マーダー、フレイム、セイの3人は他の二組とは別の所を探索していた。マーダーはまだ不完全燃焼でイライラしていてフレイムはそれを心配していた。そして珍しい鉄血のハイエンドモデルにセイは興味深々にみていた。
数十分の探索し3人は何個も培養槽が立ち並ぶ所に出ていた。その培養槽の中には爬虫類と人間を混ぜた様な人型が入っていた。
マーダー「殺したいなぁ〜… 血に濡れたいなぁ〜… 食い殺したいなぁ〜…ヒャハハハ」
フレイム「マーダーさん本当に落ち着いて下さい。独断先行は駄目ですから」
セイ「この人形… おかしいよ…」
フレイム「分かるよ…」
マーダー「なんか言ったかしら…?あ"ぁ"?」
フレイム・セイ「「いえ、なんでもないです」」
一言で言えばもっと血濡れた闘争をしたいマーダーにとって集団戦は苦手だった。理由は個人的な理由で "楽しみが減る" からだ。
やろうとすれば確かに出来るのだが… 性に合わないからやらない。敵を殺し、自身に恐怖し、混乱し、悲鳴を上げるそんな一方的な殺戮と強い敵を痛ぶり心折れる時を見たい。血が滾るような闘いがしたい。そんな狂気と好奇心が先行する。
そんな不機嫌なマーダー含め3人は培養槽が立ち並ぶ所を通り過ぎ廃棄施設にたどり着いた。そしてある光景が3人の目に止まり言葉を失った。
マーダー「実験動物っていったところかしら?」
フレイム「これは… なんなんですか…… 余りにも残酷過ぎる…」
セイ「コレは… 絶対に許せませんね… 」
目に止まった光景。それは衣服を着ていない子供や大人の死体が積み重なり山になっていた。
そして何故か顔が男の顔、女の子の顔が
そんな残酷な光景にマーダーは側に近寄り死んでいる男の腕を掴み肉を喰い始めた。
フレイム「マーダーさん!?」
グチャグチャ…
マーダー「ング… ング… ペッペッ!コイツら不味いわね!碌な飯食ってないだろうし薬品やら色々と使われたるわね。あっ、もう一つ腹の辺り食べてみましょう」
セイ「うぅ… すいません…… ウェぇッ…!」
フレイムはその光景に慣れているが余りにもショッキングな出来事にセイは部屋の隅で嘔吐してしまった。
マーダー「なんなのよコイツら…!
フレイム「いきなり得体の知れない死体を食べないでください!死んで知りませんからね!」
セイ「うぅ… 気持ち悪い… うっ…また来た… ウロロロ…」
マーダー「はぁ… 食べ損した… フレイム、火葬でもしてやりなさい。こんな不味いんじゃ食う価値がないからね」
フレイム「はいはい… そうですね…(諦め)」
もうツッこんだり、指摘するのが疲れたフレイムは火炎放射器で死体の山を燃やした。
顔が同じ
中身もほぼ同じ
味も同じ
なんだろな〜…(すっとぼけ)