破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

22 / 503
総合格闘技クラブのスケットに!

人類人権団体の殲滅から数日後、バルカンはイライラしていた。

 

バルカン「あぁぁぁ!思い出しただけでイライラするぜ!」

 

あまりにも非道的な扱いをし、挙げ句の果てには強制的に…

バルカンの頭にずっと残っていた。

目が死に絶望した顔の人形達を…

助けてを求めるながらも " 味見 " された人形達の声を…

 

頭からの中に残りバルカンの頭の中で響き続けていた。

 

バルカン「頭から離れねぇェェ!…クソ!胸糞悪いモノ見せやがって!ぜってぇぇぇ!許さねぇ!」

 

かなり頭にきていた。

 

ペルシカ「さっきからうるさいわね!」

 

バルカン「あの胸糞悪い光景が離れねぇんだよ…

 

てっいうか!ペルシカなら記憶を削除できるだろ!やってくれ!」

 

ペルシカ「だるいから無理。」

 

バルカン「そこをなんとかしてくれよ」

 

いくら気概強いバルカンといえど電脳は繊細だ。それをいじるとなると相当な技術力がいる。(天災ペルシカさんならできるが…)

 

ペルシカ「以外とめんどくさいのよ記憶消すって。特に複雑な記憶回路の一部だけを消すのはね。一つ間違えたら今までの記憶と経験(レベル)がなくなるわよ。」

 

バルカン「えっ?マジで?」

 

ペルシカ「本当よ。だから面倒だしあまりやりたくないのよ。」

 

バルカン「分かったよ。しょうがないなぁ…」

 

 

 

 

 

 

ペルシカの言う事を聞き今日はスプリングフィールドの喫茶店に行きジャックダニエルを飲もうとしたが…

 

M16「おぉ!バルカンか!飲みに来たのか!」

 

バルカン「そうだが…って!どんだけ飲んでんだよ!」

 

M16の周りには空き瓶の山が出来ていた。

 

スプリングフィールド「あっ…バルカンさんすいません。M16さんが飲み貯めとか言ってもうジャックダニエルは無いんですよ。」

 

バルカン「マジかよ…」

 

M16「あと一本あるんだが飲むか?」

 

バルカン「おっ!ありがとな飲むぞ!」

 

パン!(ドアくんの迫真の演技)

 

M4「ここにいたんですか?!お姉さん!」

 

勢いよく扉が開きそこに現れたのは怒り心頭のM4A1だった。

 

M16「M4!一緒に飲まないか?」

 

M4「お酒はほどほどにっていつも言ってますよね?」

 

笑顔で言い放っていたが目が笑っていない。M16は表情を引きつっていた。

 

M16「ご、ごめん…禁酒だけは勘弁してくれ…」

 

M4「駄目です(即答)何回言ってると思うんですか?もう猶予はないですよ?お姉さん。この後にミィーティングがあるんですよ?あとバルカンさんもお酒はほどほどに。」

 

笑っていたが目がやばかった。

 

バルカン「わ、分かった…」

 

M4はM16の手を引きスプリングフィールドの喫茶店を出て行ってしまった。

 

バルカン「あっ…M16の奴、ジャックダニエルの持って行きやがったよ…」

 

スプリングフィールド「ごめんね。ジャックダニエルはもう…」

 

バルカン「いや大丈夫だ…」

 

最悪だった。ガトリング砲をぶっ放す以外の貴重な趣味のジャックダニエルを飲む事が出来なかったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカンは項垂れながらG&K本社の廊下を歩いているとヘリアンが話しかけてきた。

 

ヘリアン「おっ丁度いいところにいたな。」

 

バルカン「なんだ?合コンなら一人で行けばいいじゃん。」

 

ヘリアン「…全く…何度からかえば気がすむんだ…

バルカン?今暇か?」

 

ヘリアンはバルカンのからかうのを無視しバルカンにある事を提案した。

 

ヘリアン「総合格闘技クラブがあるだが人形の部があって大会があるんだがな。選手だったトンプソンが怪我してしまって代役が必要だがヒマな戦術人形がいないんだ。」

 

バルカン「総合格闘技クラブ?そんなのあったか?」

 

ヘリアン「二、三人の小さいクラブだがあるぞ。その他部室に来る人はいるがトレーニング機器を使って運動して終わりだからな…」

 

バルカン「私に出ろと?総合格闘技なんかやった事ないぞ?」

 

ヘリアン「大丈夫だ。お前のパワーでゴリ押せば勝る。」

 

この時、バルカンは思わなかった。ヘリアンに利用されていると…

 

 

 

 

 

 

総合格闘技クラブ…部室

 

誰もいない部室は丁寧に掃除されていて汗臭いイメージとは真逆の清潔な空気と空間だった。

 

バルカン「ここが総合格闘技クラブの部室かぁ…てっいうか何でこんなモノがあるんだ?」

 

ヘリアン「職員の体力作りと地域の住民の交流のために総合格闘技クラブがあるんだがな…その暇がなくて。」

 

バルカン「でっ?大会はいつなんだ?」

 

ヘリアン「明日だ。」

 

バルカン「は?明日?」

 

大会に出で欲しいと言われ大会は明日と言われば誰でもビビる。

 

ヘリアン「そうだ。明日だが。お前ならごり押しで勝てるだろ?それとストレス発散になると思うが?」

 

バルカン「分かったよ…ヒマだったから受けてやるよ!」

 

計画通り…!

 

バルカンは小さな声が聞こえだが気にしなかった。

 

 

 

 

 




総合格闘技の大会に隠されたヘリアンの陰謀…!

次回!
バルカン、ゴリ押し祭り開催!

何を倒してほしいですか?ちなみに5月17日にアンケート終了です。

  • 鉄血
  • 人類人権団体
  • その為(生物兵器、E.L.I.Dなど)
  • 地球防衛軍ごっこ(虫E.L.I.D性)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。