大会当日、夜のコンサートホールには沢山の人が押し寄せ混雑している。
そんな大賑わいの中、バルカンはトイレの個室で大惨事にならないようにある事をしていた。
バルカン「ん… あっ… くぅ… ///
はぁ… はぁ…… こ、これだけ搾れば激しく動いても問題ねぇ筈だよな… 多分 」
自分の胸を試合前に絞りに絞って母乳が出ないように入念に絞っていた。バルカン自身自分の胸をこんなに触る事が初めてで少しだけ感z…(唐突の殴打
そんな訳で少しだけ目がトロッとし口から涎が出てしまったが直ぐに立て直し試合に向けて張り切っていた。
大量に母乳が溜まったトイレの水を流し試合の会場に向かった。
会場に観てみると大勢の人が沢山いてリングである八角形の柵に囲まれた戦う場所が見えた。
ヘリアン「分かっていると思うが反則は1発で負けだがらな?基本なんでもありだが過剰な攻撃、目潰し、噛み付き、審判への暴力はアウトだ。分かったな?あと絶対にポロリはするな。社会的に死ぬ事になる」
バルカン「了解!まぁ、見てなって!一回戦目の相手なんて瞬殺してやるから!」
ヘリアン「瞬殺はするなよ?あくまでTV放送だか取れ高も大切だから」
バルカン「
バルカンは格闘技の八角形の鉄柵のリングへ小走りで向かった。
ヘリアン「ちょ、バルカン!待…… 行ってしまったか…
その瞬間腹と頭に痛みが襲いバ○ァリンと胃薬を飲んだヘリアンは流石に面倒ごとにはならないだろうと思う事にしセコンドをする為、リングへとむかった。
バルカンはいつも通りの制服の姿でリングに立った。集中していた為か会場を盛り上げる為のナレーションの声は聞こえておらず完全に本気で向かっていた。
『そして続いては〜!重量級のバルカンとは真逆!SMGの戦術人形!小柄と言っても舐めて掛かればスピードに翻弄され蠍の猛毒速攻KO!すこすこスコーピオンだァァァァァア!』
スコーピオン「そこの鈍間なMGの攻撃なんて受けないんだから覚悟しなさい!」
バルカン「……… 」
一回戦目の相手であるスコーピオンの挑発を完全に無視を決め込みバルカンは俗に言うゾーンに入っていた。
『… ではぁ!
…開始ッ!!』
スコーピオンは始まりのゴングが鳴ったと共に相手の様子を見てどういう風な格闘のスタイルか見定めようと一定の距離の距離を置いて警戒する。
バルカンは何故か陸上のクラウチングスタートの様な構えをしゴングが鳴ったと同時に全力でダッシュした。
スコーピオン「えっ…!」
バルカン「負ける訳には行かねんだよ!」
ズゴォン!
スコーピオン「ガァッ…!!」
バルカンはその勢いのまま飛び蹴りを繰り出す。まさか試合開始のゴングと同時に走って飛び蹴りするとは思わなかったスコーピオンにバルカンの飛び蹴りは顔面にクリーンヒット。
スコーピオンは吹っ飛ばされ鉄柵にぶつかり即座にドクターストップが入る。
そして数秒後、スコーピオンの失神が確認され。試合開始約4秒でバルカンの勝利という出来事に会場は騒然とし騒めき出す。
『な、な、なんというパワー!スコーピオンを秒殺!まさかの約4秒という時間で!この大会のダークホースが現れた!スコーピオンを秒殺してしまったバルカンにどう他の選手が対策するかが見所だ!』
バルカン「ヘリアン!やったぜ!勝ったぞ!」
ヘリアン「やりやがった、あの野郎… 」
その後、ナレーションによる必死のマイクパホーマンスによる時間調整が行われ、バルカンは他の選手に異常なまでに警戒される事になった。
すこすこスコーピオンな人すいません!
この後、流石にやり過ぎたと思ったバルカンはスコーピオンが目覚めるまで見ていたそうな…