破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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うーん、難産


Gとの対峙…後編

 突然の後ろからの奇襲。そしてその怪力により足場は歪み落下、そして人型の化物との対峙。バルカンはS&W M500の銃口を向けその化物に向かって銃撃した。

 

バルカン「この眼球野郎!鉛玉でも食らえ!」

 

 バルカンの本来の烙印システム(ASST)のあるのは【M61A2バルカン】。反動を完全に打ち消せるとはいえ近距離でも命中率はあまり高くはなかった。バルカンは当たり易い胴体に5発撃ち込んだが怯む素振りすら見せず向かって来た。バルカンはリボルバーのリロードをする為に化物から一端逃げた。幸い通路は複雑で広い、その為距離を置くの簡単だった。

 

バルカン「やっぱりリロードやりずれぇ… 1発一発込めなきゃいけないしな…」

 

 リボルバーの装填数とリロードに苦戦しながらも何とかリロードが完了、今度は右肩の瞼がある巨大な眼球を狙う事にし、化物を見つけ牽制で1発胴体に撃ち気付かせ、振り向かせた。

 

バルカン「当れ…!」

 

 化物が向かってくる最中、バルカンは4発を右肩の瞼がある巨大な眼球に向けて撃ち、3発右肩に当たり1発は外してしまったが化物は当たった瞬間に瞼を閉じて後退りしたのを確認し弱点である事が分かり撃ち続ける事にした。バルカンは再び距離を取りつつリロードを始める。

 

バルカン「鈍いくて力強い奴になんか負けねぇよ!さっさとくたばれってんだよ…!」

 

 動きが鈍いその為、戦いは一方的だった。しかしその化物は異常にタフで効いてはいるが何発撃っても怯と後退りし怯むだけだった。

 

バルカン「このままじゃラチがあかない…!…どうすれば…」

 

 攻撃は効いているが決定打には及んでいない。弾は義手で精製すればどうにかなるがマグナム弾では威力が不足していた。義手から直接20mm弾を精製して撃てるが銃身を切り詰め反動は強く弾道は安定しない近距離用で接近して撃ち込ななきゃならなかった。

 つまり…

 

バルカン「20mm弾の威力を味わえ!この化物が!」

 

 バルカンはS&W M500をホルスターにしまい化物に素早く近づき、右腕の義手で化物の右肩の大きな眼球に掌底をかまし20mm弾を精製し射撃、怯む化物に対し更に追撃で顔をアイアンクローの様に掴み射撃した。

 

バルカン「地獄に落ちやがれってんだよ!」

 

 化物はのけ反り、後退りし手すりにぶつかり化物は暗く底の見えない下の落ちていき勝負は終わった。

 

バルカン「なんなんだよ… タフ過ぎるだろコイツ… 流石にこれで生きてたら引くぞ私…」

 

 戦いが終わった頃、デストロイヤーが梯子を見つけバルカンは何とか上に戻る事ができ2人で探索を開始した。

 


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