噛まれたり爪で引っ掻かれたらそうなってしまう
リホ指揮官から脱出方法を見つけたバルカンとデストロイヤーの二人。
その二人が脱出手段を見つけた頃、マーダーとフレイム、セイの3人は
そんな中、セイに異常が起き始めていた。さっきまで異常も何もなかったが足がふらつき始め、最終的には手すりに捕まってでは無いと立てないと言う状況になってしまいフレイムが肩を貸して何とか歩いていた。
フレイム「何処かで休みましょう… これ以上はセイさんがキツそうです」
マーダー「そうしたいの山々だけど… あの爬虫類妙に連携取ってくるし」
セイ「す…、すいません… はぁ… はぁ…… 」
フレイム「セイさんが謝る事ないですよ!なのでファイトです!一緒に逃げましょう!」
ハンターyの攻撃を受けてから明らかに様子がおかしい、弱々しくなっていくセイ。
マーダーとそんなセイを背負ったフレイムは研究施設を探し回り何とか立て篭れそうな部屋を見つけ椅子やロッカーを扉の前に置きバリケードを作った。そして弱っているセイをソファに寝かせた。
マーダー「あの爬虫類人間… 毒か細菌でも付いてるのかしら?」
フレイム「どうします?このまま放って置くわけにも行かないですし… 」
マーダー「しょうがないわね… フレイム、セイを見てなさい。私が一人で何かないか探してくるわ」
フレイム「無謀すぎます!あの数相手じゃ死にますよ!」
マーダー「大丈夫よ。皆んな殺せばイインダカラ…」
フレイム「死んだらナイトメアさん悲しみますよ!マーダーさん!」
マーダー「チッ…… そこを突いて来るのね… 分かったわ
見た事ない敵、そしてかなりの数、そんな絶好なシュチュエーションにマーダーの狂気を放ち殺気立っていた。しかしマーダーとはいえナイトメアの事を言われると殺気が消え失せ落ち着きを取り戻した。
フレイム「とは言え… コレは非常に不味い状況ですね…」
マーダー「細菌とかウィルスの類いならワクチンでもあると思うけど… その場所が分からないのよね、まぁワクチンの存在するのかすら分からないけど」
セイの容態は時間が経つに連れて酷くなる。いち早く何か行動を起こさなければセイは手遅れになり死んでしまう。
プルルルル…… プルルルル……
マーダー「通信?」
そんな時、通信妨害によって出来なかった筈だった通信がマーダーの通信端末に届き通路を開くとペイロードから通路だった。
ペイロード『大丈夫ですか!3人共!」
マーダー「セイがナニかされて重症よ。何か分かった事ないかしら?何かのウィルスとか細菌のワクチンとか」
ペイロード『本当ですか!大丈夫なんですかそれ!?あと私見てた資料にウィルスのワクチンの精製出来る所が載っている地図がありましたけど?どうしたんですか?まさかセイさんが何かのウィルスに感染したんじゃ…!』
マーダー「そのまさかよ、B・5の部屋にいるけどその場所は遠いかしら?」
ペイロード『え〜ッと… ちょっと遠いですね… でも私の今いる場所からは近いので私が行って見ますねマーダーさん!』
マーダー「分かったわ、私達は貴方が来るまで何とか持ち堪えるわね」
通信は終わりマーダーは
マーダー「フレイム今の話し聞いてたわね?ペイロードがワクチン持って来るまで持ち堪えるわよ。貴方はセイの様子見てなさい」
フレイム「話しは聞いてましたけど無謀ですよ!」
マーダー「はぁ… 蠱毒の2番目を舐めるんじゃないわよ。私は人間じゃないからウィルスになんか感染しないわ。だから大丈夫よ」
フレイム「本音は?」
マーダー「あの爬虫類人間の肉を食べて見たいし
フレイム「もう分かりましたよ… 死なないで下さいよ?」
平然を装っているもののマーダーの目は完全に狂気を帯びていた。こうなったらマーダーは止めても無駄と分かっているフレイムはマーダーに火炎瓶を渡し黙ってセイの看病をする事にした。
さて…
狂気を纏ったマーダーvsハンターyの団体
そしてペイロードがワクチンを取りに…
そしてバルカン達とリホ指揮官達はどうなる事やら…