破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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最終決戦 世界の理を外れしモノ

 それは正に異形の怪物だった。

 

 三人の目の前に現れたのは所々に鱗があるが大半は皮膚に覆われていない隆起した筋肉の塊が四足歩行のナニカだった。

 手足と肩の一対の悪魔の様な爪のある巨大な腕があり、頭からは禍々しい角が生えている。

 そんな存在と対峙しているバルカンは寒気と恐怖を覚えた。何か異常過ぎる、果たして勝てるのだろうか?そんな考えが頭に過ぎったがその考えを頭から振り払い即座に背負っていたレーザー銃を放った。しかし、巨躯な割には素早く近くにあったコンテナの上に飛び乗り避け、爪を食込ませて壁や天井を走り回った。

 

バルカン「コイツ… 速いな… デストロイヤー!散弾残り何発だ!」

 

デストロイヤー「8発だよ!でもアレ絶対近くで撃たないと効果ない様な気がする…」

 

WA2000「なんなのコイツ!」

 

バルカン「あと30秒後にレーザーが撃てる!それまでヤツを拘束すること何かが有れば良いだが… 」

 

 …とは言うものの都合が良くそんな物は置いて居ない。縦横無尽に床や壁や天井を駆け回る異形の化物。

 

 異形の化物は飛び掛かりながら背中の一対の腕の爪でバルカンを飛び掛かる。バルカンは紙一重で避けS&W M500で銃撃するも待った効かない。近くにいたデストロイヤーが大口径の散弾を放ち血しぶきが上がるが全く怯む様子も無かった。

 

デストロイヤー「き、近距離で撃っても効かないの!?」

 

バルカン「こりゃ不味い!決定打になる武器が無ぇ!」

 

WA2000「コイツ、ライフル弾も効かないの!?今使ってるの徹甲榴弾なのに…!」

 

 弾丸が全て発達した筋肉に阻まれライフル弾すら通らない頑丈さへと進化していた。

 

 攻撃を受けた異形の化物は雄叫びを上げながら闇雲に突進や背中の腕で殴打し攻撃をする。三人は素早く散開し異形の化物の攻撃を交わし避けた。

 

 その直後、レーザー銃の充填が完了し発射が可能になった。バルカンは化物が通り過ぎるのを待ち、背後に回った事を確認した瞬間レーザー銃を放った。

 

 レーザー銃から放たれた高出力のレーザーは異形の化物の胴体に目中し化物の皮膚へ焼け爛れた。しかしその傷も異常な再生能力で攻撃を受けた瞬間に回復し掛けていた

 

バルカン「デストロイヤー! WA2000!ありったけの散弾ぶち込め!回復させるな!」

 

デストロイヤー「分かった!」

 

WA2000「了解!」

 

 バルカンのS&W M500、デストロイヤーの大型SG、 WA2000のライフル。三人の今持てる最大の火力を異形の化物に叩き込む。流石に化物と言えど無防備な状態では堪らずに一時は後退し怯んだ。しかし、想像よりも回復速度が異常な早く、異形の化物は完全に傷が塞がった。

 

 そして怪物へ口から黒い稲妻の様な吐息を吐き出し、何かを溜めている様な動きをする。

 

バルカン「な、何をしようとしてるんだ……?」

 

デストロイヤー「なんか不味いよ… コレ…」

 

WA2000「に、逃げるわよ!何かが不味い!」

 

 三人は危険を感じ取りコンテナの影に隠れようとした。だが異形の化物の行動の方が早く口から何かドス黒いモヤの混じった稲妻を放出が溢れ出た。

 

リホ「やらせへんでぇ!!マスタースパークッッ!!!」

 

 放出される事は無く、黄色い極太レーザーが異形の化物を包み込んだ。バルカンはその極太レーザーの射出元を見ると右腕で複雑に変化した八角形のレーザー砲を持ったリホ指揮官が立っていた。

 

バルカン「助かったけどお前…!大丈夫なのかよ!」

 

リホ「大丈夫や…!あとはウチに任せろ!」

 

バルカン「バカ野郎!怪我人に任せてられっか!」

 

リホ「ウチは命を賭してもコイツは殺さなアカン…!こんなになったのはウチの責任でもある!」

 

バルカン「そ、それはどう言うi…!」

 

リホ「その話しは後や、まだ生きてるであのバケモン…

痛い目に遭いたく無かったら此処から離れればええだけや」

 

バルカン「どんな状況でも仲間は置いていかない主義なんだよバカ野郎が!やってやんよ!」

 

 異形の化物は再び雄叫びを上げ怒りを露わにし此方を睨みつけた。そしてリホ指揮官を加えた4人は武器を構え最終決戦に挑んだ。

 

 それと同時な研究施設内に響き渡る不穏な警報が鳴り響いた。

 




因みにドス黒いモヤの混じった稲妻は龍属性ブレスです。

これ受けたら大抵の戦術人形が行動不能に陥るかも知れんな…

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