試合開始前…
観客や参加したスタッフ、戦術人形やそのセコンドの為に作られた仮説の食堂は質素ながらも美味しい料理に沢山の人集りができていた。
そんな中、S13基地の指揮官であるリホ・ワイルダー指揮官と大盛りカレーにがっつく
リホ「よ、よく食うの… 」
SPAS-12「モグモグ…… んぐっ… いつも食事の量が少なくてひもじかったんで食い溜しないと… あっ、お代わりお願いします!」
リホ「まぁ、スタッフさんと戦術人形、それとセコンドの人の食費は運営負担やからな、まぁええか、ウチも最近誰かさんにいつも半分あげてるから腹減ってるからの」
いつもインスタントラーメンやレーションのS13基地にとってたらふく食べれる食堂は天国と言っても過言では無かった。
そんな中、リホとSPAS-12は作戦会議を始めた。
リホ「取り敢えずだけど正攻法じゃ絶対に勝てんよ?だって実戦経験ないやろ?」
SPAS-12「はひ、ほうへすへ… ング… 美味し」
リホ「大事な話しとんやから、一旦手を止めてね?」
まず、この大会二つの選考方法が行われていた。まず実績のある戦術人形を推薦すること方法でコレはバルカンがこの大会に参加した方法だ。そして二つ目は自分から推薦してくじ引きで決まる方法だ。
リホ指揮官は外れるやろw まぁ、当たったら適当に試合に出て飯食って帰ろか。と思っていた。だが当たってしまった為に来ていてこの事を知り、勝てる気しないからタダ飯食って帰ろう、だが勝てたら勝とう。そんな感じだった。
リホ「取り敢えず勝てたら勝とう、よし、SPAS-12容器にカレーを詰めて… 」
SPAS-12「あ、あの〜… 周りの目が… 」
リホ「正々堂々とやれや、コソコソやってる方が目立つから正々堂々とな…」
平然とやれば目立たない、むしろそう言う物なんだと思わせとけばいい。そんな考えのリホ指揮官とSPAS-12は大盛りカレーを容器に入れる。
そんなこんなでSPAS-12の試合の番になり、リングに上がるSPAS-12とリングの外で指示を飛ばすリホ指揮官はスタンバイ。
…で、ゴングが鳴った訳だが…
CZ75「このオノを食らえー!」
ピッピーー!
SPAS-12「え?」
試合時間まさに2、3秒の出来事にリホ指揮官とSPAS-12は困惑していた。
その後、第二回戦の相手は一回戦目の負傷があり不戦勝となり第三回戦となった時の事である。
リホ「で、次の相手は…… M61A2バルカン?や、ヤバイ… 」
実際、SPAS-12は基地の警備だけしてた為、
つまり…
リホ「SPAS-12… 次の相手は無謀過ぎるから次の試合はでえへんよ… 練度と経験が違い過ぎる 」
SPAS-12「そ、そうですね… 」
SPAS-12も自分の実力は分かっていた。素人同然の自分がここまで来たなんて奇跡であると。
リホ「取り敢えず決勝みて帰るかの、見るのもいい経験やしな!」
SPAS-12「分かりました!そると帰りにまた食堂寄っていこうよ!まだまだ食べたいです!」
尚、この後テロリストと鉄血乱入と言う事態になるとはこの時の2人は知るよしも無かった。
リホ指揮官、いつも不運発動ですな…