破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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ヌゥッ!!(過労)
三連やったるぜ!

因みにバイオハザード編の後の話となります。

あと、これからM134ミニガンをミニガンと出しますね


☆×2 渦巻く怒りと復讐心

 それは突然だった。

 

耳を疑い信じたく無い。

 

 突然の悲報。それはスミスが鉄血に捕まり手足を切り落とされていると言う事だった。

 

 信じられない… 私の彼氏が鉄血に捕まるなんて…

 

 コレクターだが何だが知らないが私の恋人をこんな目に合わせるなんて…

 

 しかもソイツは結婚した人形の指輪ん指ごと集めるのが趣味らしい…

 

 私に向かって挑発してんのか?

 

 私を怒らせたいのか?

 

 怒りが込み上げてくる… 私の大事な恋人を奪った… そして手足を切り落とした…

 そして盾の事も……ッ!

 

 コレクター… お前は私を怒らせた…

 

 同じ目に合わせてやるよ…

 

 楽に死ねると思うなよ……ッ!!

 

 コレクタァァァァァア!!!

 

 

 

 

 

 

ミニガン「姉貴ッ!姉貴ったら!」

 

バルカン「どうした… 」

 

ミニガン「どうしもこうも… 姉貴の顔… 今にでも人を殺しそうな表情してたから…」

 

バルカン「すまん… 考え事をしてたミニガン… 私はペルシカの所に用があるから行ってくる」

 

 バルカンは怒りをあらわにしない様に隠し、ペルシカのいる研究室へと向かった。

 

 

 研究室ではペルシカがパソコンを使い仕事をしていた。そんなペルシカにバルカンは声を掛けた。

 

バルカン「ペルシカ… 今回の任務は鉄血化して最初からいく… 」

 

ペルシカ「…今回の事で鉄血に嫌悪を示すと思ったけどそうじゃ無いみたいね」

 

バルカン「コレクターを殺すのに多分私では力が足りない… この前話したアレを組み込んでくれないか?」

 

 その言葉にペルシカの表情は変わった。

 

ペルシカ「貴方正気?アレは義体とメンタルの消耗が激しすぎる。貴方死ぬつもりなの?そんな事私は認めない」

 

バルカン「私を助けてくれたスミスの為だ。スミスがいなきゃ私はとっくの昔に人権団体に捕まって滅茶苦茶にされてた… 私がどうなろうが知ったこったちゃねぇ!スミスを皆んなを守る力が欲しいんだよ!」

 

ペルシカ「それで死んだら皆んな悲しむわよ!」

 

バルカン「死なねぇよ!スミスを救う瞬間までな!」

 

ペルシカ「はぁ…処刑人の改造強化の状態を疑似的に作り出す技術なんて作らなきゃ良かった… 絶対に無理はしない事よ?EA小隊だけじゃない。S09P基地の部隊もBB小隊、E01小隊も悲しむ事になるから…」

 

 ペルシカはバルカンの硬い意志に折れた。そしてある機能をバルカンに組み込んだ。

 

 キューブ作戦での処刑人の強化改造、その力を疑似的に生み出す機能を…

 その効果は絶大、しかし義体とメンタルの調子が激しい諸刃の剣だ。

 

ペルシカ「この状態にはならない事を祈るわ。私からの命令よ。()()()()()()()()()()()()()()()。スミスが助かっても貴方が死んだらスミスが悲しむでしょ?」

 

バルカン「大丈夫だ!なんだかんだ生きて帰ってくるからさ!」

 

 バルカンはペルシカの目の前で鉄血化、そして大物殺し(ジャイアントキラー)を作動確認を行った。

 

 バルカンのオッドアイの目は静かに復讐に燃えていた。恋人を奪い四肢を切り落としたコレクターに…。




疑似強化改造形態

 キューブ作戦時の処刑人のデータを元に戦術人形の戦力を大幅に増大させる機能。
 しかし、義体とメンタルの消耗が余りにも激しくなる事が分った。 
 バルカンは無理を承知でペルシカに頼み込みこれを付けて貰った。

 この時、バルカンはキューブ作戦の処刑人の様に紅い亀裂が入る。そして目が真紅に染まる。

 因みに鉄血化&大物殺し(ジャイアントキラー)で行くのはガトリング砲だと誤射するかも知れないからだ。


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