ドンパチしようぜ!
護衛対象のパラケルススとセイを連れEA小隊は仕掛けを爆破し隠し通路を通り薄暗く生ゴミの匂いが充満する下水道を通っていた。
この生ゴミの匂いにパラケルススは嫌がっていたが一人でフロントに居る訳にもいかず嫌々付いて来ていた。
バルカン「うぅ… 私の愛銃がぁ〜…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
ペイロード「流石にこの狭い所だとね… でも後で取りに行きましょう!」
バルカン「そ、そうだな…… グスッ…」
狭く水の流れる下水道とバルカンの相性は最悪だった。バルカンはガサツに扱っているが【M61A2バルカン】は意外に繊細なのだ。
回転機構はガス圧式ではなく出力が安定する電気式、それで元々戦闘機や対空砲などであった事から耐水性はそこまで高く無い、そして下水道に行くにはサイズが大き過ぎると色々と問題がありフロントに置いておくしかなくサブとして持っていたS&W M500で対応する事になった。
愛銃を持っていけなくなった事と不気味で気味が悪く臭い下水道という事もあってバルカンのメンタルは不安定になっていた。
そんな事もあり、下水道を通っていると途中で脇の道が無くなり下水の流れている所に入らないといかなくなった。
ペイロード「ここからは下水に少し入らないといけないですね…」
パラケルスス「は、入るの?!止めようよ!」
セイも一応軍人、そして戦術人形であるバルカンやペイロード、フレイム、マーダー、デストロイヤーは少し躊躇したが下水の流れり通路に入ったがニート気質なパラケルススは嫌がった。
パラケルスス「臭いし汚いし嫌だ!」
ペイロード「そうと言っても… 」
バルカン「分かった… お前背負っていく」
パラケルスス「ちょっ… え……?」
バルカン「何ボサってしてんだ。早く背中に乗れよ」
そんな訳でさっさと先を行きたいバルカンがパラケルススを背負って行く事になった。正直、パラケルススって本当に戦術人形か?と思い始めていた。
パラケルスス「絶対に私をドブに浸からないでね!嫌だから本当に!」
バルカン「はいはい…」
パラケルススを背負いながら下水道を通った。途中、道具を使って開ける扉やカードキーで開く扉があったのだが勿論、人形ならではの力技やマスターキー(銃弾)で開けていく。
そんな中、進んでいる最中に不可解な死体に遭遇した。その死体は傷だらけで腐食が進み、そして綺麗に頭だけ切断された。
パラケルスス「ヒギャァッ!?し、死体……!」
ペイロード「私達意外にも誰かが?流石にあの変な生物の爪じゃこんなに綺麗に切断なんて出来ない…」
マーダー「確かに誰かがいるかもねぇ… ってかさっさとやりあいたいんだけど〜…」
パラケルスス「う、ウゲェ………」
バルカン「うぁっ!?背中で吐くな!うぁぅ!?きったね!」
そして進みでいく中で首無し死体が散乱している光景が続いた。
そして護衛対象のパラケルスス、EA小隊とセイが進んで行くと更に地下へと移動する為の移動用列車の線路が敷かれ移動用の列車がそこにあった。
そして中で何者かが作業をしていた。身軽で取り回しが効くペイロードとセイが突入する。
セイが扉を開けた瞬間、ペイロードが飛び込み作業をしていた人物に向け【M109 ペイロード】の銃口を向けた。
ペイロード「動くなッ!!」
「…な、なんや…っ!?」
そこで電子部品をいじっていたのは何故かG&K社の指揮官の制服を着た人がいた。そしてペイロードにはその人物は妙に見覚えのある人物だった。
ペイロード「な、なんで…… リホーマーがここに?」
リホ「え、えぇ……?ちょっ… なんでここに…?」
何故かS13基地にいった
次回、リホッチ回!
どうしてここに?
そして目的は…?