忘れる事にした… なんてことはもう出来ない
もうしっかりとこの目で見てしまったんのだから…
※
SAAの表記をコルトに変えます
S13基地… お風呂場
夜、やっと補修工事の報告書を書き終わったリホ指揮官は工事を手伝った416、G11、UMP姉妹よりお風呂に入るのが遅くなっていた。
S13基地の風呂場はコンクリートに浴槽はタイル張り、水を温めるボイラーもそんなに強くない貧相なものだが癒しと汗を流す憩いの場として大切な場所になっている。
そんなお風呂場にリホ指揮官は平然とした顔だが何故か怯えつつお風呂場に入っていた。
コルト「〜♪〜♪…ん?指揮官〜 何?私の顔に何か付いてるの?」
リホ「いや、な… なんでもあらへんよ?」
あの事は悟られてはいけない様な気がしたリホ指揮官、もしバレたら朝の目覚まし空砲が実弾に切り替わりそうで怖かった。でも気にしてビクビクしえいてもしょうがない為、身体を洗い湯船に浸かる事にした。
リホ「はぁ〜〜… 生き返るわぁ〜 」
コルト「気持ちいいね〜 指揮官」
リホ「そうやな〜…」
コルトも一緒に湯船に肩まで浸かる、仕事終わりの暑い風呂は身体の芯まで染みて心も身体も癒される。
そんな中、コルトの方をふと見るとコルトの小さい身体には無数の切り傷や銃痕がある事に気付く。
リホ「あ、アンタ… この傷… 大丈夫なんやろな?」
コルト「傷?あ〜 この傷ね?ギャングの人形拐いに目つけられてね〜 イラついたから皆殺しにしたらギャングが総出で私を殺しにきたの。まぁ、雑魚だったから相手にならなかったけどね」
リホ「アッハイ… 」
聞いてみたらヤベェ奴だった。そんな事を思うリホ指揮官
リホ「そ、そうなやな〜… 思ったんやけど… なんでこんな事してたん?」
お風呂のマッタリとした空気を利用し思い切ってコルトの過去を聞き出そうとしてみた。
コルト「だってさ… ちょっかい掛けてきたんだから殺したっていいでしょ?もしそれで殺されたら嫌だし」
リホ「そうなんやな… コルトちゃん…
コルト「……ッ!?」
更に好奇心で深い所に踏み込んでみたリホ指揮官、コルトは目の色を変え雰囲気は一転する。
コルト「指揮官〜 朝のモーニングコールが1発の銃弾になりたくなかったらさ…
…
殺気を帯びもしこの場に銃があったら眉間を撃ち込まれそうな程の気迫がコルトから伝わってくる。
リホ「すまんの… ちと好奇心には逆らえないんやウチはな」
コルト「好奇心は大事だけど
リホ「ご、ごめんな〜… コルトちゃん… 」
この後、急いで髪と身体を洗い風呂を出ると布団を持ちタチャンカの部屋に押し入る、そして強引に一緒に寝る事にしたリホ指揮官だった。
尚、リホさんは無事に朝を迎えれた模様
まだまだコルトちゃんの好感度は低かったらしい…