この戦いを終わらす為に
H&R社兵器工廠…… 修理施設
アサルターは万能者から受けたダメージを回復する為溶けた装甲を取り外し新たな装甲を身に纏っていた。
幾らアサルターと言えど万能者の特大レーザー直撃で戦い続ける事が厳しくこれが八百長の戦いでは無く本当の戦いなら自身は確実に破壊されていた。と思うとアサルターは自身の力とは裏腹にまだまだ自身の力を出し切れていないと感じていた。
アサルター「……………!!」
プシュゥゥゥゥッ!
アサルターは今纏おうとしている装甲とモジュールはあくまでも突撃者改の開発段階で偶然生まれた産物、しかし安定せず。人知を範疇を軽く超え余りにも不安定で危険な代物だった。
アサルターはその装甲を迷い無く装着した。
それと同時に人工衛星レギア・ソリスとリンクを開始。
新たな削岩槍を手に持ち、不退転を心に決めアサルター独断で再び戦場に赴いた。
その瞬間、不自然にも空は曇りだし雨が強くなり始めた。
破壊された都市……
作戦本部は蛮族戦士がいなくなった事で静けさに包まれていたが建物の瓦礫からタイラントが出てきた事でそれは終わった
タイラントは自身の確認を行いとりあえずは問題ない事を確認し先程まで戦っていた場所に戻る
その途中上空にBLACKWATCHのヘリが複数現れ滑走路に着陸する
ヘリはチヌーク3機
ブラックホーク4機
そして着陸していないがハインド2機とアパッチ5機が上空から周囲を警戒している
チヌークとブラックホークから出て来た隊員達は30名程で半分が銃を持ち施設に入っていき残りはチヌークから荷物を取り出しそれを組み立てて行く
本部テントの様だ。
不自然な事が起こり始める。晴れていた天気がいきなり暗転、分厚い雲に覆われて雷と暴風を伴う豪雨が降り注いだのだ。
この突然の出来事に重なるように更に空で警戒していたハインド2機とアパッチ5機、滑走路に着陸していたチヌーク3機、ブラックホーク4機に集中するかのように雷が落ちる。それも立て続けに何十発も。ヘリはその落雷の影響で爆発、ヘリのパイロットはすぐさま脱出し奇妙な事に怪我人はいなかった。
アズチ「いきなりなんだこりゃ?ヘリ全機落雷で爆発したんだが… 」
ノーツ「帰りどうしよう。明らかに人為的な物ですね…… この激しい雷雨も余りにも不自然過ぎますから」
ジョーカー「……一瞬渋い銀色の装甲機械兵が飛んでるの見えたぞ?すぐ雲に隠れちまったがな…」
破壊された都市…… 道路
百式は万能者の腕を回収しジープに乗り万能者と危険な鬼ごっこが繰り広げられていた。
雲行きが怪しくなり不自然な速さで突然の激しい暴風と雷雨に見舞われた。
しかしお構い無しに車を走らせる。少しの疑問を抱きながらも逃げ続けた。
しかし途中から百式のジープをピンポイントで狙っているかの様な落雷が大量に発生した。
百式「こんな時になんなの?」
そして次の瞬間、凄まじいスピードで車の前に巨大な装甲機械兵が現れ車のボンネットなぞ関係無いとばかりに握力でボンネットごとエンジンを破壊しゆっくりとジープは停車した。
アサルター「…………!!」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥ……!
百式「確かアサルター…でしたよね?邪魔をしないでくれますか?今は取り込み中ですので?私を送り届けてくれるなら歓迎しますが… 」
アサルターは地面に削岩槍を突き刺さし磁力を発生させ浮かび上がった。その瞬間雷の音が鳴り響き百式の感が大音量で危険信号を感じる。
百式は万能者の腕を持ち建物の中に急いで入り込んだ。
数秒後、辺り一帯尋常でない程の落雷が降り注ぎ落雷による火花が建物や電線に当たる度に大量に飛び散った。
この戦いを終わらす為の両陣営に大きな風穴を開けるべく……
スピード、パワー特化
その分軽装甲
万能者の大型プラズマ発生装置の小型化、それと高密度粒子の機構設置中偶然生まれた産物。
プラズマを大気に放出しある程度天候を操作出来る代物で更に色々と調べると人工衛星レギア・ソリスの太陽光を近くの湖、大河、川、海に放出し強制的に雲を発生させ天候を操作する事で激しい暴風、雷雨を発生させている。
更には感知出来ない程のプラズマを当て続けると落雷を発生させる事が出来る。
その力の代償に操作する自然は余りにも不安定、そして突撃者自身の負担も馬鹿にならないという事で作るだけ作っただけとなった。
簡単にまとめると辺り一帯に激しい雷雨とヘリすら飛行困難な暴風を伴い落雷を落せます。
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