破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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バルカンと処刑人

 本来なら敵対している鉄血、それもハイエンドモデルの処刑人(エクスキューショナー)、そしてグリフィンの部隊、過剰な火力でイレギュラーを撃滅するEA小隊のM61A2バルカン。

 その本来なら戦場と化してもいい状況なのだが "お互いに裸でベットで寝ていた" …というある意味大惨事で何とも言えない状況な為手が出せない。

 

エクス「や、ヤってしまった…?この状況… ヤってしまったのか?俺!」

 

バルカン「ははは初めてを鉄血のハイエンドに取られた?嘘だろ?まさかな?嫌だぞ私…!」

 

 お互い混乱している為か最悪な事態しか考えられない。こんな裸でベッドに入ったとなるとそれしか想像出来ない。

 

エクス「流石に…女同士だ!百合セッ○スならノーカンだ!そうだ!そういう事だ!アハハハハ!」

 

バルカン「いや!そもそも裸でベッドにいたって事だけでヤった事にはならない!そもそも記憶に無いからな!まだ希望はある!」

 

エクス「そうだな!そうそう!」

 

バルカン「取り敢えず服を着よう!な?」

 

 昨日の夜の記憶はお互いに酔いすぎて記憶が飛んでいて分からない。その為、()()()()()()()()。と言う事にした。

 

 時間が少し経ち、バルカンと処刑人の二人は落ち着きを取り戻し服を着て、今後の事について話し合う事にした。

 

バルカン「まさか鉄血のハイエンドモデルが飲み友でしかも同じベッドで寝るなんてな… 」

 

エクス「潜入任務の筈がこんな間抜けな形でバレるなんてな… 記憶から消したい…」

 

バルカン「潜入任務?」

 

エクス「これ以上は聞かないでくれ…。まぁ、俺は酒場行って酒飲んでただけなんだけどな… 鉄血本部の物資が悲惨な事なってるのと外食の方が美味しいって事もあるが…」

 

バルカン「お前そんなことベラベラ喋っていいのか?裏切り行為なんじゃね?」

 

エクス「オーガスプロコトルを完全に切って民間人形のコード偽装してっから大丈夫だぜ。バルカン、だったよな?お前」

 

バルカン「そうだが?ここで殺り会おうだなんて考えてねぇだろうな?」

 

エクス「今武器一つ無いし酒を一緒に飲んで笑いあった奴を攻撃なんてしねぇよ。まぁ、戦場では別だがな」

 

バルカン「その方がいい、私も戦いたくねぇよ。出来る限りな…」

 

 敵とは言え酒を飲み交わし一緒に笑い合った仲を者と殺し合うなんて気が進まない。お互いの考えは一緒だったようだった。

 安心していいのか分からないがバルカンはホテルの部屋についている時計を確認した。何故なら今日の9時から訓練があるからだった。だが…

 

バルカン「そういや今何時だ?

 …12時…… だと…!急がなきゃしばかれる!絶対しばかれる!すまん!話は後で!」

 

エクス「お、おう… 」

 

 バルカンは死に物狂いにホテルの部屋から出てバタバタと慌ただしくホテルから出て訓練場へと向かった。

 そんなバルカンの後ろ姿を見ていた処刑人は昨日の夜の事を思い出しそうした。

 

エクス「……… あっ… 思い出したぜ!寝る時に暑いからって脱いだんだ服を!そしたらバルカンの奴が先に脱いで寝ちまってしもうどうでもいいや、って俺も一緒に寝たんだったな!なんだ〜てっきり敵と百合セッ○スしちまったと思ったぜ…

狩人(ハンター)とな別にしても…

 

 昨日の夜の事を思い出してホッとした処刑人だった。

 

 尚、訓練に遅れたバルカンは罰として昼飯抜きになり訓練量を2倍&50kgの重りが追加されボロボロにされた。

 その夜、ペルシカからDG小隊のノアの妊娠の話を聞き素直に喜んだが、禁酒だけで無く酒場への立ち入り禁止を伝えられショックを受けたバルカンだった。

 

 




今まで無茶苦茶やったツケが回ってきてますな…

そろそろ次章、いや次のステップへと向かいます…

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