破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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彼女が殺戮を求めるまで…

殺戮者(マーダー)の不明な記憶領域内…

 

赤黒い電子空間は酷く荒み不気味な雰囲気を醸し出していた。意識を覚ましたバルカンは辺りを見回すしこの光景を眺めて狂気的な何か感じた。

 

バルカン「これがアイツの頭の中か?」

 

ペルシカ『少し違うわね。記憶領域はあくまで人形の過去の記憶を保管する場所よ。マーダーの記憶領域は酷く歪んでいるから気を付けなさい。」

 

バルカン「分かった。」

 

辺りを見回していると錆びた扉がある事に気付いたバルカンは近づいて見る事にした。

 

バルカン「なんだこれ?扉?なんか鍵付いてんな…

しかも大量に鎖も…」

 

何かを厳重に封印しているような赤く錆び、鎖で開かないようされた鉄の扉があった。

 

バルカン「ペルシカ、これじゃねぇか? 変な扉あったぞ。

ん?

おーい!聴こえてるか!通信障害?そんなまさかな… 」

 

しかしペルシカからの通信が入らす。バルカンは進もうと扉のドアノブに手を掛け開けようとするが案の定開かない。

 

バルカン「やっぱ開かねぇな。こういう奴は昔の映画見たく蹴りで何とかなるかもな。」

 

助走を付けるため距離を取った。

 

バルカン「行けるかな…… よしっ!

ウオォォォォォ!」

 

そして全速力で走り抜け扉に向かってドロップキック。

 

ガァキンッ!

バァタンッ!

 

バルカン「うおッ?!あッ…!ヤベッ…!」

 

錆びた鉄の扉と鎖は勢いで砕け散り扉は勢いよく開いた。バルカンは勢い有りあまりそのまま扉の先に入ってしまうと意識が朦朧とし誰かの記憶が頭の中に入って来ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「大丈夫、生き残って絶対一緒にこんな糞見たいな所出るわよ。」

 

???「そうね。こんな殺し合うしかない電子空間で友達が出来るなんてね…、お互い生き残りましょう。」

 

???「さて…、武器何かある?」

 

???「12.7cm光学ライフルと5.56mm光学サブマシンガン、グレネード3個、そんな所かしら。貴方は?」

 

???「こういうの落ちてたんだけど…、使えるかしら?」

 

???「7.62mm光学ミニガン!?貴方よく拾ってきたわね。」

 

???「死体漁りしてたら偶然拾ったのよ。他にも武器隠してる所あるわよ。」

 

???「凄いわね…… よしっ、一緒に頑張りましょう。」

 

???「そうね。頑張っていきましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「ご、、ごめん…… こんな身体になって…」

 

???「何よ。私と貴方の仲じゃない。貴方の世話くらい余裕よ。

この隠れ家もまだ見つかってないし大丈夫、大丈夫。

ほら、今日は大量よ。沢山死んでる奴がいたから漁ってきたわ。」

 

???「こ、こんなに?無理してない?」

 

???「無理なんてしてないわよ。私は貴方と一緒に生きてここを出るって約束したじゃない。だから一緒に出ましょう。」

 

???「そうね。」

 

???「だけどここを出たら何かおごりなさいよ?」

 

???「できるかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「さぁ!怯えなさいッ!懺悔しながら許しを請いなさい!ヒャハハハハ♪」

 

??「助けt ギァッ…!」

 

??「ヒギャッ…!」

 

……

 

……

 

……

 

 

私、、、戦いを楽しんでる?殺戮を?

 

演技なのに……、なんでこんなに快楽を……

 

ダメよ。こんな事に快楽を感じたら

 

ダメ…… こんな快楽に身を委ねたら

 

生きる為と守るために戦ってるんだから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「貴方…!大丈夫!起きなさい!起きなさいよ!

ねぇ!起きなさい!私を一人にしないで!ねぇ!」

 

???「…わ…… 私って… 本当に… お荷物よね…

もう…私 は持たな…いわね。ハハ…」

 

???「しっかりしなさい!死んじゃダメ!生きて一緒に出るって言ったじゃない!ねぇ!そうでしょ!」

 

???「もう無理よ…… 私は終わりね…」

 

???「そんな事言わないでよ…!ねぇ!」

 

???「貴方に… 会えて良かったわ。貴方と一緒に料理を作って一緒に食べたかったな…

外の世界は楽しいんだろうな… 太陽の光、活気あふる街、美味しい食べ物…

 

私の事は…いいから……… 」

 

???「嘘でしょ… ねぇ?喋ってよ!私はいいからの続きを喋って!喋ってよぉぉ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「貴方が私の…!殺す!殺してやる!!」

 

???「殺して何が悪い?ここは蠱毒、全員敵だ。それと我輩が手を出さなくてもうじきに死んでるだろ。」

 

???「惨めに怯えながら死ねぇ!!」

 

???「貴様に構っている暇はない。弱者」

 

???「逃げるなぁ!このツインテ野郎!そのツインテールで貴様の首しめてやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

もう…… いいや…

 

もう…… 楽になろう…

 

もう何もない… 終わりは来いなら…

 

 

 

 

ハハ… ハハハ…

 

沢山殺して沢山悲鳴を聞いて沢山屍を作って…!

 

…最高じゃない♪

 

血の海を作りましょ?

 

沢山の悲鳴が歓声見たいで興奮するわ♪

 

さぁ……

命乞いしなさい… 貴方の悲鳴と血と肉を見せない!

ヒャハハハハ♪キャハハハハ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

???「ガハッ…… 」

 

???「所詮その程度か… 終わったな。」

 

???「お、終わった?何…勘違いしてるのかしら?」

 

???「何?まだ息をしていたか。」

 

???「相手の心臓が止まるまで殺し合うのがここのルールなんでしょ?貴方は馬鹿ねぇ… 食らえ」

 

???「ガァッ!」

 

???「痛った…流石にキツイはね……

まぁ、いいや…、次の獲物はいないかしら♪

 

…ゴハァッ!」

 

???「即死したな… 最後の一人……

我輩はついに… こんな所から出れるのか…」

 

???「し……ね……」

 

???「最後の悪あがきk… 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン?「…!!…… はぁ…!はぁ…!

なんだったんだ?あの記憶?」

 

バルカン?はベッドから飛び起きた。ペルシカが何故か驚いているがバルカンは構わず話しかけた。

 

ペルシカ「マーダーが先に起きた?え?」

 

バルカン?「おぉ!ペルシカ通信が入らなかったけど、どうしたんだ?」

 

ペルシカが困惑しているなかマーダー?が起き上がった。

 

マーダー?「よく寝れた……、

 

・・・・・・

 

…なんで私が目の前に?」

 

バルカン?「は?私がなんで目の前にいるんだよ!」

 

ペルシカ「あぁ…、入れ替わっちゃったわね…」

 

バルカンとマーダーは不幸にも入れ替わりしてしまった。その事に作戦前なのに… と頭を抱えたペルシカだった。

 

 




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