基地に泥棒が押し入ってきました
S13基地… 深夜
まだまだオンボロなS13基地は今、緊迫の時を迎えていた。誰もいない筈の深夜帯に突然の物音にリホ指揮官は布団から出て資源倉庫に確認しに行く事にした。
するとそこには目出し帽を被り基地の運営に欠かせない資金を保管している金庫をバールの様な物でこじ開けようとする三人組に遭遇していた。
「にゃ!?人が来たにゃ!どうするにゃ!スコピッピ!」
「あたしの名前を今言うなー!このクソ猫!」
「その前に大声で話さないで…!このバカ2人…!」
リホ「え?なんなん?泥棒?」
目の前で起きているのは犯罪って事は十分承知しているしリホさんはこの時もしもの為にリホーマー・ウィッチの状態に変身?していたがこのボケとツッコミを見て速攻でG&K社の制服に着替えたのだった。(テレポート技術の応用で速着替えしてる)
「指揮官だろうが何だろうが関係ないわ!私達には金が必要なのよ!だから見逃しなさい!さもないと撃ち殺すわよ!」
リーダー格と思われる人物は狙撃銃であるM14をリホ指揮官に向け脅した。しかしその銃口はブルブルと震え狙いが定まっていなかった。
リホ「人に向けて撃った事あらへんな?」
「黙れ!うるさい!痛い思いしたくないならどっか行きなさい!」
「そうだにゃ!さっさとどっか行かないと痛い目あうにゃよ?」
「火炎瓶でも食らう?食らっとく?」
正直、この程度の相手はリホ指揮官なら一瞬で鎮圧できる。だが泥棒してまでお金を取ろうとするって事は何か訳アリの様だ。
リホ「なんか訳あんやったら助けになるで?」
「助け?今まで人間は私達に何をしてきた…!コアの為に即解体しようとする奴らの言う事なんか聞くか!」
リーダー格と思われる人物を刺激してしまったらしく更に興奮していく。
リホ「アンタら三人とも戦術人形やったんか… 」
「もういい… アンタにはこの世から消えて貰うわ!この薄汚い糞指揮官め!!」
1発の銃弾がRFであるM14から放たれた。勿論その程度ではリホにはその銃弾は絶対に届かない。
余裕を持ってフォースシールドを張るリホだがそのフォースシールドが銃弾を防ぐ事は無く、銃弾と銃弾がぶつかりあうような音が聞こえただけで困惑するリホ指揮官と泥棒三人の姿があった。
そしてその奇妙な現象を引き起こしたと思われる人物が何かをグビグビ飲んで意気揚々に現れた。
SAA「深夜にうるさいな〜☆アハハハハ☆ヌカコーラもこれじゃ不味くなっちゃうでしょ?指揮官どうしてくれるの?ねぇ?」
そこにはヌカコーラの瓶片手に、そしてもう一方の手には【コルトSAA】を構えながらガンギマってるSAAがいた。
「な、何で
「ひぇっ… に、逃げるにゃ!」
「撤退!撤退!逃げるわよ!」
何故かガンギマりSAAを見ると否や逃げ出そうとする泥棒三人組、リホは素早くテ戦術人形用に作られたスタンガンを手元にテレポートし三人めがて発砲した。
「ヒギャァァァァ!!?」
「ぎゃにゃァァッッ!!?」
「ギャァァァァァッッ!!」
リホ「その隙を見逃す訳ないやろ… コイツら縛って置いて朝になったら処遇に関して皆んなで考えるかの… 」
SAA「指揮官〜 ヌカコーラ代〜☆助けたでしょ☆」
リホ「あぁ、はいはい… 助けてくれてありがとな… SAAちゃん… ほれ、お小遣い… ふぁ〜… 眠い… 」
正直言うとSAAの事に関しても叱らないと行けなかったが眠気が強くなってきていたリホは面倒になっていた為、SAAにお小遣いをあげて三人を縛った後、布団で眠りにつくのだった。
簡単に言うと悪堕ちSAAちゃんですね…
まぁ、細かな情報は今後ご期待を…
そして次回はNTK様 作『人形達を守るモノ』
そのDG小隊の三組同時結婚式編です!