本部から遠くの鉄血人形工場…
改造者「はぁ、やっと着いた…、ホンマ長かったの」
人形工場の視察に来た改造者、視察っていっても修理や回収作業が必要な所を改造するのが仕事
改造者「暑い…、本部のクーラーが効いた研究室が恋しい」
夏の暑さが車から出た瞬間襲いかかった。雨上がりの為ジメジメした暑さ、その為余計暑く感じる
そんな中、改造者は車から工具や機器を持ち出し在中していた鉄血兵に工具やら機器を運ばせ工場のはいっていった
改造者「よっと…、仕事しましょうかの」
工場は複雑で部品ごとに作る場所がかわっていた。その場所を一箇所一箇所点検していく。
改造者「書類上やとコンベアの故障やけど…、これは動力を繋げる物自体イカれとる…どんだけ酷使したんや、まぁ直せるけど」
着々と直していく
そして数時間後…
改造者「ふぅ…やっと治った〜、思ったより酷い状態やなくてよかったの〜、まだまだあるけど一服しますかの」
昼になり工場の管理室に入りご飯を食べる事にした。
ご飯はまたもレーション、味は科学調味料によりカレー風にした安物のゲロまずい豚の餌並のモノ
まさに拷問かと思えるほどの科学調味料の味の暴力だった。
改造者「うけぇ…流石にこれは…科学調味料の味が濃すぎて不味いっ!ぺっ!ぺっ!はぁ…不味い」
本来カレーは美味しい筈なのだが鉄血のレーションのカレー味は不味かった。
そんなレーションを食べきり、全体のシステムの様子を確認する
改造者「まだまだやないか、さてと…仕ごt」
ドガァァァォンッ!
ドォォォォォンッ!ボォンッ!ドガァァンッ!
改造者「え?!なんや!何が起こったんや!」
「改造者様大変です!工場が多数にG&Kの人形共に包囲されました!」
改造者「な!なんやと!工場全体を厳重警戒配備!工場からゴミ人形共を閉め出せ!」
「了k…ハギャッ」
ドォンッ!
窓ガラスが割れ、目の前にいた鉄血兵の頭が吹き飛ぶ
改造者「え?ヤバイどうしよう!流石に何も出来んよ?ウチ、何も出来へん施設型のハイエンドやぞ?逃げなあかん!」
ドアが蹴破られFN小隊の隊長、FALとF49が入ってきた。
FAL「見つけた、鉄血のハイエンドモデルさん?」
改造者「アァァァァァァ!死にたくないんや!死にたくないんや!」
突然の事に改造者はヘリポートの入り口まで逃げる
改造者「なんでウチがこんな目合わんといかんのや!逃げさせて貰うでウチは!」
Five-seven「逃げ道塞いでよかったわ、お終いよ」
FF FNC「隊長の意見ですけどね」
しかしヘリポートへの道はFF FNC、Five-sevenが待ち構えていた。
改造者「マジ〜…ど、どうしよ…ははは」
味方はこんな事してるって事は全滅、施設も制圧されている事は予想つく、抵抗したら殺されるそう考えて取った改造者の行動は…
Five-seven「え?」
FF FNC「!?」
両膝をつき座り始めそして手を地面につける、頭を床につけた。
改造者「命だけは!命だけは絶対助けてくるや!頼む!降伏でもなんでもしますから!」
土下座であった。
FF FNC「鉄血のハイエンドモデルがあんな風に?」
Five-seven「まぁ抵抗してめんどくさい事するよりいいじゃない、でも油断は禁物どからさっさと仕事済ませましょう」
その後、呆気ない終わりを迎えた改造者、その車の中での出来事
F49「(モグモグ…モグモグ)」
チョコレートの匂いが拘束しているトラックの荷台に広かった。
改造者「…………ジュルリ…」
F49「ん?何ジーっと見てるの?た、食べる?」
改造者「気がきくの。ゴミ人形のくせに」
(口にヨダレ)
F49「うわぁ…(態度デカ…まぁ一欠片渡しとこ)」
F49はチョコレートを一欠片割り改造者の口に放り込り込んだ
改造者「…!…うっ…うっう…グス…」
F49「ど、どしたの?毒なんて入れてないし…」
改造者「美味しいんや…美味し過ぎるやろ!もっとくれ!チョコレートやらを!頼む!」
F49はその後、チョコレートを一枚あげた。