破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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EA小隊らしいやり方

仕掛け?謎解き?
そんな物はな……



隠し通路

 あの筋繊維が剥き出しの怪物はどうやら目が見えないらしく、そして少しの音でも敏感に反応するらしくバルカンがドアノブを壊し入ったのが原因で集まってきたらしい。

 

 医療キッドとレトルトカレーの入った段ボールを抱えたバルカンとペイロードはその事に気付き何とか "グロテスクなナニカ" に見つからずにやり過ごす事ができフロントにつく事が出来た。そして二人がフロントに帰って来た時にはセイは目覚めていた。

 

セイ「いたっ… 肋骨何本かイったね… これは… 」

 

ペイロード「守り切れずすいません… それにしてもあの黒いコートの大男は何なんですかね…?S&W M500を頭に撃っても倒れないなんて異常過ぎる…」

 

 セイは黒いコートの大男に地面に叩き付けられ外傷が無いが肋骨を何本か折りジワジワと痛みが押し寄せていた。

 

 そしてペイロードは今までの事に付いて考えて始める。マグナム弾を頭に当たっても怯まず、25mm弾のXM109でやっと倒れるという常軌を逸した耐久力、そしてあの床や壁、天井を這い回るグロテスクなナニカ…。余りにも現実味が無い、しかし実際に目で見た確かな現実にペイロードは自分がしっかりしないと… と自分に言い聞かせ次の行動を考え始めた。

 そんな時、デストロイヤーが何かに気付きバルカンに話していた。

 

デストロイヤー「ここの真ん中の石像の所なんか変… それとはめる所ある何か仕掛けあるよ?」

 

バルカン「おお、確かに仕掛け見たいのあるな…」

 

 石像の下にメダルの様な物をはめる所がある所に気づいた。しかし、この施設内を調べるとなると時間が掛かる…。どうするか考えているとマーダーがある事を提案した。

 

マーダー「何か三つメダルをはめるんでしょ。…もうデストロイヤーに爆破させた方が良くない?時間短縮になるし」

 

 仕掛けを解除なんて時間ロスしたくなかったマーダーはデストロイヤーによる爆破して仕掛けを破壊する事を提案した。

 

デストロイヤー「いいね!思いっきりいっちゃおう!」

 

バルカン「隠し通路なんて仕掛け事壊しちまえ!デストロイヤー!」

 

ペイロード「さっきの変な奴が来たらどうするんですか!」

 

バルカン「ここなら私の愛銃が使えるから大丈夫だろ?」

 

 一旦全員を下がらせて障害物に爆風が当たらないように隠れた。そしてやる気満々のデストロイヤーは大型のグレネードランチャーを石像と仕掛けのある台に向けて照準を合わした。

 

デストロイヤー「本気で行くよぉーッ!ウオォォォッ!」

 

 受付の机を蹴り上げて高く飛び上がり小型の爆弾を石像と仕掛けのある台に向けて多数散布。張り切っているのはいいがやり過ぎであった。

 

ペイロード「ちょっ…!やり過ぎッ!」

 

バルカン「ヤバっ…!隠れろ!」

 

パラケルスス「凄っ!カッコいい!!」

 

フレイム「パラケルススさんセイさん隠れて!」

 

デストロイヤー「【大地終焉】ッッ!!」

 

 小型の爆弾を散布、そしてグレネードランチャーで追撃、小型の爆弾は誘発し極大の爆発を起き一瞬にして爆発の衝撃と閃光が辺り一体を包み込んだ。

 

 爆発が終わり爆煙が晴れるとそこには瓦礫が散乱し石像の奥には扉があった。

 

デストロイヤー「あっ… 弾使い過ぎた…」

 

 結局の所、隠し通路は見つかったがデストロイヤーちゃんはやっぱり見た目は大人、頭脳は子供だった。

 そしてEA小隊とセイ、そして護衛対象の【パラケルススの魔剣】は隠し通路に入っていった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それはゆっくりと起き上がった…

 

 輸送ヘリからの物資で受け取り担いでいるのは四連ロケットランチャーのレーザーサイト付き

 

 任務は研究者含め、全ての関係者、人形の抹殺

 

 

 【ネメシスT型】と呼ばれる異常な存在(B.O.W)は確実に迫っていた。

 




来ますぜ…

そしてトンデモない事になりまっせ…


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