S地区応急支援基地の霊亀隊との共同調査で分かる通り治安は最悪、四六時中犯罪多発、そしてお隣がE.L.I.Dとそれを狩る狩人の巣窟のS14地区……。
…と治安もお隣も最悪なS13基地の朝は1発の空砲で始まる。コルトSAAの空砲がリホの耳の隣で毎朝炸裂しているのだ。人形じゃ無かったら耳は相当危険な状況と化してる所だ。
日常業務は以外にも416やタチャンカが手伝ってくれるお陰で午前中には全て終らせる事ができた。
その為、暇だったリホはずっと保護している褐色肌の金髪の少女の所へ向かった。
リホ「おはような〜 元気しt… またやっとる…」
「おは… よう… り ほ …?」
最初は文字すら読めず、喋れなかったが教えるにつれて驚異的な速度で文字を書き、理解し話せるようになった。ただ、リホや他の戦術人形達を困らせる癖があった。
リホ「また銃とか工具とか色々な部品を集めて…… 返しにいくで」
「い や…!いや だ…!」
リホ「困る人がおるからな… もうなんでこう言う蒐集癖があるんやホント…」
知らない間に銃や工具、色々な部品、たまにどうやって持って来たか分からない戦車の砲塔があったりと蒐集癖が彼女にはあった。そして気に入った物は頑なに話そうとしない、流石に強引に引き剥がす訳にもいかなかった。
だからと言って基地から放り投げて追い出すなんて出来る訳がない、S13地球の治安は最悪だからだ。そんな町に放り出す訳にもいかなかった。
リホ「お願いやからもう止めて、な?頼むから」
「いや」
リホ「そ、そう…… (なんでこんな我儘なん?ってかコイツのアメジスト見たいな綺麗な眼… ずっと前に何処かで見たような気がするけど… 気のせいやな)」
宝石のアメジストの様な綺麗な瞳、そして最初に運ばれて来た時のアメジストの様な色が変色して紅く染まる瞳、リホは何処かで見た様な気がしたが分からなかった。
リホは彼女を叱り部屋から出た、そしてキノコ栽培している場所へ向かおうとした時、イライラし機嫌の悪いコルトSAAがいた。
コルト「はぁ〜、ヌカコーラが足りない〜、ヌカコーラ〜…」
リホ「(うわぁ… ヌカコーラの中毒症状出てるやんけ… )」
コルト「指揮官〜 ありヌカコーラ全部出して〜 今めっちゃイライラしてるのワタシ、何しでかすか分からないよ?ね〜分かってるよね〜 指揮官〜」
リホ「う、うん、分かっとる、ヌカコーラな?ウチのバックパックの中の予備の奴やホレ」
コルト「指揮官ありがとう!ヌカコーラ売ってるセキュリトロンのヤツが今日完売しててさ、買えなかったんだよ。他にお得意様が出来たんだってさ… カチコミを掛けようかな?そうすればヌカコーラを沢山買えるしね☆」
リホ「や、やめてね!嫌な予感しかせえへんからな!絶対に止めてね!っていうか公の場に出ないでね!流石に不味い事態になるからの!
コルト「仕方がないな〜 ヌカコーラいつも出してるからその御礼に言う事聞いてあげるね」
リホ「あ、ありがとうな…(いや、指揮官なのに言う事聞いてあげるって… まぁ、事を起こされるよりええか)」
指揮官なのに上から目線で言われた事に引っ掛かったが、何もないのに越した事さないと考えた。
リホ「(本格的に過去を調べへんとアカンなこれは…)」
どうしてこうなってしまったのか?リホはその事について詳しく調べる事にした。