ある指揮官を狙い暗殺しようにも色々と巻き込まれてしまう殺し屋の話
もうタイトルからだいたいは想像できる戦術人形ですぜ
S13地区…
活気溢れるBAR、柄の悪い人達やギャングの組員が酒やギャンブルをしたり、酔っ払い同士、ギャングやマフィアの喧嘩や抗争に巻き込まれて壊れたりと治安は最悪な所だった。
そんなBARの奥の個室にいる黒い服を着た女性はノンアルコールのカクテルを、そしてもう一方のマフィアの幹部はビールを頼んだ。
「で?依頼って何?内容次第で受けないけど」
「ターゲットはS13基地の指揮官の暗殺、前金で100万、暗殺出来たら追加で200万だ」
「分かったわ依頼を受ける… で?前金の100万は?」
「既に準備している。………受け取れ」
100万の札束をバックから取り出したマフィアの幹部はテーブルの上に放り投げた。殺し屋はその
「……受け取ったわ、ありがと じゃ私は準備があるから私はこれで」
殺し屋は金を受け取り、BARを出てターゲットを殺すべく準備を進める。侵入ルートやS13基地の間取り、邪魔になりそうな戦術人形を徹底的に調べ上げた。
そして数日後…
「た、助けて……」
IDW「にゃにゃ!怪我人にゃ!」
SPAS-12「私、基地に連絡しますね!」
スコーピオン「IDW!一緒に運ぶよ!」
IDW「分かったにゃ!」
S13基地の第一部隊の巡回ルート、ボロ布と故障、怪我をしていると
後は戦術人形であると言う事で仲間になりたいと指揮官と接触、殺せる時が来たら暗殺
S13基地は練度が低い人形が多い為、逃げ切るのは楽勝。不安要素はコルトSAAとタチャンカと言われる1.5世代の古参人形だけ…
暗殺し終わるまで
S13基地の経験不足や練度不足を突いた完璧な作戦。
完璧な作戦の筈だった
更に数日後…
瓦礫の撤去が終わり、基礎工事の着工を開始したS13基地は更に忙しくなっていた。新しく入った【WA2000】はヘルメットを被り第二部隊の面々とコンクリートを流し込む型枠を作っていた。
WA2000「なんで私がこんな事を…」
416「なんとなく心情は察するけど隙間出来てるわよ!コンクリートが漏れちゃうじゃない!」
45「こっちは出来たわ!416の方は?」
416「ごめん!あと少しで終わるわ!手伝いなさいWA2000!」
WA2000「わ、分かったわ…」
この地区治安の関係上、建築業者に依頼しても断られる事は明確だった。その理由は "安全を確保出来ない" 、それと "仕事道具が盗難に遭う" が主な原因。
一応、
(いつもの事だが…)
WA2000「(ここ本当にG&K社の基地なの?戦闘のせの字もないじゃない… しかも "殺せる機会" が全くない…)
はぁ……」
9「わーちゃんどうしたの?疲れたの?」
WA2000「大丈夫よ、あとわーちゃん言うな」
殺し屋として潜入し潜り込みんだのはいいもののS13基地の想像以上に忙しさに暗殺する暇は無く、ただ機会を待つ事しか出来ないWA2000だった。
殺し屋
フリーランスの殺し屋、本当の目的はS13基地のリホ指揮官を暗殺する為に来たのだが……
丁度忙しい時期な為、流されるまま仕事をする羽目になってしまう。
性格は普通のWA2000と変わらずツンデr…(その先は血で読めない)
練度はダミーを5Linkさせる事が出来るが実力を隠してひたすら機会を伺っている。