その記憶、、、
果たして見ていいものなのか…
I.O.P社 研究室…
マーダーがデストロイヤーを襲った(性的)朝、即座に麻酔銃で頭を撃ち抜かれ研究室のベットの上に寝かされたマーダー。お仕置き…… かと思いきやペルシカは珍しくバルカンだけを呼んだ。
バルカン「なんなんだ?ペルシカ。マーダーのやった事は仕方ないがなんで私を呼んだんだ?」
ペルシカ「色々とあるのよ。色々と…… 突然だけどバルカン、マーダーと初めて会った時マーダーは強かった?」
ペルシカはマーダーに初めて会った時の事を聞いてきた。バルカンは訳が分からないが思い出しながら答える。
バルカン「そうだな……、強かったな。それがどうしたんだ?ペルシカ。」
ペルシカ「ずっと思ってた事だけど…… おかしくない?」
バルカン「え?そうか?確かに違和感があるけど、、、
別に気にしなくていいだろ。」
余り気にしていないバルカン。しかし次のペルシカが言い放った事によりバルカンは耳を傾ける。
ペルシカ「マーダーの記憶領域に途切れたりあやふやな点、セキュリティが掛けられてる記憶が発見されたわ。」
バルカン「どういう事だ?」
ペルシカ「まずこれを見て。ずっと前からにも見た事あるやつでしょうけどね。」
バルカンに見せたのは前に見たマーダーのスペック表だった。
名称 殺戮者マーダー
兵装 : レールガン式ガトリングガン
大型粒子ブレード
チャフスモークグレネード
後方支援から近距離戦、乱戦も出来るアタッカーを目標にして設計。
最近戦場で暴れているM61A2と呼ばれる戦術人形を解析しイントゥルーダーの骨格を元に製造。
レールガン式ガトリングガンにより高火力かつ高射速を実現を可能にした。
バルカン「記憶領域の問題、性格モジュールの不備……
マーダーは何かの記憶を消されているって事か?」
ペルシカ「そうね。初戦闘だった筈なのにあの立ち回りは…… 戦闘に関して素人の私と言えど違和感があるわ。
だから…
バルカンは頷く、確かにあの時のマーダーは初戦闘だった筈だ。しかし正規軍の特殊部隊を殺しデストロイヤーを戦意喪失させたのは違和感がある。
ペルシカ「正規軍の依頼の間際で申し訳無いけど…
マーダーの記憶領域に入ってくれない?バルカン」
バルカン「おいおい。電子戦か?私は電子戦余り得意じゃないぜ?」
ペルシカ「仕方ないでしょ。 マーダーの記憶領域は電子空間内に直接行かないとセキュリティは解除出来ない。それと大丈夫よ、電子空間内では私がサポートするわ。」
バルカン「私じゃなきゃダメなのか?」
ペルシカ「アンタの方がいいでしょ?マーダーの顔面崩壊させてマーダーにとって目の敵なんだから。」
バルカンは眠っているマーダーの方を一回眺め。そして視線を戻し覚悟を決めた。
バルカン「分かった。チャチャっと済ませろよ?コイツの脳内覗いてくる。」
ペルシカ「そう… ならこのコードを付けてベットに寝なさい。気を付けてよ?バルカン。」
バルカン「大抵の事じゃ死なんよ!ペルシカも私が死なないようにサポートしてくれよ?」
ペルシカ「私はヘマしないわ。」
バルカンは首にコードを刺す。そして少し続つ意識が遠のいていき数分後、バルカンは完全に意識を暗闇に落とした。