I.O.P社…研究室…
シャルーアとの戦いから二日後、テーブルに置かれた変形し壊れた義手を見ながらペルシカは一般向けの義手を付けたバルカンを呼び出していた。
ペルシカ「貴方、よくこんな風に義手を派手に壊したわね… 特注の部品やら色々とあるから大変なのよ?」
バルカン「仕方ねぇだろ、あんなヤツに遭うとは思わなかったんだからよ。」
ペルシカ「確かに仕方がないとはいえこういう時は今度から逃げなさいよ?色々な人が心配するし、貴方達全員I.OP社謹製だから結構機密が多いのからね。」
バルカン「すなまねぇな…… 無理して… 」
確かに結果はシャルーアに勝った、しかし作戦中ペイロードに言われた事と今ペルシカに言われた事は正しくアクシデントがあり仲間が重症の中、ほぼ単独で鉄血ハイエンドと立ち向かうのは増援や追撃の可能性があったにしろ狂気の沙汰だった。
流石に改め考えると勝ったが少し無謀な賭けだったな。と反省したバルカン。
そんなバルカンにペルシカはある事を言う。
ペルシカ「あっ、あとバルカン、言い忘れてだけど貴方の義手の事でね… 」
バルカン「なんだ?武器腕のガトリング砲にでもなるのか?」
ペルシカ「違うわよ… それも良さそうだけど…義手には特注部品が結構使われてそれはそれは高いのよ。」
バルカン「それが…… どうしたんだ?」
ペルシカ「…だから貴方名義で
バルカン「は?借金?」
ペルシカ「そう、借金。」
唐突のペルシカの借金発言にバルカンは固り嫌な予感がし始める。
ペルシカ「仕方ないわよねぇ…… とんでもない高い義手を作戦一回行っただけで完全に壊したんだからね〜…」
バルカン「ひぇっ…… わ、分かったよ… 」
マーダーよりシャルーアよりペルシカの方が怖い。と改めて認識しバルカンは
しかし、その事を知ったマーダーによる嫌がらせが発生するなぞこの時のバルカンは知るよしもなかった。
I.O.P社… マーダーの部屋
以前よりかは警戒態勢は緩くなり監視カメラは無くなり部屋を週2〜3回のペースで持ち物検査に変わっていた。
マーダー「あぁ… ムシャクシャする…… 」
マーダーはイライラしていた。それはシャルーア戦の時、不意打ちを掛けたにもかかわらず攻撃は防がれ、そして腕を捕まり腕を潰されて頭を握り潰され掛けたことに。
マーダー「クソッ… 思い出せない…… 」
あの戦い以降、考えていた。
私はまだ何かを忘れている。蠱毒の微かな記憶の中にある自分の動きと今の自分の動きが全く噛み合っていない。それどころか全然弱い事に。
あと他にも大事な事があったような。と。
マーダー「あと少しの所まで来てるんだけどねぇ… 喉の所らへんまでは来てるんだけど出ないわね。」
あと少しで何か思い出せる。しかしその少しが中々出ないものだった。