M134はイライラしていた。
確かに朝、マーダーに朝ご飯で頼んだハンバーグを強奪された事もある、しかしそれよりももっと身内の事でだ。姉のバルカンに勝ちたかったからだ。
前の
(ペルシカが貞子乱入させた事により)
そんな訳で…
M134「姉貴!私と勝負しろ!」
バルカン「うるせぇ!なんだよ毎回毎回!…やりゃいいんだろ!やりれば!」
あれからバルカンにM134は何度もしつこく勝負を持ちかけていた。勝負の度にバルカンは何度も断ったりとしてきたがあまりにもしつこい為面倒だが勝負する事にしたバルカンだった。
バルカン「たくっ… 何やんだよ」
M134「体術だ!コテンパンにしてやんよ!」
バルカン「はいよ」
(はぁ… しつこいしキツめに1発殴って終わろ…)
一言言って面倒臭ぇ… と思っていたバルカン。しつこいし無謀な物もある、更に部屋にまで突撃してきたりと過激になって来たからだ。
M134とバルカンはG&K社の訓練場に二人は向かい、ある格闘技用のリングの上に上がった。
バルカンはさっさと終わらせるべく合金で出来た硬い義手で1発殴って終わらせようとしていた。そんなバルカンに対しM134はそんな事知らずにやる気満々の様子だった。
M134「ルールは武器は禁止、それ以外は
バルカン「分かったから… さっさとしろってんだよチビ」
M134「このぉ!馬鹿にすんじゃねぇ!!」
悪口に激怒し突然はM134は殴りかかってくる。バルカンはM134の拳を手で掴み真正面から攻撃を受け止める。
M134「勝ってやんよ!」
バルカン「勝つには100年早いんだよ!」
M134「うるさい!こうしてやる!」
その瞬間、身体が突然重くなりバルカンはよろめいて隙が出来てしまい、腹にM134のパンチをモロに受けてしまう。【M134ミニガン】を持てる程の怪力から放たれバルカンは軽く退けぞってしまう。
バルカン「効くぅ… 」
M134「反重力装置の逆起動による重撃と倍増した体重の重さにいつまで耐えられるかな!」
本来はこの機能は【M134ミニガン】の反動を打ち消す為に体重と自重を増やす為の機能だがバルカンに対して使い動きを封じながら一方的に体重が増加し威力が上がった攻撃を一方的に繰り出そうとした。しかし、この思惑はバルカンの前では上手く行く筈が無かった。
バルカン「もうめんどくせぇ!ゴリ押す!」
M134「な、なんで動k… ギャッ…!」
M134はバルカンは問答無用で蹴りを横腹に受け吹き飛ぶ。吹き飛んだM134は壁に衝突しピクリとも動かなくなり気絶した。
【M61A2バルカン】を持ち歩き撃てる程の力を持つバルカンに体重が倍増したぐらいじゃ叶う筈が無かった。
バルカン「本当にめんどくせぇ妹だな… 取り敢えず運んでやるか」
この後、気絶したM134をおんぶした後、春田さんのBARのソファに寝かした。そしてM134は起きた後、負けた事を悔しがり一人訓練場に入り浸った。
姉に勝る妹など存在しない?
そしてM134は反重力装置を逆に起動する事により重量を増やしたり、反動を打ち消したりしています。
(銃弾の威力は変わらない模様)
しかも、近接戦闘で使えば相手の動き遅くしたり一方的に攻撃出来たりできますが…
M134より力が強いバルカンに効く訳が無かったようですね…