G&K本社…個室部屋…
胸倉を掴まれたマーダーと怒りを露わにしたウェイター。
ウェイター「それ以上私の過去に踏み入れるのはやめて頂きませんか…!」
マーダー「アハ♪図星みたいねぇ?本当はあなたを滅茶苦茶にしたいけど、今はやめておくわ。でも、その怒りの理由を教えてもらえるかしら?」
ウェイター「貴女に教える義理はありません」
そういいウェイターは部屋から出ようとするが、一旦立ち止まった。
ウェイター「…一つだけ教えます。私が民生用から戦術人形になってDG小隊にいる理由には
マーダー「ふーん…」
ウェイター「では失礼します」
ウェイターは部屋から出て行った。
マーダー「予想以上にいいわねぇ、その気迫、怒り、闇の深さ…気に行っちゃったわ……あの二人…」
不気味な微笑みを浮かべてマーダー。
マーダー「他の奴には殺させない…私が滅茶苦茶にして楽しんだ後にヤってあげる♪キャハハハハ!」
マーダーの妄想は膨らんでいた。どうやって狂わせようか。どうやって闇と怒りを露わさせようか…。
そんな事を考えている最中いきなり部屋が勢いよく蹴飛ばされた。
バルカン「この腐れサイコ!!歯をくいしばれえ!」
マーダー「フギャァッ!!」
いきなりバルカンのラリアット炸裂。マーダーは吹き飛ばされ壁に背中から激突した。
マーダー「…痛ったいわねぇ…。いきなりなんなのよ?単細胞生物」
バルカン「やっぱりな… 怪しい思って付いて来たら…」
マーダー「あら?尾行?貴方にしては意外とやるじゃない。」
バルカン「ウェイターに何を言った?返答次第だと危険と私は判断してペルシカに言うぞ?」
マーダー「そんな物騒な物じゃ無いわよ?ウェイターの事を最も知りたかっただけ。
あるでしょ?恋って言えばいいのかしらこの感情。だからその手始めにね?」
バルカン「恋?お前なんかがすんのかよ?
マーダー「貴方よりお先にウエディングドレス着て貴方を弄り回したいだけよ。」
バルカン「は?いやお前に無理だろ」
マーダー「まぁ…所詮ヘリアンと同じ一生独身の生き遅れがお似合いよ?女子力ゼロのバルカンには」
バルカンが気にしてる事を言うマーダー。
バルカン「言いやがったな?!私が気にしてる事をこの野郎!結婚する気はないがな…!ヘリアンと一緒の生き遅れとはなんだ!生き遅れとは!」
マーダー「そのまんまの意味よ♪料理もまともに出来ないお馬鹿さん?」
バルカン「野郎オブクラッシャァァ!!」
そしてまんまと口車に乗せられヒートアップし口喧嘩から殴り合いに発展…
と思われたその時。
ペルシカ「うるさい」
バルカン・マーダー「「ぎゃっ!?」」
バタバタン…!
こっそりドアから入ったペルシカは手に持っていたタブレットから緊急停止させるコードを発信させ二人を強制的にスリープモードに移行させた。
ペルシカ「喧嘩でもされたら面倒なのよ」