破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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這い寄る者

 

 息絶えた白い軽装甲の戦術人形からレーザー銃を拝借したバルカンはデストロイヤーと一緒に薄暗い研究施設という事もあり、薄着味悪い雰囲気に二人とも恐る恐る探索していた。

 色々な薬品や溶液が陳列する棚に何に使うか分からないロボットアームに腹が切り開かれた死体、そんな研究施設に幽霊が苦手なバルカンと精神年齢の低いデストロイヤーは怯えていた。

 

バルカン「やっぱり怖い… こんな不気味な事してんじゃねぇってんだチクショウ…」

 

デストロイヤー「私も嫌だよ… 本当に脱出の手掛かりなんてここにあるの?」

 

バルカン「知らんが出入口が一つって事は流石にないだろ?探せば脱出手段はある筈だ… と思う」

 

 地下にあり研究施設だ。移動手段が列車だけとは流石にない筈だ。必ず他の移動手段があると信じて色々と探していたのだ。

 

バルカン「はぁ… こんな不気味な所を脱出してスミスとデートとか一緒に寝たりとかしたいな…」

 

デストロイヤー「一緒に寝るって…ッ!?…あ、アレやっちゃうの!?アレ!?」

 

バルカン「バカ!流石にセッ……

…って言わすんじゃねぇよバカ!ただ一緒に寝るだけだっての!やましい事なんてしないわ!そういうのは心の準備がまだできてない…………」

 

 色々と考えてはいるもののやっぱり恋愛関係や【そっち方面】はウブで勇気が持てないバルカンだった。

 女子トークで盛り上がりつつも探索はまだ何事も無く順調に進んでいた。お互い話しながらでもこんな所さっさと脱出したい思いで探索のペースは上がっていた。

 

バルカン「地図らしきものは見当たらないな… 代わりに日記みたいな奴が落ちてたけど役に立たないな」

 

デストロイヤー「うん、見当たらないね…」

 

バルカン「そうだn… デストロイヤー危ないッ!!」

 

デストロイヤー「キャっ!」

 

 バルカンは何かに気付きデストロイヤーを吹き飛ばした。突然の事でデストロイヤーは受け身を取れず顔面を軽く強打してしまった。

 そして突然攻撃を仕掛けた犯人の方に体勢を立て直しながら振り向くと地上の施設であった壁や天井を這い回る気持ち悪い奴がそれも天井に2匹、床にいる奴が2匹、計4匹がいた。

 

バルカン「ここにもいんのかよ!キモい奴!」

 

デストロイヤー「本当痛い!って何あのキモい奴!?取り敢えず散弾食らえ!」

 

 キモい奴(リッカー)に向けて二人は発砲、天井にいた1匹はなんとなく仕留めたものの素早く立体的な動きをするリッカーに烙印システム(ASST)の無い銃で応戦していたバルカンは苦戦していた。デストロイヤーも重武装である為、弾を何発か外していた。

 

バルカン「クソッ… 五発撃ったらリロードってなんか慣れないしリロードも時間かかる…!」

 

 特にリロードに手間取っていた。戦闘の中弾を込めなきゃならないリボルバーに慣れていない為、時間がかかっていたのだ。

 バルカンはS&W M500を一旦ホルスターにしまい、白い軽装甲の戦術人形のレーザー銃を構え、モードチェンジし鉄血化モードになった。本当は鉄血化モードで恩恵を受けるのは鉄血の武器だけだが…。

 

バルカン「このズルムケ野郎が!これでも食らえぇ!」

 

 レーザー銃の引き金を引いた瞬間、赤い強烈なレーザーが放たれリッカーを1匹焼き殺した。そして次にもう1匹に狙いを付け引き金を引いたがレーザーは出なかった。

 

バルカン「ん?冷却中?チッ…!まぁ1匹仕留めれたからいいか…!あとはハンドガンで…!」

 

 どうやらレーザー銃は一回撃ったら時間を置かないと撃てない物らしい。バルカンはS&W M500に持ち替えてなんとかリロードし攻撃をしようとしたが…。

 

デストロイヤー「よしっ…!あと1匹…!」

 

バルカン「この野郎!リロード中に襲ってくんな!ふぬッ!」

 

「グギャァ!!」

 

 そして天井から襲いかかってきたリッカーに合金製の右腕の義手で顎をアッパーでカウンターを決め最後の1匹を仕留める事ができ、戦闘を終了した。

 

バルカン「はぁ… こりゃ本格的にサブの武器の練習しねぇとな… 本当にこのままじゃ不味いな」

 

デストロイヤー「散弾の残弾8発… どうしよう…」

 

 

 二人は休憩を3分取り、その後探索を開始した。

 




地獄はまだまだ終わらない…
これからが本番
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