それと
暗く不気味な研究施設内、バルカンとデストロイヤー、それとリホ指揮官とWA2000が歩いていた。
ペイロードからの緊急で通信を受けた援護に向かおうとしたが今いた場所から次回がかかり過ぎる為、四人は更に地下にある列車に向かい脱出する為の準備しようと行動していた。
リホ指揮官の特に重要な任務である
バルカン「リホの能力便利だな!背中痒い所でも手が届くし!」
リホ「テレビのリモコンとかお菓子の中身だけ食べて空の袋だけ渡すって悪戯も出来るで?」
バルカン「その手もあったか〜… 」
本当はオーバーテクノロジーだがリホ指揮官は下らない事に使っていた。テレビのリモコンやらお菓子の中身だけ食べて空っぽの袋を渡して悪戯したり…
そんな下らない事を話している二人の後ろには比較的まともなデストロイヤーもWA2000が辺りを警戒しながら話しをしていた。
デストロイヤー「これでも殺され掛けた相手なのによく仲良くなれるね…」
AW2000「え?そうなの?」
デストロイヤー「鉄血ハイエンドモデル、完全工兵型の
AW2000「怖い?私から見たらお調子者の変な事に良く巻き込まれる指揮官よ?」
デストロイヤー「う〜…ん。そんなんだ… 確かよく見たらそう見えるね…」
バルカンの場合、拉致未遂の件もあり事情はある程度(ドラゴンブラッドの件については知らないが)知っているが、デストロイヤーは一回殺され掛けてワザと見逃された昔の元敵にいい印象は抱かなかった。
そして10分後、ペイロードが向かっている所とは別の研究施設の最奥の部屋に楽々とたどり着いた。
そしてリホ指揮官は厳重に保存されていた赤い液体の入ったそこの丸いフラスコを手に持った。
リホ「やっと見つけた… 罪があろうが医薬品の生産停止ってのは余りにも大き過ぎるからの。このご時世」
もし、この事件や地下の研究施設が公に出ればアンブレラ社は信用や社会的地位を失い医療品の生産が停止してしまう。このご時世、もしただでさえ貴重でただでさえ価格が高い医療品が生産出来なくなってしまうと経済に大打撃を与えてしまう。
その為、この事は絶対に公に場で出回る事は一切ない。メディアでも取り上げようとしない。もし世に出たとしても揉み消されて終わる。それでも真実を探し求めれば暗部の部隊に消されてしまう。
戦術人形とか民間の人形には余り関係無い話しだが… リホ指揮官はその事に首を突っ込み情報を抜き出し追加報酬貰う気満々だった。
バルカン「おい、リホ… お前の持ってるその赤い液体ってなんだ?」
リホ「とにかくヤバイ物質や。下手したらここら辺に天変地異起こるくらいのヤバイ物質」
バルカン「マジで?」
リホ「マジや…」
その時、ふとリホ指揮官は思った。
どう処理したらいいんだろう?と…
取り敢えず、リホ指揮官は痛い目見たが一番確実な方法を取る事にした。
リホ「さて… 覚悟を決めますかの…
……ングングング〜……」
バルカン「おい!それ飲むのかよ!ヤバイ物質じゃなかったのかリホ!?!」
外部に一切漏らさずに確実に処理する方法、それは既に
そして丸底フラスコに入っていた
リホ「プハァッ… 何か高級なワイン見たいな濃厚な味やったな… また飲みたいの」
バルカン「そ、そうなのか…?今度機会があったら飲ませてくれよ」
リホ「バルカン…止めといた方が身の為やで…(遠い目」
バルカン「…あっ… 何が起こったか分からないが…… 止めとくよ…」
過去、何がリホ指揮官の身に起こったか分からないが、ヤバい事案に関わってしまった事だけは分かったバルカンだった。
自分の身体に取り込んで処理するリホ指揮官
もしも話だが…
フロム製の狩人さんに会ったらヤバい事なりそう…