天気は曇り、ジメジメした空気のなかヌカコーラ依存症のSAAを拘束して二日目、リホはSAAに配給とデザートのチョコレートを食べさせに来ていたが…
SAA「ガルルルルゥゥ…!ノマセロォォォォぉ!」
リホ「う、うわぁ…… (目にクマでてヨダレたらして目が正気やあらへんやん…ウチが犯罪者見たいやないか)」
小さい金髪の女の子の目にクマができ、完全に目が正気じゃなかった。そんな女の子を拘束しているとなると犯罪臭がプンプンしていた。
しかしリホは心を鬼にしSAAに面と向かって言う。
リホ「取り敢えず飯食え、食わんとやってられんやろ?」
SAA「ヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカヌカ…!」
リホ「ヌカヌカうるさい!さっさと飯を食わせるからさっさと口開けや!アホ!」
SAA「グガァッ!ングググ……!」
無理矢理SAAの口に配給で貰った保存が効く固形食料をねじ込む。抵抗しようとするものの手錠に阻まれた。
SAA「ゴホッ… ゴホッ… ヌカ… コーラ…飲みたいよ…(;_;)」
リホ「なき脅しは無理やからな?まだ完全に目がイッとるからな?」
SAA「っ…… あとで絶対に殺す… ワタシからヌカコーラを奪った罪は重いよ?(殺気)」
リホ「うるさい殺気出すな、薬物やめたらええだけやで?」
SAA「無理!ヤダ!これ以上はやーだ!(即答)」
リホ「あぁ…もうまたくるで!」
リホは少し可愛そうに思ったがSAAの中毒症状を治す為と思いその場からさった。
機密データ起動開始…
起動中…
起動中…
起動中…
…
…
…
起動完了
ボイスメッセージと複数のファイルを開示します…
あ、あーー マイクテス マイクテス
聞こえてるな
ウチは第3エリア 技術研究所主任【リサ・アルマス】
これは多分助からんと思うから遺言として残す
急に鉄血人形の暴走し制御不能
そして生き残った数人のウチの同僚とこの技術研究室で立てこもり中や
まぁ、換気口から
そんな訳やから最後ウチがやってる研究の持てる技術の集大成をかけようとしとる
意識、魂の電子化
つまり人間の電子化や
義体さえあれば無限に生きられる
まぁ、ウチは永遠の命をなんてどうでもええんやけどな
…
…
今思えばウチの人生散々やったな…
最初は戦争孤児、飯食うのもままならん有象無象の存在やった…
そんなウチを引き取ってくれた恩人でもありお母さんの【アルマ・アルマス】さんの養子になって勉強やらマナーやら色々と教えてもらった…
ハッキングは… まぁ、それも覚えたな
流石に使わへんけど…
話は脱線したけどこの研究は人間の身体の欠損や脳の深刻なダメージを補う人道的な理由で始めたんや
ウチの上司は兵器利用する気満々やったな
まぁ、どうせ使われる事の無い死にゆく技術や、っていうかこんな人間の脳を電子化して人形の電脳に入れるなんて技術自体間違ってたかもな…
もし脳の電子化に失敗したらウチの記憶はお釈迦になる
やからその時の為に最後に遺言として残す
それ以上に凄いもんがアンタにはある
アンタは何者にもなれれ力を持ってるや
どんなに恥を欠いても無様でもええから生き残るんやぞ!
皮肉ながらもこの機密データを開けたのは鉄血ハイエンドモデルのイントゥルーダー
リホさんはこの事を全く知らないどころか記憶に無い模様
並列式高速演算と自己改造はあくまでも副産物…
果たしてリホさんの本当の能力はなんなの?