リホッチがある人に偶然会います…
S地区… 街
鉄血の大攻勢が起きてから数週間が立った頃、未だ街の建築物が壊れてる場所が所々あるが少しずつで有るものの修復され復興が目に見えて分かる程に街は復興していた。
そんな復興中の街に大型キッチンカーの店『キャラカステラの店』が大通りで開店していた。
売っているのは建築業者や土木関係の人など汗をかく人が大量にいると思われる為、外はカリッと内側はモチっとした塩パンをキッチンカーの中で作り販売したところ意外にも人気が出てしまった。
勿論、ダイナゲート焼きも人気で結構売れていた。
「おお!嬢ちゃん!塩パン一つお願い!」
リホーマー「おじさん、はい120円な。
それとちゃんと加工にでる煙やら粉塵やら吸い込んだら身体に悪いから気をつけんやで。」
「んなの当たり前よ。防塵マスク付けてるぜ。お嬢ちゃんもこんなご時世だから気をつけろよ。」
リホーマー「そやな。お互い気をつけような!」
リホーマーの思惑通り建築業者や土木関係の人が結構来て賑わっていた。
そしてリホーマーは技術者の為か同じ技術者である建築業者の人や土木関係の人と話が合いになっていた。
そして昼は過ぎ午後3時頃人が少なくなりリホーマーは休憩しようとしていた。
リホーマー「はあ…、タメになった…、ここら辺の人達ホント親切やな。さて…一端休憩しようかの… ん?」
休憩しようと運転席に乗った時、車に内蔵されているレーダーに奇妙な反応が映りはじめた。
リホーマー「なんやこれ?この反応は…
…え?ちょ…近すぎへんか?ここに?」
突然の事にリホーマーは外に出た。その瞬間。
ゴツンッ!
リホーマー「ウギャッ!」
??「!?!?」
上から小さい女の子が落ちてきてリホーマーの頭の直撃、道路に倒れこんだ。
??「おい!大丈夫か!」
リホーマー「痛った!頭痛ったァァァ!」
あまりの痛さに道路にのたうち回るリホーマーと
少し時間が経ち痛みが引いた頃、落ち着き幼女は話を始めた。
??「すまない。大丈夫か?」
リホーマー「だ、大丈夫やで… 痛っ…
ほ、ホンマなんやろ。日頃の行いはええ筈なのに…」
未だズキズキと痛みで頭を抑える中、リホーマーは少し怒りつつ話始めた。
リホーマー「あのな…
??「すまない… 」
リホーマーが怒っていた事は
リホーマーは少し叱った後ゆっくりと幼女の方に目を向ける。
その幼女は何処かで見た事あるようなワインレッドの眼、髪はロングの白髪、肌は褐色。
リホーマー「あっ、すまんのいきなり怒っての…
ウチはリホ。リホ・ワイルダーや。リホさんって呼んでええで。」
リホーマーは取り敢えず自己紹介した。
キャロル「俺はキャロルだ、よろしく。」
リホーマー「でだ…少し
キャロル「?」
リホーマーは工具を取り出してしゃがみキャロルの手を付けてあるオペラグローブの様なガントレットを手に添ええマジマジと見始めた。
リホーマー「何か嫌な事あったら即元に戻すからの… 」
キャロル「え?」
リホーマー「こういう事は技術者としてこういう事は見て見ぬふりできへんからな、ウチは」
リホーマーは工具を手に取り素早くガントレットを丁寧に分解し始める。
リホーマー「うわぁ… なんやコレ?精密機械と最新技術の塊やないか…
あっ…すまん。今持ってる道具やと調整しかできへん…。ちゃんとした道具やら施設やないと完璧にはできへんな。」
キャロル「わ、分かった…」
それからリホーマーは今ある工具で出来る精一杯の事をし調整は2〜3時間で終わりキャロルにガントレットを返した。
リホーマー「ほれ、一応全体的に軽い調整はやっておいたからの。これ以上は今は無理や。二、三回はほぼ正確にテレポート出来る筈やけど不具合が大きくなり出始めたら気をつけるんやぞ?」
キャロル「分かったが… 何でそこまでしてくれるんだ?始めて会ったばかりだろ?」
流れに流されるまま作業を見ていたキャロルはずっと疑問に思っていた事をリホーマーに言った。
リホーマー「なんでって… 技術者としてこの事は黙ってられへんって事もあるけど… ウチのお節介やな。」
キャロル「お節介?」
リホーマー「そや、お節介。自分がやりたいからやっただけや。あっ、ほれカステラとあと連絡先な。まぁ信用できへんと思うけど困った時は呼んでな。」
そしてダイナゲート型のカステラの入っている紙袋と連絡先が書いてある紙を受け取る。
リホーマー「まぁ、あとな。なんか見た事あるような見た目やったし放っとけなかったんや。多分気のせいやと思うけどの。」
キャロル「そうか… 、気のせいだから気にするな。」
リホーマー「そやな、気のせいか。ならええけど…
…っで、これからどするんや?あと危険やないか?」
キャロル「何度もその事は言われてる。だが旅を止めるつもりはないぞ。俺はまだ旅を続ける。」
リホーマー「そうか、そうかキャロルちゃん、まぁ、ウチは止めへんよ?あんな物騒な自衛用の立派な武器があるんやったらな。」
キャロル「ありがとう。
ところでお前何者なんだ?簡易な工具で俺のガントレットを分解して調整するなんてな。」
持ち運び出来る簡易な工具でリホーマーはガントレットを分解して調整という事をやってのけた事を気になって質問した。
リホーマー「ウチ?ウチはな… 訳ありの技術者や。」
キャロル「そうか、あまり深く聞かないでおく。俺も訳ありだからな。」
リホーマー「まぁ、人には色々な理由や訳があるもんや。不用意に過去に触れん様にな。相手によっちゃ勘違いさせてしまうからの。」
キャロル「すまない、色々としてもらって…。
…では。 」
リホーマー「お?もう行くんか?」
キャロル「長居するのは悪いからな。リホ、また会えたら会おう。」
リホーマー「そうか、また会えたら会おうの!」
キャロルはガントレットを再び手に装着。そして再びテレポートし何処かへと移動した。
リホーマー「なんやったんやろな。それにしても一瞬アルケミストが攫いに来たかと思って思うたわ…。まぁ、キャロルちゃんええ人やと思うしええかな。」
その後リホーマーは工具を片付け終わった頃には休憩時間が終わってしまい実質休憩無しで働く羽目になってしまい、尚且つ人気が出た為か大勢のお客様の対応で大忙しくなっていた。
これでいいのかな?(震え)
そんな事を思いながら、めげずにスマホでポチポチして頑張って書いてます。
リホッチ、ガントレットを軽く調整…
まぁ、簡易な持ち運べる工具じゃ限りがあるしね。
(それでもやれる事事態ヤベェ事)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=213660&uid=255188