破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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コラボどしよ?

取り敢えずやれる所まで行くとしますか!



時空の歪み

 暑い日差し、白いパラソルの下警戒するリホの事を気にせず、賢者(ソホォス)は紅茶を嗜みマカロンを食べ合わせながら優雅に話を始めた。

 

ソホォス「さて… ワイルドハニー入りのタージリンはお口に合ったかしら?」

 

リホ「滅茶苦茶美味しいし時間を掛けて味わいたいけど…… 生憎アンタと前だと美味しさ半減やな」

 

ソホォス「あら残念、御近づきの印と思って持って来たのに… 」

 

リホ「そもそも何処の誰か分からない奴がこんな最高級品のオンパレードな蜂蜜入りの紅茶を御近づきの印って逆に不安になるわ。それより要件をさっさと言えばええやろ」

 

ソホォス「害を成す気なんて毛頭無いのだけど…… まぁ、そうね。要件を話しましょう」

 

 

 賢者(ソホォス)はティーカップを皿の上に置き、リホに面と向かって喋り始めた。

 

ソホォス「最初はワームホームの事ね。貴方気軽に使ってるわよね?」

 

リホ「そうなや」

 

ソホォス「あの使い方なら別に問題無いわ。問題はワームホームの真の力よ。下手したら "歴史すら捻じ曲げる力" なのだらね。」

 

リホ「ワームホームって空間を繋げて終わりな奴やろ?真の力?意味が分からへんな。」

 

ソホォス「その様子だと気付いていない様ね…、ワームホームは時空のある一点から別の離れた一点へと直結する空間領域でトンネルのような抜け道なのよ。」

 

リホ「ただそれだけやろ?」

 

ソホォス「ただそれだけなら私は来てないしこの事は話していないわよ。

 …ワームホームは時空に干渉する、その力を使えばタイムトラベルすら可能なのよ。」

 

 その時の賢者(ソホォス)の言葉や顔は胡散臭いものでは無く、真剣そのものだった。そんな賢者(ソホォス)にリホは混乱し落ち着く為に紅茶を軽く啜った。

 

ソホォス「あと、この時間軸で時空の歪みがあって不安定なのよ。私はそれを直す為に来たんだけど〜… もうコレ下手に手を付けるより放置した方が早いわね。気掛かりなのは悪魔が蔓延る魔界に繋がったのが不確定要素ね。それと下手したらもっと危険な世界と繋がっている可能性もあるし…。

 この事を察知して動き出してる輩がいる…。

 …つれぇですわ…。時空の管理を押し付けやがって◼️◼️◼️◼️◼️…。ただでさえ国家予算回したり面会とかで忙しいのにこんな時空の管理って一歩間違えたら人類破滅エンドな奴を押し付けやがって…。黙って◼️◼️◼️◼️◼️城で寝てりゃいいのよ!あんの我儘お嬢様…!」

 

リホ「た、大変なんやな…」

 

 話し始めたらと思ったら長い愚痴を聞かされる羽目になった。かなりのストレスが溜まっていたのか喋り終わった後には顔が清々しい雰囲気になっていた。……まぁ、それでも胡散臭い事には変わりないが。

 

ソホォス「はぁ〜〜…、スッキリしたわ。ありがとうね30年前の……

 …おっとこれ危ない危ない…。うっかり喋る所だったわ。私からの約束よ。ワームホームに関係する技術や道具を破壊しなさい。タイムトラベルを出来る様にまでなったら絶対に人類やらかす。絶対に歴史を変えてしまう。そんな事態は起こしてはいけない。タイムトラベルなんて人間には過ぎた力を持たせる訳には行かないからね。あと龍の血(ドラゴンブラッド)の件もよろしくね。

…じゃ、またお会いしましょうね♪」

 

 賢者(ソホォス)は椅子から立ち上がり指を鳴らした。その瞬間、パラソルやお菓子が乗っていたテーブルは消えた。賢者(ソホォス)もいつの間にか居なくなってしまった。ふと下を見てみると小柄の瓶が一つそこにはあった。

 

リホ「『ワイルドハニー、みんなで仲良く分けてね♡』

 …夢だと思いたかったけど夢やなかったんだなこれ…(現実逃避)」

 

 リホは現実逃避したかったが目の前にある瓶のせいで夢では無いと確信せざるを得なかった。

 

 この後、ヒマラヤ産のワイルドハニーを皆んなで分けて食べた。天然物の為か大人気ですぐに瓶は空になってしまった。

 

 




リホッチの任務
龍の血(ドラゴンブラッド)破壊

ワームホームに関する技術、道具の破壊→New!


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