図書館から買った本が戸棚に整理整頓して大量に保管され、冷蔵庫とお菓子とジュースが置いてあるガラスのテーブル、そんな部屋の中、マーダーはベットから起きた。
マーダー「ふぁ〜あ… 良く寝れた… 」
寝る時は裸派、そんなマーダーは少し寝ぼけながらもプラスチックの透明なクローゼットから下着と服を取り出して着替え始めた。
マーダー「朝飯食いに行こ… 眠 」
マーダーはだいぶ前にバルカンからパクった下着と服を着て歯磨きセットを持って洗面台の前で歯磨き、その後ご飯を食べた。因みにマーダーの朝ご飯はサンドイッチと唐揚げにシリアル、そしてプリン(デストロイヤーから強奪)だ。
朝ご飯を済ませた後、依頼がまだ来ていない事が分かりつまらなそうにし、暇な為、ナイトメアの所に行く事にした。
マーダー「遊びに来たわよナイトメア、暇してたかしら?」
ナイトメア「もう暇で暇で死にそうだったよ。でも平和っていいね。血を見なくて済むし」
マーダー「そう?私はもっと血を見たかったけどね」
ナイトメア「もうマーダーったら物騒だな〜」
マーダー「暇してんなら車椅子で散歩する?私も暇だし」
ナイトメア「あの頃と変わらず優しいなマーダーは」
マーダー「やっぱ止めた」
ナイトメア「ごめんなさい!」
マーダーにとってナイトメアは蠱毒を共に戦った仲である。しかしながらマーダーは自分の中の狂気には素直になれても仲間に対する感情については素直になれないでいた。
そんな感じでナイトメアを車椅子に乗せ、マーダーはその車椅子を押し通路を歩き散歩を始めた。
マーダー「行く所ないわね… ナイトメア図書館でもいく?適当に本読んで暇でも潰せると思うし」
ナイトメア「本?本あるの!?読んで見たかったんだ!本って物を!」
マーダー「たくっ… 静かにしなさい、連れて行かないわよ?」
ナイトメア「はーい、マーダー」
二人は図書館へ入った。
そしてマーダーは適当に数冊の植物図鑑や動物図鑑等をテーブルの上に置きナイトメアが手に取ったのは植物図鑑だった。
ナイトメア「あっこの図鑑に載ってる青いバラ綺麗だねマーダー」
マーダー「えぇ、確かにでも私はクローバーが好きよ。花言葉は『幸運』『約束』『私を思って』、そして『復讐』… 上げて落とす感じが面白くて好きなの」
ナイトメア「もうマーダーったら物騒なんだから〜 まぁ復讐したい奴なんて一人しか居ないと思うけど」
マーダー「確かに♪」
二人にとって一度組んで背中から撃たれたウロボロスは許せない存在だった。
しかし…
マーダー「でもそれに引っ掛かった私達二人もマヌケよね… 信じてた仲間は最初から裏切る気満々だったのに気付かなかった。だなんてねぇ… 」
ナイトメア「確かに… 戦争に卑怯も糞もないからね。負けたら死んで勝ったら生き残るって事だけだから」
騙された方が悪いと割り切っていたマーダーだった。
マーダー「あっ話題変えるけどいい?」
ナイトメア「いいよ」
マーダー「花言葉で好きな物がもう一つあるのよ。まぁ何個もあるけど…
その一つはタンジーって花で花言葉は『敵意ある思い、あなたに戦いを宣言する』なかなかいい花言葉じゃない?」
ナイトメア「おぉ、なんか戦闘狂っぽい花言葉だね!」
この後、マーダーはナイトメアと図書館で本を読んで暇を潰した。
タンジーの花は決して派手は訳ではない。
花言葉の由来は『タンジーが、虫を近づけない』と言う特性が元になっている。
昔から、