破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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施設探索

 謎の黒いコートの大男の襲撃に遭ったEA小隊は、護衛対象のパラケルススの魔剣と地面に叩き付けられ意識を失ったセイを連れ目標地点である施設に着いた。

 慌てて建物のフロントに入るも人の気配は無く、不気味な雰囲気が広がっていた。人が一人も居ないという異常な光景に普通ではない事が起きている。と分からせられる。

 

 ペイロード「医療品を探しますか。私達は戦術人形でもセイさんは人間ですから。それと誰かいた時に役に立ちますから」

 

マーダー「そうね、で?誰がいく?流石に護衛対象置いていく訳に行かないでしょ?」

 

ペイロード「そうですね… 私とバルカンさんが行きますか…… バルカンさんいいですか?」

 

バルカン「構わねぇぞ、さっさと行くか。

マーダー、私の愛銃を頼んだぞ?こんな狭い所でぶっ放せないからな」

 

 バルカンもこんな場所では撃てないと分かっていた為、フロントに愛銃を一旦置いて行く事にし、バルカンとペイロードの二人は一階の左の手前の部屋から施設を探索する事にした。

 扉を開けるとそこに広がっていたのは暗く薄気味悪い通路が広がっていた。そんな空気にバルカンは少し引き腰になっていた。

 

バルカン「こういう所苦手なんだよ… ペイロード… さっさと終わらせよう… こういう所はホント無理 」

 

ペイロード「…とは言ってもダメですよ。あと、幽霊なんていませんから安心して下さい」

 

バルカン「そ、そうだな… うん、居ない… よな?」

 

ペイロード「ちょっ… 近過ぎますよ…」

 

 この薄気味悪い空気は苦手なバルカンはペイロードにくっ付き怖さを紛らわし通路を進んで行った。

 そしてバルカンは青色のダイヤのマークが付いている部屋の前に来た。

 

ガチャガチャ…

バルカン「開かねぇな…」

 

ペイロード「鍵を探しますか…」

 

バルカン「めんどくさいな… ってかマスターキーがあったな」

 

ペイロード「マスターキー?ちょっと壊すのは…」

 

バルカン「この際壊れてたって事でいいだろ…

…フヌッッ!!ウラァッ…!」

メキメキ…

…バキィッッ!

 

 バルカン流のマスターキー、それは右腕の義手で全力でドアノブを握り潰し壊れたり鍵ごと強引に引き抜く強引な方法だった。

 これじゃ妹にメスゴリラと言わr…(血に濡れて読めない)

 

 そして部屋の中に入ると段ボールが大量に詰まれている倉庫で食料やら医療品がかなりの量があった。

 

ペイロード「ま、まぁ、歩き回る手間が省けて良かったですね… 少し荒っぽいですけど…」

 

バルカン「そうだな… 取り敢えず医療キッドとレトルトカレーの段ボール運ぶか」

 

 バルカンは段ボール箱を二つ持ち、ペイロードと一緒に通路に出た。その時、ペイロードは何かの気配に気付き奥の通路の天井を見た。

 

バルカン「どうしt…「静かに…」…?」

 

 バルカンは静かにペイロードが見ている天井を見ると、そこにいたのは四足歩行で天井を這う様に移動しているグロテスクなナニカがそこに一匹居座っていた。

 

バルカン「ど、どうする?

 

ペイロード「何故か気付いて無いのでスルーで… 絶対に刺激しない様に…

 

 二人なグロテスクなナニカにバレない様に慎重にフロントに戻ろうとした。

 

 

 

 

 

 

 その頃、フロントではセイをソファに寝かし、パラケルススの魔剣は緊急事態にも関わらずスマホゲームで遊んでいた。フレイムはその事が気になり止めるように話しかけた。

 

フレイム「パラケルススさん、今は結構危ないからスマホゲームは止めて下さいよ」

 

パラケルスス「えぇ〜… だって今大事なイベントがあるから無理」

 

フレイム「命とゲームどっちが大切なんですか?」

 

パラケルスス「ん?どっちも大切だよ〜…

 あっ… 星5の新キャラだ!やった!」

 

フレイム「もう!止めて下さいよ!」

 

 この時、パラケルススの魔剣はこう思っていた。「どうせ大丈夫だからゲームやってよ」と舐め腐っていたが、事態は想像の倍以上深刻だとはこの時は夢にも思わなかった。




グロテスクなナニカ
 床や天井、壁を這い回るグロテスクな奴、最初見た時軽くトラウマにになる


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