1発の銃声が道の奥から響き渡り聞こえリホ指揮官は恐る恐るその方向へと向かった。
もし、またあの時の様な襲って来た奴と同じ様な奴の可能性があるが身構えて入ればこっちの物。そう考えたリホ指揮官はいつでも戦える様に身構えていた。
リホ「どんどん近くなってもんやな… 」
聞こえる激しい戦闘音に引き寄せられ広間についた。そして見えたのは"ヤハグルの狩人"と言われる狩人、そしてノコギリと鉈を合わせたような武器と古い形式の散弾銃を使っている"狩人"が一瞬の油断も許さない戦いをしているのだと分かった。
リホ「うわぁ… (どないしよ… )」
戦闘は更にエスカレートする、幸いにも注意が此方には向いていない。その為、別の所に行こうとした。その時、咄嗟に獣狩りの散弾銃をを向けた。突然の事にリホ指揮官は臨戦態勢になった。
「うわ!?何やいきなり!またか!」
その狩人は唖然としていたが正気を戻して戦闘を続行しようとしたがその隙をヤハグルの狩人が見逃す筈もなく、ヤハグルの大斧に変形させた獣狩りの斧を勢いよく回転させて振るい、まともに食らってしまった狩人は切り裂かれ、血を吹き出しながら壁に叩きつけられた。
狩人はズルズルと体を落としていき、壁に大きな血の後を付けて完全に座り込む形で意識を失ってしまった。
そんな光景を目の当たりにしたリホ指揮官はうろたえ、一方後退りした。
リホ「ど、どないしよ…… …!…」
逃げようとした。しかし、ヤハグルの狩人とバッチリ目と目が合った。そして1〜2秒呆然としていたが獣狩りの斧で切り掛かってくる。
リホ「逃げるは恥やけど役に立つんやでコンチクショウ!!」
思いっきり逃げた。
レーザー撃とうにも隙がなさ過ぎる。そして
あの人には申し訳ない思いでいっぱいだが逃げるしか事が最善であった。
それにしても何処かで会ったような〜…
そんな考えが頭を過った。だが安心出来なかった。ヤハグルの狩人は完全にリホ指揮官をロックオン、何故か何がなんでも見つけ出そうと言う雰囲気で鬼の形相となり血眼になっていた。
そんな緊急事態に、万能者やタナカさんと連絡を取り合う為の機密通信に突然通信が入った。全力で逃げながら通信を聞いた。
ソホォス『はいはーい♪万能者かタナカさんかと思った?ザンネーン!ソホォs…』
ブチッ…
リホ「(胡散臭いのが何で機密通信に割り込んでんの?そしてあの周波数… なんでウチの周波数で入ってんの?え?)」
ソホォス『いきなり切らないでよ… 最後決めたかったのよ?可愛く… 』
リホ「(そして平然と掛け直して来てんやけど… ホンマなんなんコイツ…)」
胡散臭い声が機密通信に響き渡り、正直
ソホォス『狩人のストーカーに遭ってるんでしょ… 仕方ないわね… 仕方ない…
リホ『え?………』
その瞬間、身体が言う事を効かなくなった。身体を動かそうにも自身より遥かに強力なハッキングプログラムに手も足も出なくどう足掻いても無理な状況に陥った。
リホ?「さて…
(何しとんやこのアホ!さっさと返せ!ウチの身体!)
リホ?「そう言わないの… 今から龍脈の使い方を教えるから身体で感じて置きなさい、それが貴方の力になるから」
リホ指揮官?妖しく微笑み、
リホ指揮官?の戦闘が始まる…