破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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早く鉄血を捕獲したい
デストロイヤーちゃんを甘やかし隊…


エキシビジョンマッチッッ! テロ部隊vsリホーマー・ウィッチ

D.C.F.会場… 通路…

 

 突然の爆発音、そして中央のリングでの事態により会場から逃げ出す観客で溢れ帰り、リホ指揮官とSPAS-12はG&K所属という事で進んで避難誘導をしていた。

 

リホ「はいはい〜!落ち着いていこか!走らないで!転ける人出るから早足で避難してね!って!…痛いからぶつからないで!痛いの嫌やから!」

 

 しかし、パニック状態の観客は急いで走り避難、転ぶ人や踏んづけられる観客が多数現れ怪我人続出していた。しかし必死の避難誘導も虚しく観客の避難に巻き込まれてた。

 

 

 

 そして数十分後、避難が完了する頃にはリホ指揮官とSPAS-12は巻き込まれ通路で足の型が付いて倒れ込んでいた。

 

SPAS-12「い、痛いです…… 」

 

リホ「そ、そやな〜…… 痛い… 」

 

 戦術人形と鉄血ハイエンドと言えど一方は練度が低く警備しか経験が無く、もう一方は後方支援型の為身体が弱い、その為、巻き込まれたらもう何も出来ない。

 2人は服に付いたドロやホコリを手で払い、立ち上がる。

 

リホ「急いでると言えど人は踏まんといてよ… 本当に痛かったわ… 下手したら怪我してんのにの」

 

SPAS-12「そうですよね… せめて避けて欲しかったですよ。って!ヤバっ!」

 

リホ「どうしたん?」

 

SPAS-12「リュックの中にしまって置いたカレーの容器が漏れてぐちゃぐちゃになってますよ!うわぁ…!カレーのいい匂いでお腹空いて来ちゃいますよ…」

 

 SPAS-12の背負っていたリュックからカレー特有のスパイシーな香りと黄色い色が漏れ出していた。

 

リホ「タチャンカとSAAの分のカレーが… 最悪や… 」

 

 タチャンカとSAAの分にとって置いたカレーがぐちゃぐちゃになり肩を落とすリホ。

 

リホ「あぁ、もうしゃあないな…、発電機の爆発かなんかやと思うしちと見てくるからまだ避難で怪我した人がいないか見て回ってくへんか?SPAS-12 」

 

SPAS-12「分かりました指揮官、怪我人がいないか探して来ますね!」

 

リホ「頼んだで?せやウチは発電室行ったるからな」

 

 怪我人の避難を指示したリホは関係者以外立ち入り禁止の看板を無視し発電室のある所へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 発電室がある部屋に向かう途中、リホは全身黒で統一された特殊部隊の様な人達と遭遇していた。

 

「手を上げろッ!」

 

リホ「あっ、ヤバっ… 」

 

何とかその場を凌ごうと隠れるも速攻で見つかりサプレッサー付きの拳銃を総勢6人から向けら、手を挙げていた。

 

リホ「(この騒動はテロリストの犯行か… ホンマなんなん?やっぱあの " おみくじ " の大大凶ってホンマなんか?)」

 

 思い出すのは正月に引いた大大凶3連発の " おみく" 、やっぱり霊媒師かなんかに相談しよか?と思うリホ。

 

「コイツ、G&Kの指揮官だせ?捕まえて身代金要求しようぜ?俺たちには正気軍から命懸けでパクった()()()()()戦車があるんだぜ?」

 

「奴の暗殺をしようにもイレギュラーが発生して失敗したからな。…ソイツを拘束しろ」

 

 手を上げているリホを手錠で拘束しようとテロリストは近く。

 

リホ「はぁ…、テロリストか… 捕まえたら手柄になって支給される資材やら人材増えるんよな?絶対 」

 

「何をぶつぶつ言っている?殺すぞ… ッ!?」

 

突然、リホの服装はG&K社の制服からメイド服にとんがり帽子へと変わる。

 

リホ「元凶はお前らやな?カレーの恨みとS13基地の為にお前らを捕まえるからな?このテロ野郎共!」

 

 ほぼ私怨と私欲、しかし態度が一変した為テロリストは即座に拳銃をリホへ向けて発砲、しかし青く光る壁(フォースシールド)に阻まれ届く事は無かった。

 

「コイツなんなんだ?格好ふざけてるのに…!」

 

リホ「格好ふざけてる?ウチは何にでもなるで?裏切り者でも道化でも犯罪者でもの!!」

 

 突然、リホの消え去りテロリスト達は辺りを見回そうとした瞬間、一番後ろにいた部隊員が悲鳴を上げた。

 

「アガガガガガガッッ!!?」

 

リホ「おぉ、販売してるスタンロットでもこんなんなるんやな。面倒いからコレくらいなはれ。ほな、さいなら!」

 

「ギャァッ!」

 

「コイツなんなの!」

 

「フギャァッ!」

 

 大量の水が現れたテロリスト達はズブ濡れになる、そして次に見た光景はリホがある物を持ってる光景だった。

 

リホ「このスタンロット、改造してあって数万ボルトの電流が出せるんよ?42ボルトは死にボルトって言うけど… 本当なのか知りたいからほな。いくで〜」

 

 躊躇なく電源をオンにしたスタンロットをズブ濡れになったテロリストの部隊の近くへ放り込んだ。

 

「やめっ…アギャャャャゃゃッッ!!」

 

「グガガガガガガガッッ!!」

 

「ガガガガガガッッ!!」

 

「アババババババッッ!!」

 

「ヒギャャャャャャッッ!」

 

テロリストの部隊は感電しビクビクしながら倒れこみ気絶するとスタンロットの電流は止まりシュー… と言う音と焦げた匂いが充満していた。

 

リホ「まぁ、死ぬまではやらんから死なへんけどな?

…よし!G&K社のウチへの信頼も上がると思うし指揮官生活も少しは楽になる筈やしな!…さて事故処理をさっさとやって4人分の戦術人形の作製依頼だしたからさっさとS13基地に帰って確認するかの…」

 

 

 この後、リホさんはテロリストの部隊を片っ端からテレポートとスタンロットを駆使し捕縛 (ほぼ私怨と私欲) していき事態は速攻で収束した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ… ペイロードの料理の腕は…

 

 

ペイロードは料理が上手いマーダーとチョコを作っていた。

 

ペイロード「やっと出来ました!本通りに作ったんですが心配で… マーダーさん見てくれませんか?私の手作り生チョコを 」

 

マーダー「こ、これは…… 新手のE.L.I.D?」

 

 色は生チョコだか形容し難い型をしていた。

 

ペイロード「どうですか?」

 

マーダー「こ… 個性的だと思うわよ?一応味を確かめてみるわね?」

 

流石に人食いでサイコパスなマーダーもドン引き、でも幾ら形容し難い生チョコでも流石に味はいい筈だ。マーダーはペイロードの生チョコを口に放り込んだ。

 

マーダー「……ッ!?!?!?!」

 

口の中は言葉には表せない冒涜的な味が広がり、甘いとか苦いとか辛いとかそう言うレベルの話では無いレベルに壊滅的な味だった。

 

バタリ……

マーダー「……… 」

チーーン……

 

ペイロード「え?マーダーさん!マーダー!?」

 

 

 ペイロードの料理の腕はある意味天災的だった。

 


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