街…
多数の人が行き交い賑わう街の一角に『キャラカステラの店』と言う看板をキッチンカーの側に置いた移動できる店があった。
その店の店主、リホ・ワイルダーことリホーマーは頭を悩ませていた。
リホーマー「なんでこの街にバルカンがいるんや?しかも近くのベンチにデストロイヤー・ガイアが?ホンマなんなん?書類仕事サボりたいだけやのになんでこんな事なるなんての…
岩塩を風呂に入れて身体清めたと思ったんやけどな…」
書類仕事から逃げたいリホーマー、まぁ結局はやる羽目になるのだが…
最近アサルトライフルのAK-47や光学式アサルトライフルを大量に複数の地域の自警団や小規模なPMCに格安で販売し大儲けしていた。
勿論、安いと言っても誤作動やら
つまり小規模のPMCの注文やら問い合わせでただでさえ後方勤務などの人手が足りないH&R社としては稼ぎ時だがとてつもなく大変な時期だった。
そんな事もありリホーマーは山盛りの仕事から逃げたく、でもその罪悪感からも逃げたいが為にリホーマーは店をやっていた。
そんなリホーマーは前の作戦のある事に対して思い詰めていた。
リホーマー「ノアちゃんに悪い事したの。昔の事を掘り起こしてしまって…まぉ、ウチの事なんて分からんのは仕方がないんやけどな。鉄血の時ウチも名前と顔を書類で見ただけやったし…」
自分だけ正気ななか、死ぬのが怖くてただひたすら無情に徹して暴走してるフリをしたり。色々と偽装工作したり…
暴走しなかった原因はエルザが鉄血兵、又は鉄血ハイエンドモデル全員に対して人類を抹殺の命令をした直後に起動、その為エルザから命令を受けてなく、ドリーマーやアーキテクトに電脳に手も加えられていなかったリホーマーは暴走はしていない。今考えればこの時から運が無かったな。
正直、今もやけど…
色々と頭の中の考えていた事が最初の事から逸れたのに気付きリホーマーはキャラカステラの金型に生地を流し込み反対側についている生地を流し込んだ金型に挟んだ。
リホーマー「逃げんで立ち向かいたいんやけどな…
ウチは兵器やら道具が無いと雑魚やから…」
逃げ癖を直したいリホーマー、そのおかげで今日まで生き延びてきたが一つの会社の社長となった今逃げてばかりでは何も出来なくなる。
リホーマー「逃げで誠心誠意謝るかの…、ノアちゃんに過去の事を掘り返してって。」
そこで考える。
会社として出したら色々と警戒され勘違いされ兼ねなく。当然、賄賂やら不正行為をする手なんて通じる訳がない。
色々と悩むそして30分後。
リホーマーは何かを閃き即行動に移す。
リホーマー「はは…!最初からこうしたらよかったんや!なんも複雑に考える事なんてなかったんや!さて大量にキャラカステラと手紙を送るとしますかの!」
リホーマーが考えた事はダンボール箱一杯のキャラカステラ。
誠心誠意の気持ちでノアちゃんの過去を掘り返してしまった事についての謝罪、そしてG&K本部に自分の事を報告しなかった事についての感謝の気持ちを込めた手紙を書く事にした。
リホーマー「キャラカステラの量… 取り敢えずダンボール一箱分でええかな?さて手紙は…文量が多過ぎるとなんかゴマ擦ってる様に感じるから手短でええかな?」
ダンボール箱の中には大量のキャラカステラと一通の手紙、それをリホーマーは一般の配達業社に頼みS09P基地に運んでもらう様にしてもらった。
焔薙様 作『それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!』
…のS09P基地にリホさんが贈り物をしました!
まぁ、謝罪と感謝の意を込めての贈り物です。
この贈り物は無事に届くかな?
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188