上空…… 高高度
リホーマーと副席、サーチャー運転席で操縦し二人は空の旅を楽しんでいた。
サーチャー「あの白い人と来た時はビックリしましたよ… しかも手榴弾投げられて時は思考停止しちゃったくらいですからね?すぐに投げましたけどね。」
リホーマー「BLACK WATCHの幹部クラスやろ… 絶対。生きて帰れるだけで万々歳やで?それにしてもやっぱり熱と気流を感知されたか……少し残念やな。対策なんて出来るんやけどな。」
サーチャー「本当にあの白い人はなんだったんでしょうか。いきなり機内から足音ですよ?着陸とかしてないですから入り込む余地なんてない筈なのに……」
リホーマー「それな。仕組みや原理が分からんと対策のしようがないってのは厄介やの。まぁ、そやな新しい事始めようかの。」
サーチャー「新しい事?なんですか?それは…」
リホーマー「施設部隊を結成して派遣するで。」
サーチャー「施設部隊?確か陣地構築とか地雷処理とかする部隊ですよね?」
リホーマー「まぁ人手が足りん所行って塹壕なり堀なり橋なり作って金貰うんや。信用無いと出来へんと思うけど大丈夫やろ。真面目にやっとったら絶対上手くいく。」
施設部隊とは作戦の全局面において施設技術能力を駆使し、主として戦闘支援、兵站支援及び情報支援を行って諸部隊を支援する部隊。
リホーマーはその部隊を結成し、派遣する事をしようとしていた。
リホーマー「川に橋を掛けたい、家の改修や増築、建築をしたい、それと避難民の居住区の家が足りんかったらウチらが出ればええしの。」
サーチャー「やろうとしてる事、PMCのやる事じゃない…… ほぼ大工じゃん」
やろうとしてる事はPMCの様な護衛とかではなくほぼ大工だった。
リホーマー「ええやろ、そもそもウチらはPMCやない。
しがない武器を売る事を生業にしてる会社や。あくまでも施設部隊を送って
サーチャー「そうですが…でも人員が足りないんですよね……
どうします?」
リホーマー「そやな〜…また面接やってみるかの… 書類仕事から逃げたいだけって物もあるけど」
サーチャー「逃げちゃダメですよ?逃げたら私達にツケが回って来るので。」
リホーマー「そやな、そういやMDRはちゃんとやってるかの。」
青い空と下に広がる雲を見ながらH&R社本部に向かっていた。
H&R社本部……
一方その事MDRとはと言うとリホーマーが作ろうとしてる巨大な人型の前に立っていた。
MDR「はぁ、着いた着いた〜(^ω^)」
脅威になりそうなリホーマーとサーチャーは作戦で遠くへ、そしてアサルターは修理装置にぶち込まれている為一番のチャンスだった。
MDR「さて中の操縦席さえ分わかれば後はコッチなモンだね(*⁰▿⁰*)」
MDRは足場に上がり胸部のハッチを開けた。
MDR「え?何これ?」
しかしそのハッチの中は球状で上下上下左右に穴がある。ただそれだけだった。
MDR「これが操縦席?違うでしょ、まだ他に……」
足場から降り設計書を探したが全く見つからなかった。
兵器工廠に戻り次にリホーマーが皆んなにコレを作ると予め言っている物の設計書を見始めた。
MDR「え?パンジャンドラム?ローリングボム?……
てっ、全部没兵器じゃんw(^ω^)」
何故か紅茶をキメてそうな兵器の設計書が並んでいた。
G36「あっMDRさんここにいたんですか?アリシアさんとAA-12さんと一緒掃除してるんですけど暇だったら手伝ってくれませんか?」
MDR「え?あっ?分かったよ!今行く! (°▽°)」
この後、皆んなと一緒に掃除をしたが掃除に厳しいG36にしごかれるMDRだった。
リホーマーの新しい計画は上手く行くのか?
それとMDRがスパイだって事に気づく日は来るのか?
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