破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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さて… もう大惨事ですがやって行きましょう!


モンスターハント!その 2

S13基地…

 

 状況は最悪と言って良かった。コルトの奇襲攻撃により右目を潰されたティガレックス亜種は激昂、そして頭部や前脚などの血流が増加して赤く染まり怒りを露わにし辺りの地面が震える程の強烈な大咆哮した。

 S13基地の第一部隊のG11とUMP9は怒る前に大咆哮を直撃しており大破に追い込まれピンチに陥っているが本部からの応援部隊が駆けつけるまで持ち堪えない、更に補修工事したばかりの基地がティガレックス亜種の圧倒的暴力による破壊を抑えないといけないのと、大破し撤退した第一部隊やリホ指揮官の事もあり、引くに引けずにいた。

 

「GAAAAAAAッッッ!!!

 

416「…ッ!」

 

45「…ッ!」

 

コルト「…ッ!」

 

 ティガレックス亜種の圧倒肺活量から生まれる鼓膜が潰れそうになる程の大咆哮により思わず耳を塞ぎ込んでしまう。

そして大咆哮をし終えた瞬間、さっきの突進とは比べ物に為らないほどの強烈な速さの突進し向かってくる。

 三人は避けようと横に回避しようとするが予想以上の速度の為回避出来ない。

 あと数mに迫った時、ティガレックス亜種の真上に大量の弾丸が降り注ぎその圧倒的な射速と威力でティガレックス亜種の突進は止まった。

 

バルカン「ウォリャィァァァォァァァァァア!」

 

416「何あれ…」

 

45「うわぁぁ…」

 

コルト「変態さんだ☆」

 

 ティガレックス亜種の真上にはバルカンが【M61A2バルカン】を下に向けてならがらフルオートで放ち降下している光景があった。

 

 そして数秒後、地面に難なく着地しているバルカンがいた。

 

バルカン「うおっとっ!…ふぅ〜…射速の限界ギリギリまで上げて反動使って降下するのはある意味賭けだったけど…間に合って良かった…」

 

 射速を6600から1000以上に無理やり上げ約2トン反動を義体のリミッターを外しそれ以上の強力な反動をとこし落下速度を反動で打ち消すと言う荒技で助けに入ったバルカンだった。

 流石に20mm弾の雨を背中に浴びたティガレックス亜種はボロボロになりながらも起き上がり殺気を放ち睨み付けていた。

 

バルカン「まだやる気かよ… 正直リミッター外して撃ったからあんまりヤリあいたくねぇんだけどよ… さっさと終わらしてスミスと会いたいんだよチクショウがぁぁ!」

 

 銃身が周り大量の20m弾が放たれると同時にティガレックス亜種は突進を仕掛ける

 

バルカン「デケェから当たりやすいだよ!さっさと倒れやがれ!」

 

「GAAAAッ!

 

 しかし激昂し死に物狂いのティガレックス亜種は突進をやめずバルカンの20m弾を浴びながらもバルカンに目掛けて突進をやめなかった。

 バルカンも実は突進を避けるだけの機動力はない為撃ち続ける事しか出来ない。

 ティガレックス亜種がバルカンに突進するか、はたまたティガレックス亜種がバルカンの攻撃で倒れるか、命を賭けたチキンレースが出来上がっていた。

 

 一歩も引かずに打ち続けるバルカンとバルカン目掛けて突進するティガレックス亜種、その勝負は遂に両者の距離が10mを切り、両者にスローモーション感じる程に白熱していた。

 

バルカン「倒れろぉぉぉぁ!!」

 

「GAUUUUUUッッ!!

 

 一歩も引かない命の賭け合い、最後にその賭けに勝ったのは…

 

 

 

ズドォォンッ………

 

バルカン「私の弾をここまで受けきるなんてなんて野郎だ… 」

 

 バルカンの真横にはティガレックス亜種の頭がぐったりしながら倒れ込んでいた。

 

ペイロード「バルカンさんッ!無茶苦茶過ぎますよ…!いきなり飛んでるヘリから降りるなんて!」

 

バルカン「わ、悪りぃ… やっぱり早く助けたくてな?」

 

マーダー「やっぱりバカね… この感じだと怪物とやらはもう一人で倒しちゃった感じ?」

 

バルカン「あぁ、そうだよ一人でも何とかなったがちょっと危なかった…」

 

 そして後から遅れてやってきたEA小隊のメンバーが駆けつけた。

 冷汗掻いたが任務がやっと終わると思っていた、しかしバルカンはある事を確認していなかった。

 

「GAAAAッ!!!

 

バルカン「コイツまだ生きてやがったッ!」

 

ペイロード「キャァッ!」

 

 ティガレックス亜種は瀕死の身体を奮い立たせ近くにいたペイロードを前足で押さえつけペイロードの頭を噛み砕こうとする。

 

ペイロード「(…ッ!?そうだ手榴弾を…)」

 

 ペイロードは咄嗟に手榴弾の入っているとケースをティガレックス亜種の口目掛けて投げ付けた。…しかしある事にすぐさま気がつく。

 

ペイロード「(ま、間違えたちゃった…!あっ… 終わった… )」

 

 ティガレックス亜種は口に入ったケースを噛み砕くが爆発は起こらなかった。

 

 別のモノを口に放り込んでしまい、絶望するペイロード。しかしティガレックス亜種はキョトンとした顔で心なしか顔が青くなっていった。

 

「GAAAAAAAッ!?!?!

 

 そして突然、その場で無茶苦茶に尻尾や前脚を地面や建物に叩きつけ暴れだし、天を仰ぎながら口から泡ん吹き倒れ込んだ。

 

ペイロード「あっ… これ… 卵焼き(ダークマター)入れてた奴を口に放り投げちゃったんだ…」

 

バルカン「ま、マジかよ… 」

 

マーダー「うっ… 思い出しちゃう… あの口の中がクトゥルフ神話みたいに救いようがない状態になる感じ… ご愁傷様ね…」

 

フレイム「え、えぇ…(困惑)」

 

デストロイヤー「もはや兵器だよ…」

 

 闘争本能に満ちたティガレックス亜種を一瞬で素に戻し撃沈させたペイロードの卵焼き(ダークマター)にドン引きする中、G&Kの制服を着たS13基地の指揮官が姿を現した。

 

リホ「あ、あの〜 本部からの応援でEA小隊って言うのはアンタらの事か…?」

 

バルカン「なんで改造者(リホーマー)がここの指揮官やってんだ?」

 

 秒も掛からず自分の正体が即バレしたリホ指揮官だった。

 

マーダー「色々と裏がありそうねぇ… 面白そう…(黒笑)」

 

フレイム「取り敢えずペルシカさんに事実確認しなきゃダメですね… コレは… 」

 

ペイロード「そうですねフレイムさん」

 

リホ「いや…!待って!今は味方やからな?ついさっきモハビ・エクスプレスの運び屋から通信が来てこのモンスターって呼ばれる奴が暴れてるって情報が来て…!」

 

ペイロード「あの噂になってる運び屋?……ますます怪しい… 取り敢えず事実確認が先ですね」

 

 信じて貰えなかったリホ指揮官だったが通信でペルシカからの説明により何とか事実確認が取れた。

 そしてリホ指揮官から国境無き軍隊(MSF)からの依頼である事が分かった。

 そしてリホ指揮官は事を思っていた。

 

リホ「(なんでモンスターが襲って来た後にそう言う依頼が来たん?そして戦ってる最中に依頼来るし…)」

 

 実は怪物と()()()()()()()()()()()()、どうしようも無い不運が起きていた。それと基地の半数の建物や道路が壊滅していた。

 

リホ「(ってか… また基地ボロボロやんけ… また一か月くらい補修工事か… まぁ、死傷者が出なかった事はええけど…… 補修工事の予算を本部に申請しても渋ってくるしもう…… はぁ、ちと鬱憤晴らしにこの任務に乗ってみるかの)」

 

バルカン「ん?どうしたんだ?」

 

リホ「いや、なんでもあらへんで」

 

 リホ指揮官はの目には自身がやっと工事が終えた基地をモンスターに破壊された怒りで火が付きやる気満々だった。

 その後、ティガレックス亜種は瀕死の状態で気絶しているだけでまだ生きていた為、この後簡単に捕獲する事が出来た。

 

 




ティガレックス亜種… 捕獲完了…
(ただしS13基地は目にも無残な姿に…)

さて… まだモンハンは終わらないッ!

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