…なので名前表記を【 リホ 】にします。
S13基地……
殆どの施設が壊され破壊された戦術人形の残骸や死体が広場らしき所に丁寧に並べられ花が添えられていた。
あまりの惨状に少し気分が悪くなったが元々こういう事には耐性があった為すぐに持ち直した。
そんな凄惨な光景を見たリホは輸送用の装甲車から降り、動かなくなった死体に花を添えている顔が見えない重装備をしている人に話しかけた。
リホ「ご愁傷様…… 」
??「…?… お前がG&K社の新人の指揮官か?」
リホ「ここの指揮官をやらせてもらう事になっとる。ウチはリホ・ワイルダーや…
【
タチャンカ「そうだが…… 」
重厚なスペツナズヘルメットと可愛さや見た目より機能性と防御性を重視した露出が一切無い防護服を纏った異様な姿をした戦術人形はリホの方向を向き話した。
声は少し低いクールで大人な女性の様な声に少し気迫されたが話しを進めた。
リホ「すまないが被害状況を聞きたんやけど…… 辛かったらウチが直接見にいくで?」
タチャンカ「私以外の人や戦術人形は全滅、鉄血の破壊工作で宿舎以外の施設が爆破で破壊された… 」
スペツナズヘルメットで見えないが声がかけ辛かった。自身は元とはいえ鉄血だ、その為話し辛かった。
そんな中、タチャンカは衝撃的な一言を発した。
タチャンカ「…指揮官なんだろ?…なら私を解体してくれないか?」
リホ「は?」
その一言に固まったがタチャンカは構わず喋り続ける。
タチャンカ「私の様な老害でしか無い古い型の戦術人形なんて居ても仕方がないだろ?それにもう疲れた……
1.5世代の戦術人形のパーツはもう製造されていない。だから私を運用するって事バックアップも無いしはコストが高いからな…… 」
1.5世代の戦術人形は性能が2世代の戦術人形より低い、その為現役で活躍している者が非常に少ない。
そして何より古い為為設計図やパーツが無い。その為壊れてしまったらバックアップ機能も無くパーツも無い為非常にコストと維持費がかかる為だ。
そんな事を言っているがリホは感づいていた。
1人だけ生き残って辛いんやろうな…
昔の自分と同じや。状況はだいぶ違えど【自分1人だけ〜…】と言う辛さを今感じて生きる事を捨てようとしてをやな…
リホ「解体せえへんよ」
タチャンカ「お願いだ… 仲間達と一緒に逝かせてくれ…」
リホ「あのな…!古参ってのは聴いてる。アンタがここら辺の地形やら立地に詳しいやろ?やったら教えてくれや…!」
タチャンカ「その事は端末に纏めたからいいだろ…!だから死なせてくれ!」
タチャンカ「あと沢山頑張って戦ってきた事は傷だらけのヘルメットを見れば分かる!やから新しく来る戦術人形の教官でもやったらええやろ!
…やから今までの頑張りを無駄にすんなや!アホッ!」
リホは技術者だ。その為タチャンカの被っているスペツナズヘルメットの傷の具合でどれだけ戦って来たか分かった。
自分が生まれる前から時代の流れに抗い戦って来たと…
そして装備も入念に整備し大事にして来たんだ…
リホ「コストがなんやねん、昔偉い人が言ってた言葉がある…
【人は城、人は石垣、人は堀】って…
こんな世紀末だからこそ【人】を大事にせなアカンと思うんや!
…やから「死なせて」なんて言うんやない!」
死に掛けた時、助けてくれた人がいたから今の自分がいる。繋がりがあったから今の自分は生きてる。
もしその繋がりが無かったら自分は死んでいた。
だから助けたかった、ただ今度は自分が助ける番だと思ったからだ。
重い空気がのし掛かりリホとタチャンカは暫く沈黙した。
タチャンカ「……………すまない… 」
リホ「最後の最後まで抗いまくれや…!ウチも一緒に頑張るから…!」
タチャンカ「で…… 指揮官… でいいんだよな?」
リホ「そやで、新人やからノウハウは分かるけど指揮官としての実戦経験は無いから教えてくれや、頼むで。」
タチャンカ「分かった、こんな古臭く不細工な私だがよろしく頼む。指揮官」
リホもタチャンカは強く握手をしリホはこんな 指揮官も悪くないの。そして気になっていた事を聞いてみた。
リホ「そういや素顔ちと見せてくれへんか?気になっての… 」
タチャンカ「そ、それは…… 恥ずかしいから無理だっ!自分の顔に自信が無いから無理!」
リホ「ちっとだけ!ほんと先っちょだけやから!」
タチャンカ「恥ずかしいから無理っ!」
その後、リホは何度もタチャンカに素顔を見せてとお願いするも「恥ずかしいから」と言う理由で素顔を見せてくれなかった。
いい話しに出来たかな?
まぁ、自分の駄文と表現不足でね。
そこはご勘弁を…
フレイムの二つのASSTは?
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