今回の任務は鉄血の偵察部隊の排除、それと同時に新兵装の実地試験をする事だった。バルカンは初めて扱う兵器を持ちながらヘリから降りポイントに付いていた。
夜という事とありフレイムが先導し、鉄血の偵察部隊を発見し機械を伺っていた。
フレイム「装甲機械兵とニーマムの装甲部隊とスカウトとイェーガーの狙撃部隊を見つけました。あの照明弾撃ちますか?」
マーダー「照明弾撃てば居場所バレて撃たれるわよ?」
ペイロード「ですよね… ならマーダーさんとバルカンさんは装甲部隊の相手を、私とフレイムさん、デストロイヤーちゃんで狙撃部隊を相手はどうですか?こっちが終わり次第援護しますよ」
デストロイヤー「分かったわ」
フレイム「了解です!」
バルカン「マーダーとか… 分かった。邪魔すんじゃねぇぞ?」
マーダー「貴方こそ足引っ張ったら助けないからね?」
そういう事でバルカンとマーダーは装甲部隊を相手をし、ペイロードとフレイム、デストロイヤーは狙撃部隊を相手し終わり次第に援護に向かう事になった。
バルカンとマーダーはフレイムから教えて貰ったポイントに着く、針葉樹が規則的に立ち並ぶ人工林に装甲部隊が偵察に来ている事を確認し二人は気付かれない様に様子を伺った。
バルカン「気付かれたらニーマムの攻撃に遭うな… マーダー、なんか策あるか?」
マーダー「多分木の上を伝って行ってもバレるわね。でもゴリ押しても勝てるからいいんじゃない?アイツらより終わらしてイェーガーの相手したいのよ… 機械の相手なんてつまらないから」
バルカン「あ〜… そういう事な」
マーダー「血肉の無い奴相手するのつまんないのよ…」
バルカン「そういう事だろうと思った、さっさと終わらすぞ。よっと…
バルカンは背負っていた黒い艶消しされた機械の塊を下ろす、そして起動し形が変わり始めある凶器と形を成した。
マーダー「これは… 貴方これ滅茶苦茶いいじゃない!ソイツは素敵よ!大好きよぉ!」
バルカン「やっぱりこうなると思った… さっさとやるか。マーダー」
マーダー「早く終わらしてイェーガーにコレをぶっ放しましょう!血飛沫が凄いことになるわ絶対!」
バルカン「そこまでか?ま、まぁさっさと終わらすか」
興奮するマーダーを尻目にバルカンは
硬い筈の装甲機械兵は柔らかい豆腐に箸を入れるかの様に斬れ斜めに真っ二つになった。その事に反応した他の装甲機械兵とニーマムが気付き応戦を始める。
バルカン「うわぁ…!こりゃヤベェ!流石は高周波を放つ大型チェーンソー… 装甲機械兵がこうなるなんてな…!」
マーダー「今度それ私にも使わせなさい!絶対楽しいでしょそれ!」
高周波を纏った大型チェーンソー、その圧倒的な攻撃力に装甲機械兵は次々と切断されて行く。
そして遠距離で攻撃をしてくるニーマムもマーダーの
バルカン「それとこうしてやんよ…ッ!」
マーダー「
バルカン「出来るって聞いたからやったんだが…… 意外に便利だなこの技。」
バルカンが機械装甲兵を相手し、マーダーが遠距離から攻撃してくるニーマムを対処するという連携を取り、無事に装甲部隊を壊滅させた。
マーダーが急かす様に援護に向かったがペイロード達も丁度戦闘が終わった後だったらしくマーダーは舌打ちをし、少し落ち込んだ。
その後は何事も無く輸送ヘリでの空の旅をしEA小隊の任務は終了した。
本当は対E.L.I.D用のチェーンソー型近接兵装、多数の高周波を纏った刃を高速回転させ斬りかかれば厚い装甲であろうと紙装甲同然の様な斬れ、更に
バルカンの右手の逆コーラップス技術による弾薬製造機能を応用し刃こぼれ等をしても瞬時に仕様にしてあり、回転してても担げる様に少し短いがカバーがしてある親切設計。
今度の任務からは弾薬庫を背負わなくなった代わりにこの