装甲車内…
バルカン「これより。第一回EA小隊作戦会議をはじめるぞ〜」
マーダー「馬鹿が何か戯言言ってるけどやるわよ。」
バルカン「馬鹿とはなんだ!馬鹿とは!ア''ァ"…!」
フレイム「マーダーさん最初っから煽るのやめて下さい!」
ペイロード「最初っからこれとか酷い…」
デストロイヤー「絶対まともな意見出ないでしょ。コレ…」
決して広いとは言えない装甲車の中、EA小隊は初めてまともに作戦会議をする事になった。
今までなら周辺の被害なんて気にせず真っ向から潰せたが周りは富裕層向けのレジャー施設と自然保護区その為、余り派手な動きが出来ず。何かしらの対策が必要としていた。
しかし、作戦会議はバルカンとマーダーの口論により一瞬にして瞬く間に崩壊する事になった。
マーダー「何?馬鹿に馬鹿って正直に言って何が悪いの?チンパンジーの戦術人形。」
バルカン「馬鹿ってなんだ!このクソサイコキラーが!」
マーダー「褒め言葉ありがとねぇ。お馬鹿ちゃん♪」
バルカン「表に出やがれッ!ぶっ飛ばしてやんよッ!」
フレイム・ペイロード「「静かにして(怒)」」
バルカン「あっ…はい、、、」
マーダー「仕方ないわねぇ」
フレイムとペイロードが何とか二人を静かにさせた。バルカンはこの時の事をを「何処ぞのクソサイコ鉄血ハイエンドと初めて会った時の十数倍は怖かった」と語った。
マーダーに関しては反省の素振りすら見せずただ従っただけだが…
フレイム「バルカン先輩!マーダーさんの煽りに乗らないで下さい!話しが進みませんから!」
バルカン「分かったよ、無視しときゃいんだろう。」
ペイロード「マーダーさんも悪口とか嫌がらせとかやめて下さいよ!」
マーダー「その時覚えてたらやめてあげるわ。」
ペイロード「…あっ…はい。」
絶対マーダーさん反省してない。そう思いながら会議は何とかしようとしていた。
フレイム「今回の任務はEA小隊にとってとても厳しい任務になりますね。私の場合は山火事になりますし違法植物の煙で被害も出ますから。なので私の場合はまず悔しいですが後方支援に集中します。」
ペイロード「まぁ、そうなんだけども実は二人で少し考えていたんだけど…。バルカンには悪いんだけど弱装弾を使おうって思って…」
バルカン「弱装弾?え?マジで?威力を落とすのか?」
弱装弾とは強装弾とは逆に、火薬量を減らした実包。威力や射距離は減少するが、反動低下と、それに伴う命中精度の向上が期待できる物だ。
戦術人形は一応弾丸を弄れるだけの知識はある為、火薬量を少なくし建物の被害を少なくしようという事だった。
ペイロード「そういう機械がないから全部手でやらないと行けないんだけも…その…私の場合はまだ少ないけど…バルカンさんには申し訳ないけど…」
バルカン「何千発も?は…はは…、、、」
バルカンはFAXで有り金全部溶かした様な顔をし天を仰いぎフリーズした。
バルカン「…………」
チーーーン…
デストロイヤー「え?やった!今からやろっと!」
デストロイヤーの場合フレシット弾の為そんなに弾数は多くなかった。
マーダー「ザマァ…。で?私はどうするの?私のレールガンは威力の調整はできないわよ?」
フレイム「そうですね…それはどうしましょう」
マーダーの場合レールガンなので火薬量減らすなんて事自体できなかった。
色々考えていると痺れを切らしたマーダーはある提案を持ちかけた。
マーダー「考えなくていいわよ。粒子ブレード直接殺して行くから」
フレイム「いやっ…でも危ないですよ?」
マーダー「遠距離からじゃ敵の死に顔が見れないでしょ?死に際はハッキリ見たいの。希望なんて無い、助けてなんて来ない…それなのに有りもしない希望にすがる馬鹿な人達の哀れな姿をね♪」
フレイム「ソ…ソウデスネ…(棒)」
マーダーは狂気的でおぞましい表情を浮かべながら笑っていた。
その後、マーダーとフレイム以外の人達は2台目の装甲車に入り弾薬の火薬量を一定量ずつ減らしていった。バルカンの場合は余りにも数が多すぎる為、何かしらサブ装備を準備しようって事になった。