉。今出すから」

 

 

巻いてある布を取り、夜天の剣が姿を現す。皆は驚いている。

 

 

「黒い剣……?」

 

「ほ、本物……?」

 

「本物だよ。これは俺の親父がお偉いさんでね。お偉いさんでむちゃくちゃ強くてさ。その遺伝なのか俺も相当強いみたいで国から認められて俺も剣の所持を許されてる。だから、俺はこいつをいつも持ち歩いているんだよ」

 

「つまり、学校に関係のないものを持ってきていると?」

 

「ん?いやいやいやいやいやいや、待て、待ってくれ、待ってください」

 

「待たないわよ。なんでこんなのを持って学校に行っているのかしら?」

 

「純那さん、落ち着いてください。これは俺にとっちゃ持ってなくちゃダメなんだよ!」

 

「なんでダメなの?」

 

「持つのをやめたら親父に怒られ、国からも怒られかねないから」

 

「国って……」

 

「またずいぶんとでかい者に怒られてまうんやな」

 

「だから仕方なく持ってるだけなんだ。入学した時だって置いてったのにどうやって送ったのか不明だけど宅配で届いていたしな」

 

「剣一本送るなら造作もないんじゃないの?」

 

「普通に考えたらな。けどこいつは普通じゃないんだよ」

 

「どんな秘密があるのか気になりますね」

 

「おぉ、天堂。ここで参加か。試しに天堂、ちょっとこいつを持ってみてくれ」

 

 

そういうと、夜天の剣を床に置く。

 

 

「ねぇ、零」

 

「なんだ?純那」

 

 

純那が小声で話してきたので小声で返す。

 

 

「アレってオーディションで使ってたやつよね?確か、名前は夜天の剣だったかしら」

 

「ご名答」

 

「やっぱり」

 

 

そう話していると、天堂が夜天の剣を持ち上げようとしていた。だが……

 

 

「え……?」

 

「どうしたの?天堂さん」

 

「愛城さん、ちょっとバトンタッチを」

 

「へ?いいけど。持つだけだよね?」

 

「そうだぞ」

 

「珍しいわね。アンタ自らバトンタッチするなんて」

 

「まさか、そんな事はないはず……」

 

「今なんて言ったの?」

 

 

クロが天堂に話しかけているが、天堂は夜天の剣を見つめてクロの話を聞いていない。

 

 

「え!?なにこれ!?ねぇ、レイちゃん!これすごく重いんだけど!!」

 

「華恋、零が持てるのに持てないなんてそんな事はないと思うのだけど」

 

「じゅんじゅんも持ってみてよ!」

 

「わ、わかった……え、ホントに重い……」

 

「そう。こいつは剣にしては重すぎるんだよ。だから扱う奴がいない。だけど、俺が扱えるとわかるとその剣を渡されたんだよ。俺の所有物となったわけ。それと、こいつの名前は夜天の剣だ」

 

「夜天の……」

 

「剣……」

 

「カッケェ名前だな」

 

「こんなの持てるなんて零は一体どんな筋肉してるのよ」

 

「いたって普通の筋肉だが」

 

 

そういって腹筋を見せる。

 

 

「すごい、腹筋が割れてる」

 

「わ、すごい、硬い」

 

「まひるちゃんだけずるいよ~私も!」

 

 

割れてる腹筋を見て、触りたい娘達が許可も得ずに触りまくっている。触りたい娘達といっても全員だが。そして、零はあることに気づく。こんなにも騒いでいるのにあと一人いないということに。

 

 

「なあ、ひかりは?」

 

「………………あーーーーーーーーーー!!!!」

 

 

零が聞くと、間があってから華恋が思い出したかのような声を上げるのだった。

 

 

「そうだよ!そうだったよ!レイちゃん!実はひかりちゃんがどこにもいないの!!」

 

「……は?」

 

 

華恋から聞かされた内容を理解するには珍しく遅くなってしまった。

 

 

「ひかりがどこにもいない?で「電話はしてみた?」なな、俺のセリフを……」

 

「あ、ごめん」

 

「いや、大丈夫」

 

「ばなな、ナイス!ばなナイス!!」

 

 

華恋はななのバナナを連想させるツインテールをポンポンと軽く跳ねさせている。

 

 

「まさかの気づいてなかったのか」

 

「ばなナイス……♪」

 

「ななは気にいったみたいだな」

 

 

トゥルルル……トゥルルル……ガチャ…

 

 

「あ、ひかりちゃん!今どこにいるの!?……ってまさかひかりちゃん、今外!?」

 

『えぇ!?』

 

「外出届出した!?門限六時って知ってる!?じゃなくてぇ!!」

 

 

そう叫ぶと華恋は出掛ける準備を素早くすませ、靴を履いている。

 

 

「華恋、外出届はどうすんだよ!」

 

「今日の廊下掃除はあなたよ!」

 

「ごめんなさい!いってきます!」

 

「あぁ、華恋ちゃん!」

 

「まひる、純那。すまないけど後頼む」

 

「え?零君?」

 

「まさか、零。あなたも行く気!?」

 

「あいにく入ったばかりなんで外出するのに外出届とか門限とか知らないんでね!」

 

「それ、ただの屁理屈よ!」

 

「あいつらをほっとくことができないんでね!居場所はいつも通り、勘でいく!」

 

「勘でって……あぁ、零!!」

 

 

華恋が走って行った後すぐに零がバイクにまたがり、まひると純那に説明した後、バイクを吹かし、走って行った。

 

 

(さて、ある程度の情報は華恋から聞くか。後は勘だな)

 

 

そう思い、信号で停まってる間に華恋に電話する。

 

 

『もしもし、レイちゃん!?今レイちゃんと電話してる場合じゃないから!!』

 

「いいから聞け!俺もひかりの捜索を手伝う。だからひかりから居場所の情報を俺のケータイにも送ってくれ!すぐに向かうから!!」

 

『わ、わかった!別行動ってわけでいいんだよね!?』

 

「その方が効率がいい。ひかりを探すぞ!!」

 

『うん!!』

 

 

(これで情報はある程度掴むことができる。さぁて、アホ幼馴染を探しに行きますか!)

 

 

電話はBluetoothを使用している。運転中でのケータイ操作は危険なので零はしっかりとBluetoothを使い、安全を徹底している。すると、華恋からメールが届く。バイクを路肩に停め、メールを確認する。メールの内容は、一枚の写真があり、『これなに?』というメッセージがあった。写真はボヤけているが、ガラスのようなところになにかがいる。零はそれを見て、勘で華恋に返信する。

 

 

『たぶん、クラゲ』

 

 

送信するとすぐに返信が来る。

 

 

『それだ!!』

 

 

(いや、それだって……クラゲなら水族館だな。近くから潰していくか)

 

 

進行方向を近くの水族館に向け、再度、バイクを吹かすのだった。




第五話をお読みいただき、ありがとうございました。

とっくに書き終わってるから後は投稿するだけだなと思っていながら時間だけが過ぎていく…………。時とはなんてこんなにも残酷なのか。投稿する時間はいくらでもあったはず…………なのに、スタァライトの四コママンガ読んだり、ガンプラ作ったり、ガンプラ作ったり、ガンプラ作ったり、スタリラの協力レヴューやったり、VSレヴューやって、負けたら編成を変えて勝ってということをしてきたのです。文字にしなくてもこう思う。何をやっていたんだっ!!!!と。次回はそんなに待たせずに投稿出来るように頑張ります!!

凛名館の『蝶になってみませんか』と『鬼紅忍絵巻』を聴きながら書いてます。『鬼紅忍絵巻』良い曲ですよね~。自分結構この曲好きです。

スタリラでのプレイヤーネームは変わらず『レリ』ですので見かけたらフォローよろしくお願いいたします。スタァランクはシルバー☆3ですので。弱いです。

それでは、皆様。一日お疲れ様でした。レリでした!
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