数週間前…
G&K社…
DG小隊のバレットから見舞い品の缶詰を貰ったマーダーはDG小隊が帰った後、缶詰を開けて食べようとしていた。
マーダー「あら…これは…
何この肉?匂いで分かる程化学調味料入れ過ぎでしょ…、こう見えても私はオーガニック派なのよ?
まぁ、食べるけど、ング ング ング…」
ベットで寝ていたマーダーは肉の缶詰を食べていた。
マーダー「ん〜…化学調味料大量に入れて誤魔化してるけど……
出来れば化学調味料無しで良かったのに、、、ウフフフ♪」
肉の缶詰を食べ終わり雑誌を見み始める。
マーダー「You○ubeね…色んな人が可愛子ぶったりして…人気者気取りになって…まぁぶりっ子のフリするってのもありよね…
スマホ片手に色々と準備を始めを始めた。
数十分後…
大体の準備が出来たマーダーは動画を作る準備が出来た。
マーダー「動画なんて私の見てる物を直接PCに打ち込んで置けばいいわよね。顔バレしなきゃいいし。後は救護室にでも行くとしましょう。」
かなり大雑把な方法で動画で撮ろうとしていた。そんなマーダーは救護室に向かった。
救護室…
保護された犬や猫、鳥などケージに入れられていた。そんな場所に場違いな奴が入って来る。
マーダー「来たわよ〜、、、誰も居ないわね。」
見回すが誰も居なかった。そこに一匹、目に付いた土汚れの犬がケージに入れられていた。
マーダー「決めた…この薄汚い犬にしましょう。」
ギャンッ!ギャンッ!グルルルルル…!
犬の入っているケージを持とうとする。しかし犬は吠え少し驚きケージを落としてしまった。
マーダー「はぁ…ワンワンうるさいわね。……でも。それにしても動物ってバルカンに似てるわね。なんか本能のまま純粋に生きてる。そして裏も表も無いって……
黙りなさい♪今日から貴方の名前はバルカンよ、、、うるさいとどうなるかしらねぇ…(邪悪な笑み)」
キュ…キュュュゥゥゥン……
顔は笑っているが殺気全開の狂気的な眼により
生物学的に本来笑うという行為は威嚇の意味を持つ物であり牙を剥く行為が元になっていると言われている。まぁ、マーダーがサイコパスだからできる芸当だった。
でも、それにしても犬の仲間の名前を付けるという行為をしでかすマーダーだった。
数週間後に戻る…
格闘訓練場…
バルカン「痛ったぁ!顔は…卑怯だろ…!」
メイド人形「戦場に卑怯も糞もありますか?おっと…お腹がお留守です。」
バルカン「ブホォッ!?腹パン痛てぇぇ…!」
バルカンと謎のメイド人形の特訓は続いていた。最初は1発すら当てられなかったバルカンであったが何発がメイド人形が避けきれずガードする場面が度々見られる様になっていた。
バルカン「そこだぁぁ!」
メイド人形「ぐっ……やるようになりましたね。ですがまだ私には勝てません、足元が空いてます。」
バルカン「うぉっ!とっ!とっ!足掛けかよ…!舐められたもんだぜ!この野郎!」
この日もメイド人形は平常運転でバルカンの相手をしていた。
丁度訓練の終わりの時間に頃に差し掛かった頃の事。
バルカン「ん?ちょっと思いた!よし!」
メイド人形「何がですか?」
バルカン「それはお楽しみだぜ?そら!行くぞ!」
バルカンは何かを閃き再び再開する。
まず最初にバルカンの右のパンチが炸裂、前バルカンより小刻みに放たれるパンチは威力は無いもののそれでも十分な威力のパンチ。
メイド人形「それがお楽しみですか?」
しかし、当然の様に躱される。
バルカン「分かってるよ!そのくれぇぇよぉぉ!」
メイド人形「声を荒げても何も変わりありませんよ?」
バルカン「ウルセェぇ!これからだ!」
何発もバルカンは拳をメイド人形に打ち込む。しかし殆どが掠ったり空振りで当たる気配はあるもののダメージにはならない様な威力。
バルカン「ホラホラホラホラァァ!動くなよ!動くと当たらないだろ!この野郎!」
メイド人形「少しは学ぶ事を覚えたらどうですか?」
バルカン「学んでるからこうやってんだよ!」
メイド人形「電脳の故障でしょうか?ペルシカリア博士に連絡いたしますよ?」
バルカン「後悔してもしらねぇぞ!このポンコツメイド!」
メイド人形はバルカンの猛攻を避け続けた。
メイド人形「気のせいでしたか…今日は夜遅いのでお休みなさい」
メイド人形が呆れて速攻で気絶させようとしてきた。
メイド人形「お休m…!?」
ガシッ!
バルカン「やっと捕まえたぜ?メイドちゃんよぉ!ふんッッ!」
バルカンはメイド人形の手を力強く掴んでいた。
メイド人形「してやられましたね…」
バルカン「今までのお返しじゃァァ!受け取りやがれ畜生がぁぁ!」
メイド人形の左手を右手で掴んだまま純粋な力でぶん投げ地面に叩きつけようとバルカンは腰を時計回転、後ろを向き力強く踏ん張る。
メイド人形「素人が投げを使わない方がいいのでは?」
バルカン「は?」
メイド人形はステップし体感を維持しながらバルカンの力に逆らわず反時計回転、それと同時にさり気なく引き足を自分の足で塞ぎ踏ん張れなくさせた。そして一本背負いされた。
簡単に言えばかなりパワープレイな投げ技をカウンターされマットに叩き付けられたバルカン
バルカン「…!…グギャッ!」
ドガァァンッ!
メイド人形「投げ技は相手の無力化や自分が投げてから次の一手がある時に有効です。」
バルカン「カハッ…グホッ…あぁ糞痛えぇ、本当…お前…何者なんだよ…本当にメイド?」
メイド人形「まだまだ荒削りですが私に短期間でガードさせたりするとは思わなかったんですよ?」
バルカン「全く嬉しくねぇ…まだまだこんなザマじゃな…」
バルカンは少しずつだが成長していた。
笑顔って場所と時間次第だと怖い時ってあるよね
まだまだ成長するでバルカンは…
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