破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

222 / 503
助けて…!(二つの意味)

リホーマー宅…… 夜…

 

ご飯はナニかを薬や危ない物が無いかバルカンの監視の下、リホーマーの自宅にある食材を使っていて作り夕御飯を作り食べた。

 

そして二人は早めに寝る事にしたのだが……

 

リホーマー「なんでウチと一緒のベッドに寝るん?」

 

バルカン「お前のベッド、デケェからいいじゃねぇか」

 

リホーマー「初めて会ったのに距離近づきすぎやへんか?」

 

バルカン「私は気にしねぇから大丈夫だ」

 

リホーマー「………(誰か助けて〜… )」

 

リホーマーは贅沢したくて一人なのにダブルベッドを何とか作り一人で寝ていた。(今のところリホーマーにその気なんて無いが…)

元々ソファで寝ようとしたバルカンはそれに気付きリホーマーのベッドに入り込んでいた。

 

バルカン「そんな目すんなよ…、別にいいじゃねぇかよこんなデカイベッド一人で使うには広すぎるだろ?」

 

リホーマー「あぁ、もう分かったから… もうさっさと寝るわ」

 

リホーマーはバルカンのしつこさ(1時間半の説得)もあってか絶対引かないやろな。と考えもうさっさと寝ようとした…

 

リホーマー「じゃ、おやすみな…」

 

バルカン「おやすみ……な……(( _ _ ))..zzzZZ」

 

リホーマー「寝るの早っ…… まぁ、寝るか」

 

電気を消して二人は眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月2日 2時頃……

 

二人が寝てから数時間後、真夜中に物が高い所から落ちた様な音が鳴り響いた。

 

コツンッ!

 

リホーマー「…んえ?…なんや…?こな時間に……」

 

物音に気付き起きたリホーマーは物音をした方を少しふらつきながら確認に向かった。

 

リホーマー「……ネジ?」

 

リホーマーの高性能な並列式高速演算が起動する

 

・装甲兵パクって10体ぐらいで同時進行で建物を改築したとはいえ手は抜いていないひ最終確認は丁寧にした。

=自分仕事に落ち度無し

・この部品は教会の上の方のステンドグラスの固定する為のネジ

= ステンドグラス落下の可能性大(危険)

・ネジを外すのに足場の組み立てが必須、そして騒音の発生不可避

= 明らかに不自然、原因不明

・ステンドグラスの落下予測を計算中…

= 即座に回避行動必須

 

 

…その思考僅か0.1秒未満、そして……

 

 

リホーマー「……!!」

 

ガァッシャァァァァンッッ!!

 

突然ステンドグラスが落下、リホーマーはすぐさまベッドスライディング、そして紙一重に落下するステンドグラスを避る。

 

 

バルカン「おい…なんだよ!寝てんのにウルセェぞ!」

 

ステンドグラスが落下した騒音でバルカンは起きてしまいバルカンの機嫌が悪くなっていた。

 

リホーマー「…ステンドグラスが落ちたんや、ボルトしっかり閉めた筈なのに」

 

バルカン「知らん…!静かにしろ!寝たいんだよ畜生め!」

 

リホーマー「ここはウチの自宅やアホ!」

 

リホーマーは箒と塵取りを使い律儀にガラスを集め片付けた。幸いステンドグラスは小さい小窓の様な物だった為、5分で片付け終わりリホーマーはベッドに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時20分……

 

やっと静けさを取り戻したリホーマー宅、さっきのステンドグラス落下の所為で外の風が少し入って来ていたが、さほど問題は無かった。

 

そんな中、バルカンは突然目が覚め、一旦リホーマーの冷蔵庫漁ろうと思い起き上がろうとした。

 

バルカン「………(あれ?動けない?そして身体が重い…?)」

 

身体が何故か動かず、声を出そうとしても声が出なかった。

 

バルカン「(動け!動けってんだよ!私の身体!!)」

 

動かない… おかしい… こんな事態になった事がない… バルカンは混乱し無理矢理でも動かそうと踏ん張ろうとするがそもそも力すら入らなかった。

 

…助けて……!

…殺さないで……!

…やめて…やめて…やめて!

 

バルカン「(なんなんだよ…!子供の声が直接電脳内に入って来やがる!やめてくれよ!嫌だ…!出てけ!)」

 

バルカンは耳を塞ごうとするが力が入らず何も出来ない。

 

そんな中、ナニカの無数の白い小さい手がバルカンの足から纏わり付き始める。

 

バルカン「(やめ…!嫌だ!いやだ!いやだ!ヤメろ!ハナセ!ヤメテクレ!イヤダ…!)」

 

抵抗しようにも何も出来ずひたすら心の中で願うした無かった。

 

そしてついにナニカの白い手はバルカンの身体を包み顔をまで包み込もうとし一人の小さい女の子が自分の身体の上に立っていた。

 

バルカン「(助けて……誰か…スミス助けてよ!

もう無理!助け……)」

 

もうナニカに取り込まれてしまう… バルカンは半ばヤケクソの叫びだった。

 

その最後の叫びも虚しく包み込まれ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リホーマー「起きろ!朝やぞ!」

 

突然、叩き起こさた。

 

 

バルカン「………!?!……」

 

バサッ!と勢い良く起きキュロキョロと外を見ると太陽が登っていた、

 

リホーマー「どしたんや?うなされてたけど?…って何泣きそうになっとんの?!」

 

バルカン「あ"り"か"と"う"ぅぅぅ!うぇぁぁぁぁん!!!ヒッグ… ヒッグ…!」

 

リホーマー「ヒギャッ!?キツイ!力強すぎ!首絞まってる!絞まってから!やめや!お願いやから!やめてね!

あ、本当にマズイか…!

…ギャァァァァァぁぁぉぁぁぁ!!」

 

バルカンが泣き止むまで30分くらいかかりリホーマーはその間、バルカンに泣き止むまで強烈に抱き着かれた。

 

M61A2バルカンと言う規格外な()を携帯できる彼女が遠慮無しに抱き着くという災難が朝からリホーマーを襲った。

 

 

 




ホラーって難しい…(自分が下手なだけ)

ところで89式はみんな手に入れた?


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。