スクラップヤード…
リホーマー「さてと…何人来るやろな?」
G36「そんな来ませんよ?あんまり知名度無いと思うので?」
サーチャー「はぁ…なんでやっと出れたと思ったらこんな事になったの?」
リホーマー、G36、サーチャーは面接用に改造したコンテナをアサルターに運ばせスクラップヤードで面接する事にしていた。一応受付にはメイド人形がいて面接の募集をする事にしている。
アサルターは基地防衛の為にコンテナを運んだ直後直ぐに山岳地帯にある基地に元に戻った。
リホーマー「すまないの。忙し過ぎて忘れてもうたは。本当すまん」
サーチャー「流石に1週間放置はないですよ!」
リホーマー「すまんとしか言えんよ!本当すまん!」
G36「あの…人来てますよ?」
ドアの向こうには何人か人影が見えていた。
リホーマー「え?まじ?やるでサーチャー、お前さんの初仕事や。お前さんの能力使えば何処に暗器隠してようが丸分かりの筈や。」
サーチャー「分かりましたよ。初仕事がこんな仕事なんて…本当もっとなんか段階踏んでからじゃないんではしか?」
リホーマー「いいから、はよせえ」
サーチャー「りょ〜かい」
サーチャーは意識を集中した。
超音波や生体電気、サーマルスコープなど様々な探知能力を持ったサーチャーは参加者を徹底的に調べ上げる。
サーチャー「戦術人形3人、暗器などの凶器は確認されません」
G36「良かった。まだ鉄血の襲撃とかあるかも知れないので油断ならないけど」
リホーマー「流石にない、ない。ある訳ないやろ〜。」
サーチャー「一級フラグ建築士ですか?」
リホーマー「フラグなんぞぶち壊してやるわ!」
G36「はぁ…一人目入ってどうぞ」
G36は収集付かない二人を放置し面接を始めた。
最初に来たのはブロンドの髪の赤い目をした戦術人形だった。
FMG-9「FMG-9、よろしくね。」
G36「よろしくお願い致します。で?この会社を選んだ理由をどうぞ」
FMG-9「前いた所クビになってね。いや〜前いたところのPMC、前代のボスは良かったんだけどね。色々揉めちゃってさ。でここに来たって訳」
G36「そうですか……で前のPMCでは何をやっていたんですか?」
FMG-9「諜報部だったよ。いや〜結構やらかしたもんだよ。正規軍の裏を探ったり色々やったりね。」
G36「どうします?社長」
G36はリホーマーに意見わ聞こうした。
リホーマー「だーかーらー!すまんって言ってるやろ!」
サーチャー「もっと誠意を込めて謝って下さいよ!1週間放置してすまん。ってだけでは許せません!」
G36「社長?サーチャーさん?どうしますか?(ニッコリ笑顔)」
リホーマー・サーチャー「「ごめんなさい」」
G36の圧力により二人の言い争いは鎮圧された。
リホーマー「FMG-9とか言ったな?んじゃ採用や、今は人でが足りん。」
G36「あっさり決めますね?いいんですか?」
リホーマー「ええよ。じゃ、隣のコンテナで待機しててな?M3」
FMG-9「了解」
M3は隣のコンテナに入って行った。
G36「…では次の人、入ってどうぞ」
ノックの音がし、扉が開いた。そこにいたのはクリーム色の髪に青色の瞳、装甲を纏った戦術人形だった。
AA-12「AA-12よ、よろしく…うぇ!真面目な自分、なんかキモイ…」
なんかキャラ濃いのが来た。と思いつつG36は面接を始めた。
G36「で…この会社を選んだ理由をどうぞ」
AA-12「理由?前にいたPMC潰れちゃってね…、売られそうになったから逃げて来たって感じ。」
リホーマー「んじゃ採用や」
AA-12「え?マジで?それしか話して無いよ?」
G36「えぇ…(困惑)」
リホーマー「んじゃ隣のコンテナで待機頼むで?」
AA-12「了解〜、社長ッチ!」
リホーマー「新人社員は活発でええな…」
AA-12は待機用のコンテナに入っていった。
G36「いいんですか!?本当にあんな簡単に決めて!」
リホーマー「AA-12は高級戦術人形やぞ、それだけでも採用。って事になる。以上や。じゃあ次行くんやで!」
AA-12は高級戦術人形だからって理由で採用された。
G36「はぁ…もう好きにして下さい。では次の人」
入って来たのは少し緑がかった髪に緑の瞳、服はオレンジ色と黒の服を着た戦術人形だった。
TAC-50「TAC-50と言います。よろしくお願い致します。」
G36「この会社を選んだ理由をどうぞ」
TAC-50「はい、お金を困っていまして。それで選びましたね。たまたま通りすがっただけですけど。」
G36「はい、分かりました。では特技はありますか?」
TAC-50「特技は機械弄りですかね。楓月の修理してるので簡単な電子系等なら出来ます。」
G36「えっと…その…、楓月ってなんですか?」
TAC-50「楓月って言うのはコレのことです。」
TAC-50はドローンを操作し扉から入って来るように操作した。
TAC-50「コレが楓月ですよ、私の相棒です。」
G36「分かりました。では好きな物はなんですか?」
TAC-50「好きな物?食べ物でいいでしょうか?」
G36「別に構いませんよ」
TAC-50「メイプルシロップが好きです。メイプルシロップ味のマッシュポテト、メイプルシロップ味の綿菓子とか、メイプルシロップ味のご飯とか…ほんとメイプルシロップは万能調味料ですよ。」
G36「そ、そうですか…(ドン引き)、社長どうします?」
サーチャー「うぇ…ヤベェ、メイプルシロップ中毒者かよ…」
G36はろくな事言わないと思いつつリホーマーに聞いた。
リホーマー「あっ、採用で。機械弄り出来るなら採用は確定や。メイプルシロップは…ウチ苦手やけど」
TAC-50「ど、どうしてですか!あんなに美味しいのに!」
リホーマー「なんか甘ったるから無理」
TAC-50「美味しいじゃないですか!メイプルシロップ!」
こうしてH&R社に三人の戦術人形が新人として加わった。
色々と突っ込みどころ満載だけどまぁええやろ(妥協)
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