果たして効くのか?
違法植物栽培施設…
バルカン「なんだコイツッ!」
デストロイヤー「何アレなんなの?!」
マーダー「本当厄介な奴に出くわしたわねぇ…」
バルカン、デストロイヤー、マーダーは目の前に現れた六脚の脚で木を踏み潰しながら近く
バルカンは爆発の影響で自身の愛銃であるM61A2バルカンの銃身が捻じ曲がり使えなくなってしまいサイドアームのプファイア・ツェスカを弾薬庫から取り出し不慣れにも構えた。
デストロイヤー「慣れない拳銃持ってるけど大丈夫?バルカン?」.
バルカン「あぁ…クソ、だ、大丈夫だ…問題ねぇ。でもやるしかねぇじゃねぇか!コノヤロウ!」
バルカンは引き金を引き撃とうとした。しかし虚しくもカチャ、カチャっと音が鳴るだけだった。
デストロイヤー「バ、バルカン?えっと…その〜…弾入れた?」
バルカン「入れてねぇじゃねぇかッ!弾!って危ねぇ!」
弾を入れ忘れたバルカン目掛けて脚を振り下ろし踏み潰そうとした
バルカン「あぁ!クソ!銃全部ベルトリンク式になっちまえってんだよ!畜生!」
マーダー「もしかして試し撃ちもしてないの?!馬鹿なの!?」
バルカン「ウルセェ!弱装弾作るって言う地獄の作業のせいで試し撃ちどころじゃ無かったんだよ!ギァッ!機銃?!」
マーダー「もう…!黙って見てなさい!役立たず!」
リロードに手間取っているバルカンを無視しマーダーはもう被害云々関係無く撃ち始める。狙いは脚の関節部の装甲の継ぎ目を。
マーダー「デストロイヤー!脚を狙いなさい!」
デストロイヤー「わ、分かった!」
マーダーとデストロイヤーはすぐさま距離を取り猛攻を避けた。
マーダー「まだ通信妨害が続いてるわね。人類人権団体の奴らホントどこでこんなモン手に入れてるのかしら…。」
デストロイヤー「本当よ。弱装弾の所為か火力げ足りない。って凄い勢いで近づいてきてるっ!?」
やっとハンドキャノンのプファイア・ツェスカのリロードに終わったバルカンは
バルカン「やっとリロード終わったぜ。喰らえェ!」
ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!ドォンッ!
プファイア・ツェスカは本来伏せ撃ちや三脚を使って撃つ銃、決して立撃ちするような銃ではないがバルカンは立ちながら撃った。
しかし、照準もろくに狙わずに放たれた弾丸は3発装甲にあたるが弾かれ。残りの2発はあらぬ方向に発射された。
バルカン「やっぱ5発しか撃てないって本当最悪だぜ!」
バルカンはデストロイヤーとマーダーの二人が距離をとった事をが御構い無しに
H&R社…
リホーマー「や、やっとできたぁ〜…」
少し散らかった兵器工廠、その散らかった中くたびれ疲れきった表情のリホーマーの前には灰色のサバイバルナイフと銃剣、コンバットアックスが丁寧に白い布の上に置かれていた。
そんな
タナカ「大丈夫なのか?あんなボロボロだが?」
MDR「知らないよ。私来た時封鎖ゲート三門を二日で直したって聞いたけど( ´ ▽ ` )」
TAC-50「(どうしよ。レベルが高すぎて二人に付いていけない…)」
TAC-50は肩身が狭い思いをしていた。張り切って入ったH&R社、先に入った先輩としてしっかりしなくちゃ。と意気込んでいたのだが。MDRのタナカに先を越され先輩なのに下働きや荷物運びと言う事になっていた。
仕方ないと言えば仕方ないが少し悔しかったTAC-50だった。
タナカ「一応今作ってる奴のカタログスペック貰ってるけど…、凄いな。」
MDR「えっ?!見せて見せて!」
カタログスペックをMDRとTAC-50が見始めた。
・何度も赤く熱した特殊合金を鍛錬した事により過酷な状況下、かつ多用しても切れ味が落ちにくくなっている。
・特殊合金にはリホーマーの専用装備『機械仕掛けの心臓』の技術の流用により形状記憶と少しの再生能力が可能となり耐久力は通常の物より凄まじい物となる。
・切れ味は床に落とすとコンクリートの床にに刃の先っぽが2〜3cm刺さる。(高周波無し)
オーダーメイド品の為、時間が相当かかる一品
(値段高)
この後、リホーマーはU05基地にサバイバルナイフと銃剣、コンバットアックスが傷が付かないように布に包まれ、段ボールに入れられ送られた。
最後のはイナダ大根様の『U05基地の化け物ハンター』に依頼されていたサバイバルナイフと銃剣、コンバットアックスです。
無事にU05基地に届く事を祈りましょう。
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