破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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ウチは慈善事業やってんやないで?




助けてを求めたくば正当な対価を

H&R本社……

 

クタクタに疲れたリホーマーが帰って来た。

 

リホーマー「あーー…!疲れたわ…ビール!ビール!」

 

G36「帰って早々にビールって……で?商談は成功したんですか?」

 

リホーマー「サンプルとしてインビジブル型ゴリアテ一体買ってったは。あとは運に任せるしかないの。」

 

G36「運って…リホーマーさん運なんてありましたっけ?」

 

リホーマー「うるさいわ!運くらいは持っとるわ!」

 

 

ツッコミを入れらたリホーマー。そんな事をしている最中遠くから轟音が聞こえアサルターが滑走路に入って来た。

 

何故かブロンドの髪の少女を抱いて慌ただしくしていた。

 

アサルター「…………!!…」

ギュィィィィンッ!!ギュィィィィンッ!!

 

リホーマー「アサルター!どうした!慌てて!

怪我人だ治療頼む急いでくれ!か!急展開過ぎて訳わからんけどG36頼む!」

 

G36「私!?」

 

リホーマー「ウチは医療とか素人やさかい!メイドなら知っとるよな!頼む!」

 

G36「い…一応出来るけど…。期待はしないで下さいよ!」

 

そしてG36はメイド人形に担架を持って来るように指示し急いでベットに寝かせた。

 

G36「これは…体温が35度…低いわね、それと皮膚蒼白…栄養失調かも知れないわね。あと疲労性の骨折?足にマメが酷くて目の下にクマが出来てる…睡眠不足?何かから逃げて来たのかしら…?擦り傷と打撲痕って…」

 

リホーマー「何かに追われて逃げ回ってアサルターに助けられてって感じやな…面倒事はホンマ勘弁やけどな…こんな酷いと心にくるもんがあるの。」

 

少女の容態は栄養失調、疲労性骨折、睡眠不足、打撲や擦り傷といった容態だった。

 

G36「点滴は…ポ○リスエットで代用しますよ」

 

リホーマー「大丈夫なのか?ポカ○スエットってスポーツドリンクやぞ?」

 

G36「点滴とポカリスエットは同じ成分なので問題ありませんので大丈夫ですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後………

 

少女「………?……ここ…どこ?」

 

G36「目覚めましたよ!」

 

リホーマー「おぉ!目覚めたか!大丈夫か!」

 

少女「私は死んだの?こんなフカフカのベットにいるって事は……」

 

リホーマーは近づきいた。

 

少女「痛っ…」

パシッ!

リホーマー「生きてるで……でだ。なんでこんな事なっとんのか?ウチに教えてくれんか?」

 

リホーマーは何でこんな事になっているのか聞いた。だが…

 

少女「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

 

何かに怯えた様に丸まり震えごめんなさい。を言い続けていた。

 

リホーマー「えっ?大丈夫か!ホンマに!スマンそんな強うやったつもり無かったんやけど……」

 

G36「リホーマーさんは黙ってて下さい。」

 

リホーマー「ウチが社長って分かっとる?」

 

G36「上下関係無しで行こうって言ったの誰でしたっけ?」

 

リホーマー「はぁ…分かった。黙っとる」

 

リホーマーは椅子に座りG36に後を任せた。

 

G36「ごめんなさいね?この会社の社長さんちょっと怖いかも知れないけどいい人なのよ。あと何もしないって約束するわ。」

 

少女「………ホント?何もしない?」

 

G36「嘘じゃないわよ。で…何があったかメイドさんに教えてくれないかな?」

 

少女「あの何の会社?」

 

G36「武器を売ってり色々してる会社かな?PMCって言えばいいのかしら…」

 

そのPMCと言う言葉を聞いた瞬間少女の瞳に光が戻りG36に掴みかかった。

 

少女「PMC……!そうならお願い…!!奴らを!奴らを街から追い出して…!もうあんな事されたり見られたりするのは嫌なのよ!お願い!私達を助けて!」

 

G36「え?ちょっと待って!落ち着いてね!」

 

G36は少女に落ち着く様に言った。

 

少女「お願いします…!お願いします…!私はどうなっても構わないので私の街を助けて……!」

 

リホーマー「分かった。」

 

G36「リホーマーさん!?」

 

リホーマーが頷いた。

 

少女「助けてくれるんですか…!」

 

リホーマー「でもな?ウチは慈善事業やってんやない。相応の対価を払ってもらうで?」

 

少女「私の臓器でも売って下さい…それで奴らを街から追い出せるんだったら私は喜んで犠牲になります…。お願いします!」

 

彼女の必死な懇願、沈黙が少し続きリホーマーは口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

リホーマー「何を勘違いしてるんや?金なんていらんよ。」

 

少女「え?」

 

少女はリホーマーの一言に唖然とする。

 

リホーマー「金なんていらんよ」

 

少女「身体ですか?」

 

リホーマー「ウチはレズやないで」

 

少女「じゃ…なんなんですか?」

 

疑問をぶつける少女に対しリホーマーは答えた。

 

リホーマー「H&R(ヘルメス&リホーム)社。社長リホ・ワイルダー(偽名)はお前さんの街を助ける。その報酬にその街をH&R社の管轄として責任持って管理したる。」

 

呆然としている少女。そんな事知らずにリホーマーは話しを喋り始めた。

 

リホーマー「それと……このH&R社初の人間の社員になれや。っで…よろしくな、新人社員ちゃん?」

 

展開について行けず呆然と立ち尽くしていた少女だった。

 

 

 




新たな波乱が生まれる…ッ!
次からシリアス展開になりますのでご覚悟を…


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