F05地区…上空
大型オスプレイ、ディザスター内
バルカンはディザスターに乗った後一言も話さずずっと座っていた。
フレイム「そんな気を張り詰めなくても…」
バルカン「すまんな、フレイム。この地区は私に因縁があるんだ…。ドリーマーが居たら私が野郎はぶっ殺すからな?」
ペイロード「バルカンさん、だからと言って前に出過ぎないで下さいよ?もしもの時カバーが出来なくて死んだりしたら皆んな悲しむんですからね?」
マーダー「そうよ、私達はバックアップあるけど8〜7割しか出来ないけども嫌よそんなの!あとバルカンさんが死ぬ姿なんて見たくありません!」
バルカン「分かった、ありがとな。心配してくれて…。でも死ぬ訳無いじゃねぇか!この私がバカ野郎!さっさと終わらせてジャックダニエルでも飲むぞ!」
フレイム「そうですね、バルカン先輩が死ぬ姿なんて想像出来ないので。まぁ気絶とか電脳の処理落ちとかはありましたが…」
バルカン「流石にアレは仕方ねぇだろ?」
そんな話をしている中、デストロイヤーはと言うと…
デストロイヤー「(( _ _ ))..zzzZZ…」
ソファで寝ていた。
F05地区…
ディザスターは飛行場に着陸、そして大型装甲車で直ぐに移動し作戦領域である廃工場団地の周辺にEA小隊はいた。
ペイロード「うわぁ…地雷設置してますよ、しかもゴリアテ、え?なんでジュピターが?しかも自走機能ってジュピターありましたっけ?」
バルカン「私が雪山行った時のには無かったぞ。よくそんなもん作ったな…鉄血」
デストロイヤー「これ、絶対複数いるパターンだよ…」
フレイム「複数?」
デストロイヤー「私の予想だけど…、高所をとってるって事はドリーマー?なのかな?あと…かなり用意周到な準備…アルケミスト姉さんかも…でも…」
バルカン「でも?」
デストロイヤー「ドリーマーとアルケミスト姉さんは仲悪いんだよね、アルケミスト姉さんはSっ気あるけど仲間思いなんだよ?アレでも。だか、仲間を道具の様に扱うドリーマーとはあまり組まないんだよ…」
フレイム「鉄血でもそう言う感情あるんですか…
…なのにどうして争わないと…」
マーダー「そうですね…この戦争に意味なんてあるのでしょか…」
デストロイヤー「私にも分からないよ…、エルダーブレインの為にって事は分かってるけど…それ以外は分からない。」
バルカン「そうなのか…、でもやらなきゃ周りがヤバイだろ?だからやるぞ。地雷は厄介だな。ペイロード、特殊骨格の爆撃で地雷を誘発させる事は出来るか?」
ペイロード「出来ますよ?バルカンさん。マーダーさんスポッターお願いします。」
マーダー「分かりました。こんな私ですが宜しくお願いします。」
マーダーはあの日以来銃が性格上の理由で持てなくなっていた。その為ペイロードの
鉄血司令部…
ドリーマー「ありがと、アルケミスト。貴方のプルートの部隊を派遣してくれて」
アルケミスト「ドリーマー…、お前何がしたいんだ?こんな戦力集めて…、グリフィンに大攻勢でもする気か?」
ドリーマー「違うわよ、ちょっと前に逃がしてしまったお馬鹿さんが以外と馬鹿にならない戦力になってエルダーブレイン様が興味持ってしまって…」
アルケミスト「珍しいな、エルダーブレイン様が興味を持つ存在が現れるなんて…、じゃなんでこんな過剰な戦力を?捕まえるならこんな戦力は要らない筈だろ?」
ドリーマー「普通ならね?でも…並みの檻じゃ食い破られる野獣よ奴は、アルケミストも準備しておきなさい。援軍もあるかもしれないからね。」
アルケミスト「私を巻き込んで戦わせる気だったのか?ドリーマー…まぁいい、お前が何が企みをするなら直ぐにこの地区から離脱する。分かったな?」
ドリーマー「でも離脱なんて出来ないわよ?もう来ちゃったしEA小隊が…」
ドリーマーはドス黒い笑顔を見せた。
ドリーマー「さてと…EA小隊…。貴方達の信念って奴はどんな風に壊れるのか楽しみね…」